6月29日(火)
東京練馬~大洗~苫小牧
去年とほぼ同じ時期にまた、北海道ツーリング。
午後11時には床につくが、ほんの1、2時間寝ただけで目が覚める。もう少し寝なくてはと思うが、結局、朝3時に起床。雲天。荷物をバイクに固定したりで、午前4時前に練馬を出発。外環から常磐道。
東京練馬~大洗~苫小牧
去年とほぼ同じ時期にまた、北海道ツーリング。
午後11時には床につくが、ほんの1、2時間寝ただけで目が覚める。もう少し寝なくてはと思うが、結局、朝3時に起床。雲天。荷物をバイクに固定したりで、午前4時前に練馬を出発。外環から常磐道。
雨に降られることもなく、午前6時前には大洗のフェリー乗り場に到着。今回は往復とも大洗~苫小牧のフェリーを使うつもりだ。30周年記念で、料金は40パーセントオフ、2等寝台、バイク代込みで片道12000円強。約20時間の船旅。復路18日もすでに予約済み。
午前7時から乗船案内の窓口が開くようで、それまで波止場をバイクでブラブラ。停泊していた沖合からフェリーが乗り場にゆっくり接岸する様子を見学。船体は老巧化しているのか、あちこちから赤い錆が流れている。どうやら日向~川崎間に就航していたサンフラワーと同型船のようだ。ヒマワリをイメージした同じデザインが船体に描かれている。ここ大洗からのフェリーも船名がサンフラワーとなっている。
午前7時、手続きを済ませる。出航は9時、バイク乗船までは時間があるので、待合室でカミさんの握ってくれたオニギリ(ウナギ、タラコ、ウメ)に、ウィンナ、だて巻きタマゴ、などをぱくつく。8時半、乗用車の乗船がすんでから、バイクもあとに続く。バイクは全部で15、6台くらいのものか。列の一番前には、ハーレー・トライク2台を含んだおじさんハーレー軍団(60歳代か?)が陣取っている。8時くらいから埠頭に並んで待っていたが、搭載オーディオで演歌をがんがん鳴らし続けている。見ると制服らしきお揃いの革ジャンもぴっかぴっか。ヘタに声をかけるでないという雰囲気が、演歌の音と共に流れてくる。
FZ400のあとに続きフェリーに乗りこみ、無事、バイクを固定。メット、タンクバッグを持って客室にいく。指定されているB寝台に荷物を置き、すばやく風呂。一番乗りかと思ったが、すでにおじさんが一人いる。
「さっさとはいって、ビールさねえ」
などと言っている。
すでに湯が溜めてあったが、かなり熱いという。水でぼそぼそ埋めても、おっつかないらしく、結局、そのおじさんは湯には浸からずにそのまま出ていく。残った自分は、ばかすか水を埋めて、広いステンレス浴槽に一人で浸かる。10人は楽にはいれそうだ。なんか、気持ちいい。湯の水面がぐっと斜めになったことで、船が出航したことがわかる。
午前11時半、残りのにぎりめしをサンデッキで食う。内部の造りも、日向まで就航してフェリーとまったく同型のようだ。いや、ひょっとすると、同型というよりも船会社間で売買して、以前乗ったことのあるフェリーそのものではないか。船内の傷みぶりを見るにつけ、どうもそんな気がしてくる。そんな想像の中、フェリーは静かに北進を続ける。メシを食うと、他にやることなし。ベッドに戻り、本勝さんの「北海道探検記」など読みながらうだうだ。睡眠をとってないせいか、じっと本を読んでいると、船酔いになったように気分が悪くなる。仮眠をとる。
午後5時半にはバイキングの夕食。
だが、これが高くて口に合わない。種類は豊富だが、中華はどの品もすべて同じ味付け、塩ジャケは塩に何年漬けていたんだというくらい塩辛い。他の食材もどことなくもそもそしている。エビフライにいたっては目測、衣80%という有様だ。身は尾の付け根に、しおれたような細い肉片がわずかにくっついているだけだ。尾と身は別々に成形したやつじゃないかと思うほど。これで1600円。次に食うのをためらうほどだ。
午後10時には横になるが、夜中2時半にはぱっちり目が覚めたりする。
もしかして、当時、どこかでお会いしていたかもしれませんね!