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信州味噌がある生活~(株)丸世醸造場

澄んだ空気と清らかな水、豊かな自然の中で造られた「マルセの味噌」は、無添加・自然派志向の信州味噌です!

原発事故と味噌

2011-05-08 23:25:12 | 味噌のこと
今回の東北・東日本大震災の大きな被害について、被災された皆様にお見舞い申し上げるとともに、ご家族と離れ離れになられている方々が、一日も早く再会できますよう、また一日も早く生活の基盤を立て直すことができますよう心よりお祈り致します。

その後原発問題が大きく取り上げられ、私たちの日常生活についてもいろいろと少なからず影響が出ていますが、今日は、『原発と味噌』について書かれた本と興味深いお話しをご紹介させていただきます。

1986年のチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故による放射能汚染被害は広い範囲におよび、問題とされたのがヨウ素131とセシウム137による被曝でした。ヨウ素131は、甲状腺が特異的に被曝を受けるため、子供たちの間にガンなどの深刻な影響をもたらしました。またセシウム137は、遠くまで飛んで水や食べ物を汚染しました。
ヨウ素131は半減期が8日で自然と消滅しますが、セシウム137の半減期は30年で、土壌を徹底して洗浄しないと、どんどん土壌に累積し、土壌から植物に吸収さると言われています。

チェルノブイリの爆発事故後、欧州諸国への味噌の輸出量が急増しました。

それは1945年広島と長崎で原爆が投下されたとき、長崎の聖フランシスコ病院で、戦時下の備蓄食料としてワカメと味噌を備えていたため、毎日ワカメの味噌汁を飲んでいたところ、原爆症の被害が少なかったという記録が残されていたためです。
その時の病院の医院長が書いた「ナガサキ・1945」という本が当時イギリスで売り切れになり、それを読んだ人たちが味噌を買いに走ったようです。

また味噌が持っている放射性物質を体外に排出させる作用は、広島大学の伊藤昭弘教授の研究グループにより動物実験によって確かめられています。
ヨウ素131やセシウム134を投与したマウスに味噌を加えたエサを食べさせたところ、味噌エサを食べさせなかったマウスに比べ、放射性物質が体外に排出されるのが早かったそうです。

なんだか日本人が食べてる味噌はすごそうです。
ワカメの味噌汁で今の現状を乗り切りましょう!
今後も興味深い味噌の話題をお届けして参ります。


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