旅の途中で

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ゲド戦記

2006年08月12日 23時56分14秒 | 映画
今日は、てけてけちゃんと一緒に「ゲド戦記」を見てきました~~

注!ここから先、人によっては気分を害されるかもしれません。
今回の映画化に非常に満足されている方は、読まない方がいいと思います!
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私、子供の頃にゲド戦記の原作を読んでから、この物語には特別な想いを持っていたし、本も何回か読み直していた。
もうほんとに大好きで宝物みたいな本。(まじで超おススメです~~

でも、もうずいぶん長い事読み直してなかったので、結構中身も忘れてて(^^;
だから映画を見たときも、断片的に記憶があるんだけど、原作に忠実なのかどうかよくわからなかった。

それで、家に帰ってから本を引っ張り出してきてパラパラとめくってみると、多分ゲド戦記3巻(さいはての島へ)と4巻(帰還)あたりを中心にして、いろいろ脚色してあるのかな?って感じだった。

内容は、結構おもしろかったと思う。絵も綺麗だし、すごくまじめに作ってるし。
でも、ちょいマニアック?(笑)とも思ったり。
多分原作を知らない人が見ると、「?」な部分も多かったのでは・・・(想像ですが)

というか、ゲドに愛着を持ってくれるかどうかが謎だ。
原作を読んでて、少年の頃からゲドの歴史を知ってる人はいいと思う。
いきなり映画で中年のおじさんが出てきても、そこに至るまでのゲドを重ね合わせて見られるから(私はそうだった)。

でもねー、いきなりゲドと初対面した人にとっては、「大きな魔法も使ってないのに大賢人?」「名前がハイタカ?ゲドじゃないの?」って感じじゃないかなーと
それにテナーとゲドの関係とかね!テナーの過去もすごいんだよ!
あと、アースシーの世界もすごいんだよ!

映画的には若いアレンとテルーが主役でいいんだろうけどね。
でも子供にはちょい難しいかもね?作風も地味だったし。

やっぱり、「ゲド戦記Ⅰ~影との戦い~」を宮崎駿監督にぜひ作ってもらいたいなーなんてね。思ってしまったわけですよ!
こっちの方が映画化しやすいんじゃないの?って思うんだけどなー。
魔法もいっぱい出てくるし、魔法学校(!)っていう魅惑的な舞台もあるし、ゲドの活躍も見られるし。

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この記事を書く為に、ゲド戦記のサイトに行ってみたんだけど、なんとル・グィンの方から映画化しなかっていう打診があったんですってね?!
・・・・ココだけの話、多分ル・グィンは宮崎駿監督の作品を見て、彼に映画化してほしいって思ったんじゃないかなー・・・?
と、思わずにはいられない、宮崎「駿」監督ファンの私・・・

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でも、フォローじゃなくて本心だけど、映画自体はすごく真剣に作ってる感じが伝わってきて、いい作品だったと思います。