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すごぶるお久しぶりです…m(__)m

2006-11-08 | ●マルのふしぎ…

まだ見にきている人、いるのかなあ。。。

ここんとこ、ずーっとブログ放置してしまってごめんなさい

実は、mixi(ミクシィ)のほうにばかり、行っていました。。。

mixiとは、Blogと違って、登録しないとそれぞれのページ(日記など)が見られない。
また、「友人まで」に設定すると、登録していない人には見られる事がないのだ。

また、誰が見に来たのかどうか「足あと」もあるから
イタズラカキコも迷惑メールも来ないのだ

デメリットといえば…
自分流にデザインや、かわいい絵文字がないって事ぐらいかな。

「噂は聞いているけど、、」と思っているアナタ。
私が詳しく教えますので、連絡入れてね~

mixiに登録している人からの招待メールがないと、そのサイトには入れないから。。

でもでも、ここブログでも頑張って更新して行くよ


ちょっとソコの手話通訳さん!!

2005-10-18 | ●マルのふしぎ…

先月、会社で「人権研修」があった。
ウチの会社は、手話通訳者を派遣していただいている。
今回も3人、来ていただいた。

でもね…わかりにくい手話なので、毎回理解するのにひと苦労
それにじっとこっち見てくるから、睡魔と闘っている私は超アセアセ

今回は、眠たくならないように手話のチェックをしてみた。
そうすると睡魔もふっ飛ぶ
最近見つけたこの方法。ムフ。

文法とかのミスは、百歩譲ってまだ許せるけど…
単語のミスもあって、「そりゃないだろー!」ってのが何点かあったので、紹介します~。

「%」を、「÷」と表現。
 口話では「パーセント」と言ってるのに、手話は「÷」…。 なんじゃこりゃ

「たいへんな」。この時の意味は、「とても良い」という意味なのに、
 しんどい時に使う/大変/と表現。おいおい

一番あんぐりしたのが、3人の通訳者のうち一番後輩であろう30代の女性が、
「清め塩」を/きれい/ /塩/と表したときのこと。
 これも、まだまだ許せる。

それを見た先輩風の年配のおばちゃんが、
「ちょっと!/死/ /塩/ だよ!」っと突っ込んで来た。
それを見た私も、後輩の通訳さんもびっくり
えっ?えっ?見間違い?と、ついその後輩さんと顔を見合わせたよ。。

しかしその先輩、もう一度ご丁寧に「/死/ /塩/!」と言ってきた。
後輩風の通訳さん、一瞬困ってたけど、仕方なく/死/… /塩/」と言い直してきた。
あ、、ありますか!!!!
となりに座っていたろう者たちと、ねぇねぇ、「/死/ /塩/ってありえんよな!!」
って先輩風のおばちゃんに見えるように話した。

終わったら言ってやろうか、と思ってたんだけど、すぐさま会社の人が来てお礼の挨拶まわり。
とうとう言えずじまいで、会場を後にした。。。


えっ?本当の手話はどうなんだいって? 私なら…
  体にかける仕草をした/塩/で「/塩/葬式の時にもらう塩ねっ。」とひとこと説明を付け加えておいて、あとは/塩/ でOK。
 もし、途中で普通の塩が出てくる場合は、容器に入れた塩でふりかける仕草をした/塩/と使い分けたらOK~。

いかがでやんしょ?


口パクについて。

2005-06-15 | ●マルのふしぎ…
「口パク」。みんな、それを聞いたらまず、何を思い浮かべますか?

私は… 歌、アニメ、口話練習、かなあ。

と言えば、中学生の頃、大フィーバーしていた、ローラースケート滑りながら歌って踊れる「光GENJI」。(ふ、古過ぎ;)
「ほとんど口パクで踊ってるで~!」と、友だちのお姉ちゃん(聴)から聞いたときはビックリした。
踊りながらだと、声がブレちゃって歌にならないから、らしい。
ほぇ~。。と、カルチャーショックを受けたもんだ。
手話やったら…
踊りながら手話、それはできるかも
(実際どうなんやろう…私は踊れないので、ワカリマセン
ちなみに、手話で歌うなら、既にある聴者が作った歌の歌詞に手話をはめ込むような「手話コーラス」じゃなくて、ろう者独特の手話歌希望
*****
>>>過去ログ「手話コーラス?!」参照
*****
アニメ といえば、私はアニメが大好きで、特に「ドラえもん」は毎週かかさず見ていた。
その時いつも思っていたこと…

ドラえもんものび太君もみんな、口パクやなあ。
アニメ画家はみんなはめんどくさがりなんだなあ。そりゃ描くの大変だわな
と、
幼な心に、純粋に思っていた
こうゆう思いをしたのは、私だけじゃないハズだよねぇ?

ドラえもんやのび太たちがちゃんとしっかり口を動かしていたのなら、じ~~っと口形を読み取ろうとしていたに違いない。(もちろん100%わかるわけないだろうが…)
これって、口話教育読話訓練の名残じゃん

アニメ手話だったら…?
これもかなり大変や
手の動きや表情だけじゃなく、眉の上げ下げ、あごの引き・出しや向きなど、
複雑な動きが必要だもの…

お茶くみ。

2005-04-08 | ●マルのふしぎ…
私の職業はフツーのOLで、事務業をやっている。
時々会議室への“お茶くみ”を頼まれることがあり、
今日も部長から頼まれ、行ってきた。

お茶っ葉をきゅうすに入れて、お湯を入れ、お盆に並べたコップに注ぎ込み、準備万端!

その時いつも悩む事。

# ドアを開ける前のノックの力加減はどうしよう?

 →ドアを開けたとたん一斉に私の方を見て、怪訝そうな(?)顔をされた事があった。
  ノックの音が大き過ぎたのか、それとも小さ過ぎて突然の侵入者に驚いたのか…?
  
# お茶を差し出す時、どうアピールしよう?

 →音を立てないようしずしず歩いたためか、はたまた会議に集中していたのか
  私の気配に気が付かず、突然にゅっと差し出された私の手に驚き体をビクッ!!
  私もびっくりしてお茶をこぼしそうになった事があった…(-_-;)


最近の私は、ドアを一応ノックし、(聞こえてるかどうかはわからないが;)
その人の視界に入るよう、またわざと音をたててから、お茶を差し出すようにしている。

だからいつも“お茶くみ”をする時は緊張感でいっぱいに。
そんなこんなで、今日も無事にお茶をこぼさず配れたゾ!

はぁ…ろう者だけの職場やったら、こんなにも気を遣わなくて済むのにな。

私が受けてきた教育…

2005-02-03 | ●マルのふしぎ…

私はろう親を持つデフファミリー。父の親もろうだったが、母は聴の親で、ろうの兄が居た。
そして、妹は聴者だ。つまり、コーダ(※ろう両親のもとで産まれた聴児)である。

私は、産まれた時は聴こえていたらしかったが、1歳の頃、転落事故で高熱を出し、
「ろう」となった。
父はあまり気にもとめなかったが、母は、同じ苦労をかけたくないとの思いから、聴者に戻すため必死に病院などをまわったそうだ。
なす術もない事を知った母は、観念したのか私を地域保育所から地元のろう学校幼稚部に転校した。
あまり記憶にないが、ろう学校に入ってから補聴器を付けた。

家では手話、学校では口話(友達との会話はもちろん手話)の生活を送っており、
口話訓練や読話テストは、そこそこ出来ていた。
上手にできると先生に褒められ、ご褒美ももらえて嬉しかったのを覚えている...。
それは、言語が違うから面白かったのかも知れない。
〝英語〟も興味を持ったよね?それと同じみたいなの…。

小学2年か3年生の頃、近所に同級生のコーダが居て、
妹も一緒に毎日遊んでいる時、
「どうしてマルちゃんだけ違う学校なの?一緒の学校だったら学校でも遊べるのに」
と言われたのをきっかけに、両親に転校してみたいと言ってみた。
母は喜び、すぐ学校へ交渉したが、当時の校長先生は転校をあまり勧めていなかった。
(今思うと、素晴らしい先生だ…)

5年生の時に校長が変わり、許可が降りた。6年生から地域の小学校へ通いはじめた。
転校したばかりの1学期は、クラス全員がゆっくり話しかけてくれたり、優しく接してくれたりで、気持ちがよかった。
でも段々、友達の様子が変わってきた。
友達の言っている事がわからなくて「え?今の何て?」と聞いたら
「後で言うね」「今のはマルちゃんには関係ないから」…。
それが苦痛で、だんだん『わかったふり』をするようになった。

ある時男子生徒が、私にわからないように早口で
「お前なんか一発じゃ」
(一発でお見舞いしてやる みたいな意味だと思う。)
と言ってきたのをたまたまわかった私が、
「なんでそんなん言うんや」と反論すると、
「お前聴こえてるやんか。今までわからないふりしとったんか」
と言われたり
女子友達からは、私と会話するのがめんどうになったのか 避けられたりで、
とうとうひとりぼっちになってしまった…。
その頃からズル休みもするようになった。

中学進学では、母に気遣ってろう学校には戻らず難聴学級のある学校に入った。
その頃の私は、音楽も聴いていたし、特定の人となら電話もしていたので、補聴器は完全に体の一部になっていた。
が、やっぱり口話を読み取るのにいつも必死だった。
だんだん本当の自分を出せないでいる事に限界になり、そしてある事件をきっかけに私は登校拒否を起こすようになった。

その事件とは--。

難聴学級での数学の時間。あいかわらず口の動きが早い先生の話について行けず、
スキを見ておしゃべりをしては、しょっちゅう怒られていた。
ある日、「今勉強の時間やろ!」と怒鳴られ、
「先生の言っている事がわからないもん」と言ったら、
おもいっきりひっぱたかれた。
よけようとして、手に持ってたシャーペンも折れたほど。

本当に納得いかなかった。
絶対、ろう学校に戻って見返してやる!!

再び戻ったろう学校では、手話が当たり前のように飛び交っていて、自由気ままに意思疎通がき、
やっと開放されたような気分だった。

だがしかし、「やっとわかりやすい勉強が出来る!」と楽しみにしていただけあって、
手話のない授業に幻滅したと同時に腹が立った。

教師の殆どが手話を知らないなんて!ここはろう者のためのろう学校なのに!

皮肉にも?ろう学校で習得した口話・読話で、先生との口論や他の生徒と先生との通訳もしていた。

「私たちに理解できる言葉、手話での授業を!」
と、全校生徒・先生が集まる生徒総会(だっけ?)で、話したところ、
「手話を覚えようと努力しているが、なかなか…」とか、「社会に出る前の試練」と言われたり。

卒業後、学校に遊びに行った時「日本手話での授業を!」と話したときも、
「あなた達がしゃべれたり日本語力がついたのは、口話教育のおかげよ」
と言われたり…。

就職してから身にしみて思った事。
残存聴力を活かした口話や読話だと、すれ違いや失敗が起こる。
はじめからまったく聴こえず、まったくしゃべれないほうが、筆談だけに集中できて誤解などが生じないのでは…と思った。

だから私は、声を出すのをやめ、補聴器もやめていったのです。

でも、たまに好きだった音楽が聴きたくなる。
たま~に、声を出したくなる。(笑)
これぞまさに補聴器中毒の名残、ろう教育の被害者なのです(;_;)

だから補聴器や口話は、物心つくまで、親ではなく 子ども本人の判断に任せて欲しいと思います。

手話コーラス?!

2005-02-03 | ●マルのふしぎ…

ある人から、「手話コーラスをやりたいので、教えて下さい!」とお願いされた。
私は音楽を聴くのが好き。ボリュームを大にして、体感でリズムを感じて自分なりに楽しんでいる。
でも、手話で歌を教えて!って言われると…非常に困る。
日本語を日本手話に変えてリズムに合わせるのは難しいんです…。
例えば、日本語に手話単語を当てはめた手話(日本語対応手話)、いわゆる「直訳」。
これは見ていて何だか棒読みみたいで、ややこしくて違和感がモンモンと…(>_<)
はっきり言って面白くも魅力も全然ない。

以前「世界にひとつだけの花」を頼まれたことがあり、日本手話で試みたのですが、歌詞が多くてダラダラ長くなっちゃう。
わかりやすく言えば、いわゆる「意訳」。

やっぱり、聴者が考えたふつうの歌だと、難しいんだわ。

「しゅわっち」でやっている“しゅわっちリズム”は、日本手話で歌を作っています。
これが本当の ろう者が楽しめるろう者のための手話コーラスなりよ♪

幼稚園や小学校・手話サークルなどで流行っているコーラスは、聴者が楽しむためのものであって
私たちには楽しめないのです…。

と言う訳で、この場を借りて、手話コーラスの指導は他の人にお願いして下さいm(__)m