豊田真大のVOICE OF JOKER

僕たちはひとりではない

シャンカラ

2014-04-05 15:07:58 | 日記
こんにちは!


釈迦に就いての知識は、如何でしたでしょうか。


ああ、釈迦でしょ。

もう釈迦のことなら十分知っていると言われている方!


意外に知らないことの方が多いですよね。

僕もそうなのです。

なんとなく不正確で不確実な知識と言葉を持っているから、理解が進まないのであります。


悟りが証りであったり、菩提樹の下で瞑想ではなく、観想であったり。

達した境地が降魔成道であったりするのです。


そして釈迦、最後のアドバイス自灯明、法灯明が『欲と憂い』とを捨てるためにあったのです!

たった少し、学ぶだけで、この理解の違い。


しかも自灯明は、身体、感覚、心、諸法を観て、よく気をつけていることなのです。


すると証りが発動する(爆笑)



さて、本日はシャンカラさんです。

この方は、ほんの数日前まで知らなかったのです。

博士の記事を投稿してから知ったのです。

ラマナ・マハルシ、ニサルガダッタ・マハラジ、アジズ、フーマン等々、諸々の賢者、聖者に連なる大哲学者。

この人は学んでおかねばいけないでしょう。

たぶん、基本です。



一切の事物は実在しない!



  シャンカラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 初代シャンカラ(Adi Shankara、700年頃-750年頃)は、マラヤーリ人の8世紀に活躍した中世インドの思想家。梵我一如思想、不二一元論(アドヴァイタ)を提唱した。


 概略

「神の御足の教師」として知られた彼は、アドヴァイタ・ヴェーダーンタ哲学の教義を強化した最初の哲学者であった。彼の教えは、原因を必要とせず存立するところのブラフマン(梵)と、アートマン(我)は同一であるという主張に基づいている。スマートラの伝統において、インド神話ではシャンカラはシヴァ神の異名である。
 シャンカラは、講話と他の哲学者との議論を通して自身の教えを伝達するため、インド各地を旅行した。彼は、ポスト仏教としてのヒンドゥー教とアドヴァイタ・ヴェーダーンタ哲学の布教の歴史の発展において、重要な役割を担う4つの僧院を設立した。
 今日においても全てが現存しているというサンスクリットで書かれた彼の著書は、アドヴァイタ(非二元性)の教義を確立することに関するものである。しかし、300点を超える著作がシャンカラ著に帰せられているものの大部分は偽作と考えられている。主な著作は、ヴェーダーンタ派の根本聖典に対する現存最古の注釈『ブラフマ・スートラ注解』である。このほかシャンカラの真作と考えられる作品には『ブリハッド・アーラニヤカ』など、古ウパニシャッドに対する注解がある。シャンカラは教えを説く際に、ウパニシャッドや他のヒンドゥー教の聖典の広範囲から引用をおこなった。独立した著作物で彼の真作と思われるものとして『ウパデーシャ・サーハスリー』がある。これは、サーンキヤ学派や仏教に近い立場からの批判に対する反駁を、その内容としている。
 シャンカラはヴェーダーンタの代表的な哲学者であるが、その思想は仏教との親近性が高いといわれる。歴史的にみれば、彼は仏教哲学をヴェーダーンタ哲学に吸収する役割を担ったともいえる。


 生涯

 シュリンゲーリのシャンカラ派総本山伝説では、インド半島南部のケララ州カーラディの地でナムブーディリというバラモン階級の子として生まれたといわれている。幼少時に父を亡くし、出家してゴービンダに師事した。そののち、上述のように、全インドを遊行のために旅しており、そのなかでパドマパーダ、ハスターマラカ、トータカーチャーリヤ、ヴァールティカカーラという4人の弟子を得た。
 シャンカラは、東西南北に4つの座を設け、4人の高弟をそれぞれに配置した。その座は、現在は「シャンカラーチャーリヤの座」と呼ばれ、ヴェーダーンタを体得した人でないとその座につけないので、空座になることも多い。また、その座についた人をシャンカラーチャーリヤ(アーチャーリヤは「先生」の意)と呼ぶこともある。直訳すると「シャンカラ(の)先生」となり、初代のシャンカラを表すときにはアーディ(「初代」の意)をつけて区別する。
 シャンカラは正統的なバラモン教の歴史のなかで初めて僧院を建立した人物である。ヴェーダーンタ派の僧院は現在インドの各地にあるが、総本山はカルナータカ州のシュリンゲーリにあり、そのほか東部のプリー、西部のドヴァーラカー、ヒマラヤ山脈地方のバダリナータ、タミル・ナードゥ州のカーンチに主要な僧院が建てられている。
 伝説ではヒマラヤ地方のケーダールナータの地で入滅したといわれている。


 思想

 ヴェーダーンタ哲学の不二一元論の立場を確立したインド最大の哲学者シャンカラは、原因を必要とせず存立するところのブラフマンと、個人の本体であるアートマンは本来同一であると主張した。上述のように、仏教思想からの影響を強く受け、「仮面の仏教徒」と称されることがある。シャンカラが目ざしたものは輪廻からの解脱であり、その手段は、バラモン教の経典『ヴェーダ』の注釈書(奥義書)である『ウパニシャッド』の説く宇宙の根本原理であるブラフマン(梵)と個体の本質であるアートマン(我)とは本来は同一であるという知識である。現実の日常経験がこの真理と矛盾しているのは、この知識を会得しない無知(無明)によるとし、肉体をも含めた一切の現象世界は無明によってブラフマンに付託されたものにすぎないものであって、本来実在しないと説いて幻影主義的な一元論(不二一元論)を唱えた。不二一元論は現代にいたるもインド思想界の主流をなす教説として知られている。


 出典

 末木文美士 『日本仏教史-思想史としてのアプローチ-』 新潮社〈新潮文庫〉、1996年9月。ISBN 978-4-10-148911-7。
 前田専學 「シャンカラ」『日本大百科全書』 小学館(編)、小学館〈スーパーニッポニカProfessional Win版〉、2004年2月。ISBN 4099067459。
 日本語文献[編集]前田専学訳注 『シャンカラ ウパデーシャ・サーハスリー 真実の自己の探求』 岩波文庫、1988年
 『インドの「一元論哲学」を読む シャンカラ「ウパデーシャサーハスリー」散文篇』宮元啓一訳・著、<シリーズ・インド哲学への招待>春秋社、2008年
 湯田豊訳・著 『シャンカラ 原典翻訳および解説』 北樹出版、1993年
 島岩 『シャンカラ 新書.人と思想』 清水書院、2002年
 前田専学 『ヴェーダーンタの哲学 シャンカラを中心として』 <サーラ叢書24>平楽寺書店、1980年
 ルドルフ・オットー 『西と東の神秘主義 エックハルトとシャンカラ』 華園聰麿ほか訳注、人文書院、1993年


 専門文献

 中村元 『シャンカラの思想』 <インド哲学思想第5巻>岩波書店、1989年
 『決定版 中村元選集.第27巻 ヴェーダーンタ思想の展開』 春秋社、1996年
 湯田豊訳著 『ブラフマ・スートラ シャンカラの註釈』 上・下、、大東出版社、2006-07年
 金倉円照訳著 『シャンカラの哲学 ブラフマ・スートラ釈論の全訳』 上・下、春秋社、1980年.1984年
 前田専学編 『インド中世思想研究』 春秋社、1991年


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