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まーくの総合情報

各専門blogにとどまらない、総合的な情報

水害ハザードマップ、改訂へ

2005-09-14 | 近隣
G['05.09.10]に書いた、自治体の水害ハザードマップが不備だった、という問題。

さすがに行政側も誤りを認め、改訂するようです。
今回、東京都の元データでは、「50cm~100cmの浸水」と予測。
それが、地元自治体は
“簡略化するために”
(なんじゃ、その理由は???)
地図上で浸水予測地域としては記載しなかった。

その地域の半地下式マンションが水没。
(注:ただ、まーく はマンション側には
 決して共感できません。
 「間違ったハザードマップ」の作製は2002年。
 マンションの建設は「昭和40年代」との報道。
 「地元の人」に確かめれば、この土地で
 「半地下式マンション」など
 正気の沙汰でない
、のは常識でした。)

自治体の首長は誤りを認め、ハザードマップを改訂し、
地元に再配布する、とのことです。
『朝日新聞』['05.09.14]東京面

(注:水害情報インデックス

水害情報インデックス

2005-09-10 | 近隣
水害情報インデックスです。

今回、9月4日夜から5日未明にかけて襲った水害、浸水。
予想外の被害をもたらすとともに、意外な問題点も明るみに出てしまって。
まーく の総合情報 でも何度も取り上げました。

ここにその、インデックスを作ってみました。

G[05.09.05] 【災害】大雨だ!浸水だ!
G[05.09.06] 豪雨水害 東京の下水道早期整備が裏目に
G[05.09.08] 水害情報 まとめ
G[05.09.09] TV朝日 水害、地下貯水池報道に異議あり
G[05.09.10] ハザードマップ不備でも修正せず
G[05.09.14] ハザードマップ、改訂へ

ハザードマップ不備でも修正せず

2005-09-10 | 近隣
G[05.09.08]にも少し書きましたが。

今回の水害の地域、地元自治体が東京都の「浸水予想区域図」を元に、ハザードマップを2002年に作成している。
ところが、今回はそのマップでは安全とされた区域で低地の1階が浸水する被害が出ている。(G[05.09.08]にも書いたように、地元民にすれば、そこが危険なのは常識だったけどね)

どうも、都の元データをかなり簡略化したハザードマップにしてしまったらしい。
当然、わき起こる批判。『東京新聞』[05.09.10]に詳しく。

ところが自治体、
“マップは洪水のシミュレーション結果に過ぎない”
からと、改定・修正はいつになるかわからない、との対応。
今回の浸水被害の地図を作っても、配布やweb上での閲覧もさせない、との対応。

いくら何でもおかしくないですか?
なんでもかんでも行政を批判するのは無責任だけど(G[05.09.09])、それこそ
住民の生命・財産に関わることでは
情報公開や
情報の更新は
キチンとやってもらわないと
、困ります。

( → 後、自治体もハザードマップ、改訂する、G[05.09.14]との情報)

(注:水害情報インデックス

TV朝日 水害、地下貯水池報道に異議あり

2005-09-09 | 近隣
まーくは、この「総合情報」はあまり政治・思想的なサイトにするつもりはありません。

しかし、地元民の目から見て、あまりにひどい偏向かつ無責任なTV報道に憤りを覚えました。

9月4日~5日にかけて猛威をふるった水害の状況とまとめについては、
G[05.09.05]
G[05.09.06]
G[05.09.08]
でお送りしました。
この水害では災害救助法の適用も決まりました。
『毎日新聞』

今回、鍵を握ったのが、地下調整池。


排水を終えたそこが、


昨日[05.09.09]に、マスコミに公開され、それを機に様々な報道がなされました。例えば、
『時事通信』
『日本TV』
『フジTV』
『TBSTV』

『TV朝日』系「super J チャンネル」[05.09.09]でも放送。
(注:録画もせず、ネット上にも見あたらないため、記憶だけで書いています。まーく の記憶違いや正確な資料があれば、ご指摘ください。)

***

まず、この調整池は1時間雨量50mmを想定したもの。それが1時間100mmという“70年に1度”の大雨に見舞われた。それでも、まだ工事中の部分まで水を入れて、なんとかこの程度の被害で収めることができた。

これに対して、インタビューに登場した「地元」の男性。

“対応が遅すぎるんだよ!わかってたのに。”

これをTV朝日側、
“100mmもの雨が降るのはわかってたのに、対応しない行政が怪しからん”
と解釈。さらにこのテーマ終了時に男性コメンテーター、
“9月1日防災の日に、いろいろ訓練をしますけど、そんなことより優先して取り組んでほしいですね”
(という意味の発言。ごめんなさい、正確ではない、と思います。)

***

あのう、100mmもの雨が降る、と降雨の初めに、あるいは数日前にわかっていたとして、それで行政に何ができた、というのでしょうか?
増水警報や避難勧告はされましたし、不動産・家財に被害が出るのは、防ぎようがないのですが。

都市気候と温暖化の影響で、集中豪雨が増えている。1時間50mmの基準を見直すべきだ、というのは一理あります。
しかし、東京都の河川全体では、50mm基準での対策完成がまだ6割なわけで。ここだけ優先して100mm対策してはおかしいですね。

それにここだけでも、雨が1時間に100mm降っても溢れない川にするためには、莫大な費用がかかるわけで。

確かに浸水で家財が毀損した方は、お気の毒です。


でも、人が死傷したり建物が流されるほどの被害ではないわけで。

あえて言いますが、地元民から見て、この川は暴れるのが当たり前。(大昔からの常識です。)
この川沿いに不動産を買う・建てるのであれば、土台を高く築くなり、


1階部分は高床式にする、などの自衛手段をとってもらわないと。


家財を守るのは自己責任です。

水害常襲地を承知で住宅・オフィスを構え、あまつさえ地下室まで作り、そこを守るため、莫大な治水費用をかけるよう行政に要求する。
そんなことをされては、予算がいくらあっても足りません。

(注:低所得層が他に住むところがないので、仕方なく地価の安い低地に居を構え、家屋整備にも費用をかけられない。となると同情の余地はあります。しかし、それはそれで別個「マクロの所得分配」の問題。それに今回被害にあったのが、そうういった事情とは思えません。)

***

どうも、『TV朝日』の報道が、ことさらに行政の怠慢をあげつらっているようですが、ではどうしろ、というんですか?
あまりに無責任ではありませんか?

また、地元の防災訓練が主に行われたのは、9月4日の日曜日です。
それより根本的に、(主に地震)防災訓練をすることと、今回の水害被害に、なんの因果関係があるのですか?

行政なら叩いても文句が出ない、とばかりに、なんの定見もなく悪者に仕立てているだけ、ではありませんか?

『TV朝日』報道関係者に猛省を促します。

(注:水害情報インデックス

水害情報 まとめ

2005-09-08 | 近隣
2005年9月4日夜から5日未明にかけて、東京を襲った水害の記事をG[05.09.05]、あるいはG[05.09.06]に書きました。

その後、さまざまな報道や見聞したことをまとめてみましょう。
(9月7日の台風そのものの接近時には、特に被害が出なかったのは幸いでした。)

まず今回の水害でも活躍した地下調整池。『産経新聞』の報道によると、工事中のところまで利用、まさに限界まで大活躍だったらしい。それでも防ぎきれなかった。

↓地下調整池 取水口


↓今度は貯めた水の排水が続けられている


↓驚いたのは、1日の激流で砂泥が貯まり、川の湾曲部にこんな川原ができてしまったこと


お気の毒にも、被害に遭った家庭からは大量のゴミが。
↓使えなくなった家財や


↓畳も


↓川の周囲は泥が溢れ、泥水の生臭いにおいが今でも。


それから一部で報道されたのは、地元自治体のハザードマップが一部、不備だったというもの。これは確かに問題があります。

しかし、一番ひどかったのは。。
今回の水害、溢水したのは同じ水系のK川、Z川、M川、S川。

↓川の合流点


そのうちZ川の流域で一番、目立つ形で被害が。
マンションの1階部分が水没してしまった、という。
それ以外の流域でも、地下室に水が入り込んだ被害が。

でもね、まーくに言わせれば、それは当たり前のこと。

TV報道によると、昭和40年代、この地域で不動産を買った住民は不動産屋から
「河川改修が済んでいるから、洪水の心配はありません」
という説明を受けていた、という。
それで地下室や高くない1階を。

しかし地元ティー(ジモティー)に言わせれば、これは憤激、爆笑(ちょっと不謹慎だけどね)ものの大間違い。

そりゃ、それ以前に比べれば
「カミソリ堤防」


も整備され、下水道もできてドブも無くなり、水害への安全度は増したけど。
都市化が進めば地面もコンクリで固められるばかりで、豪雨の時にはかえって都市型の水害が起こりやすくなる。

昭和40年代の「地元の人」に聞けば、それくらい確実に教えてくれたはず。

だって、例えば幹線道路から比べて川沿いの住宅地は、こんなに低いところに立地してるんだよ!


↓水位が上がれば排水口からも水が噴き出してくるし


正直、川沿いそばは住宅やビルの建築に向かない土地。
それでも強いて建てるんなら、
↓土台をかさ上げして、これくらい1階を高く作るとか、


↓事実上、1階は駐車場だけにして、2階から玄関・居住部分を作るとか。


しなければいけません。
そうでない建物が被害に。

それで思い出した、九州有明海・諫早湾の水門の問題。
「水門を作らないと、農地や宅地が水害を受けるんだから、是非、必要!」
という意見に対して、井沢元彦.氏。
「水害が怖いなら、農地や宅地を安全なところに移転させ、跡地を遊水地にすればいい」
農地がむしろ余っている今の時代、その方がよっぽど効率的。

日本全体では人口が減り始める、とはいえ東京の住宅地は余らないでしょうが、それでも地価は下がる。
こういう「水害常襲」や「断層直上」の土地は、買い上げて公園・遊水地を作る、あるいは高床式建物にする。
という方が、延々と堤防・地下貯水池をつくるより、よほど効率的(費用対効果が高い)に思えました。

(注:水害情報インデックス