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中国次世代の指導者か?李書磊は78年北京大

2017-05-05 | 各地域(世界)
雑誌『SAPIO』(2017年6月号)に注目する記事が載っていました。
「「ラストエンペラー」習近平の難局」
という、中国問題ジャーナリスト、相馬勝さんによる連載。
今回は、「習近平後継に急浮上した」李書磊(リ・シュレイ)という人物を採り上げる。
1964年生まれだが、習近平の最側近で要職を歴任。10年後に習近平後継か?という分析。
この人物について詳しく知りたい方は、中国政治専門のページをご覧いただくとして、私が注目したのは。

記事中にも出て来たがこの人物、1978年に北京大学に入学してるんだよね。これは、ものすごいこと(人)です!
えっ?歳の勘定が合わない、って?
もちろん、「14歳時点で飛び入学を許可された」ってことなんだけど、
実は注目点はそこじゃない。
「1978年に」という部分です。

相馬さん自身は中国問題の専門家だからもちろんご存知だろうけど、
記事中ではサラリとしか触れられなかったことで。
中華人民共和国では、文化大革命の影響で10年程度、大学入試が行われなかったんですね。
で、1977年に北京大学など大学入試復活。

中国全土で悶々としていた有能な青年たち(約10年分)が
1977年、一斉に入試にチャレンジ。というわけで、
「1977年に北京大学に合格しました」と言ったら、
これはもう普段の年の10倍近い難関(競争率)を突破した
ウルトラ優秀な人たちだ、と評価されること間違いなし。
1978、79年あたりで合格した人も、それに準じる。

で、この李書磊。再開第2期の1978年に、特例として14歳で北京大受験を認められ、合格している。ある種の能力が極めて有能なことは間違いないね。

ただ入った学科が「図書館学科」で文学・歴史を学び、修士・博士課程修了後、「中央党校」で教授になり、習近平の「スピーチライター」として活躍・注目された後、行政幹部になった、と。うーん、中国共産党の仕組みは今いち、分からんな。

アメリカ黒人,roots探しがブーム

2009-01-11 | 各地域(世界)
オバマ大統領の当選をきっかけとしてか(?)G[2009.11.05]
米国の黒人の間で、自分の先祖、ルーツをたどるのがブームになっているそうです。
『NHK 海外ネットワーク』[2009.01.11]総合TVで放送。
そりゃ、かつて1960年代にAlex Haley氏がやったように、
「自分の先祖の奴隷が、売買された契約書」
を探し出す手法もあるけど。

注目すべきは、DNA鑑定。米国では、それでルーツをたどる専門企業もできているらしいぞ。
現代アフリカ各地の民族のDNAをデータベースにして。
それを、米国黒人の依頼者から採取したDNAと比較する。
と、、、

貴方のDNAは、ナイジェリアのイボ族と共通する部分が多いです

といった判定が下る仕組み。なるほど、こいつぁ現代的だ。
でもTV番組中、

米国の黒人奴隷は、言葉も名前も家族も宗教も捨てさせられました

っていうナレーションは、胸に染みたね。

新疆ウイグルは、東?西?

2008-04-08 | 各地域(世界)
北京五輪を前にして、チベットの政情不安が聖火リレーへの抗議活動にまで波及しているのは、皆さんご存知の通り。

ところでチベット自治区の「北隣」の新疆ウイグル自治区。そこもチュルク系ウイグル人による自治、さらには分離独立の動きもあるのは、知る人ぞ知る話。
チベットの政情は新疆ウイグルにも影響するのでしょうか?

ちなみに独立を目指す際の名前は、

トルキスタン共和国

もちろんこれは、旧ソ連領内に成立した「西トルキスタン」地方との対比。

ってなTVニュースを今日、見たところ。
出演のウイグル人。特に政治的な発言じゃないんだけど。

・ ヨーロッパ人(コーカソイド)の顔立ちで
・ トルコ風の衣装に身を包み、
・ イスラム教徒の、日に5回のメッカへの礼拝をすると、
・ 中国語で語ってくれました。


うーんこのハイブリッドさこそ、

西

だ。(おっと、「西域」というのも、漢(China)から見た呼び方だった。)