こんにちは
早いものでもう5月の連休のシーズンになりましたね。
今年は気温が低くて桜の花がいつまでも咲いていたせいか、いつもより連休が早く来たような
錯覚に陥ってしまいます。
前回の更新からずいぶん日数が経ってしまいまして、せっかくいらして下さったかた、申し訳
ありませんでした。m(_ _;)m
今回は、ドイツのベーカリーの店頭に掛かっていた吊り看板の写真ばかりを集めてみました。
パン屋さんとベーカリーは厳密に言えば違っていて、ベーカリーはパンやお菓子を自分の所で
焼いて売っているお店ですね。
そういった意味では、ドイツでは個人商店はほとんどベーカリーばかりだったと言っても過言
ではないと思います。
案外知られていないのですけど、ドイツはパンを焼くのが好きな国、フランス以上にパン作りに
熱心な国です。パンの種類は世界一多いと言われています。
↓まずは、ローテンブルクの街からです。
下の吊り看板はベーカリー・カフェのお店ですので、カフェの装飾用にちょっと綺麗な看板。
鳥の口ばしがくわえた先には、二匹のライオンが王冠を載せたプレッツエルという知恵の輪のよ
うなパンを両方から持っています。プレッツエルはドイツ生まれのパンです。
↓ローテンブルクは吊り看板のメッカと言われるほどたくさん掛かっていますので、このブログでも
看板と共に何度もご紹介した街。もうお馴染みのかたもいらっしゃるかと思います。
ドイツ中南部のロマンティック街道沿いにある、中世の面影を残した可愛い街。
ほとんどの建物が中世の時代のもの。古いせいか、旅の途中で気の休まるような街でした。
↓これもプレッツエルを二匹のライオンが。上と同じ図柄ですね。壁に沿って葡萄が成っています。
↓ちょっと見えにくいのですけど、看板の上下にプレッツエル。
↓上の吊り看板が掛かっていたお店です。
「backerei」と書いてあるのはドイツ語でベーカリーという意味。ベッケライと読むそうです。
↓上のショーウィンドーにも飾ってありますが、ローテンブルクの名物に「シュネーバル」(雪の玉)
という菓子パンがあります。
お菓子と言う人が多いのですけど、わたしは現地で菓子パンと聞きました。
観光ガイドブックにもよく紹介されている、シュネー(スノー)バル(ボール)です。
↓上の写真はお店のライトで赤く見えますけど、ほんとうは↓下の色。
ソフトボールより少し大きめ。平べったい生地をヒモ状に細長く切って丸めて揚げて、粉砂糖
をたっぷりまぶして白い雪の玉に。割るとすぐにほどけてヒモがはがれ、食べやすくなります。
サクサクとした食感で、ドーナツとクッキーを一緒にしたような珍しい味。
ボリュームがありますので、一個で満腹になりました。日本にも売っているお店があるようです。
↓下の看板は見覚えのあるかたもいらっしゃるかもしれませんが、以前載せたことがあります。
麦の穂が可愛いので、アンコールしました。やはりプレッツエルに王冠が載っていますね。
↓さて、ローテンブルクを出て、次はドイツの南西部にあるハイデルベルクへ行きましょう。
これもまた同じ図柄。こちらのはライオンが剣を交えていますね。
↓上の看板が掛かっているホテルです。ホテルの中にベーカリーがあり、ホテルの食事のパンも
焼いているのでしょう。ドイツパンって、ほんとうに美味しいと思います。
山の中腹にあるハイデルベルク城址へ行く途中に。
このロマンティックな風情の街は、ゲーテをはじめ文学者や哲学者にこよなく愛されてきました。
ドイツ最古のハイデルベルク大学は、戯曲「アルト ハイデルベルク」の舞台にも。
↓街はネッカー川の沿岸にあります。この橋はカール橋。
↓さて、最後はやはりドイツ中南部の、バンベルクの街にかかっていた吊り看板です。
またしてもプレッツエルとライオン二匹の同じデザイン。これは、何かありますね。
ベーカリーの組合に入っているお店の標示とか・・??
↓上の吊り看板は、まさにバンベルクの中心地に掛かっていました。
↑正面の古い建物は、レグニッツ川の上に建っている旧市庁舎。
この近くに、世界中のビールファンが集まってくるという有名なビールレストランがありました。
バンベルクはドイツきってのビールの名産地なのです。
中でも「ラオホビア」という燻製の香りのする燻製ビールが名物で、プレッツエルなど塩味のパン
をスナック代わりにかじりながら大ジョッキで飲んでいました。