皆さん、こんにちは
アメリカの大統領選、すごかったですね。まるで映画でも観ているようでした。
最終局面でどんでん返し。隠れトランプ支持者がいたなんて・・
アメリカの従来型の支持率調査は完全に外れました。でも、ウェブではトランプ優勢だったという
のですから、大手メディアは頭を切り替える必要がありそうです。
それにしても、トランプ氏はどんな大統領になるのでしょうか。
今回は前回に引き続き、チェスターの街をご案内します。
チェスターはイギリスの中西部、ロンドンから電車で2時間くらいの所にある古都です。
敵の侵攻を防ぐために、12世紀頃に街全体を城壁で囲んだ城塞都市になりました。
チェスターのように今も城壁が完璧な形で残っているのは希少なのだそうで、その城壁の上を歩い
て街を見ながら一周するのが観光の一つになっていました。
↓いざ、城壁歩き。結構高い所を歩いています。全長3.2km。1時間弱で一周とのこと。
↓下は、その城壁を街から見たところです。大体これくらいの高さでずっと続いていました。
下のアーチ型は城門。城門には守衛の兵士たちがいて、住民はここから街を出入りしました。
ここはノースゲート。城門は街の東西南北に計五つありました。
↓城壁の上から街を見下ろして。運河を運河用の細長いナローボートが運航していました。
チェスターは人口は8万人くらいの街です。
↓城壁の上に建てられたビクトリア女王在位60周年記念の時計塔の下をくぐって進みます。
この時計塔は前回、正面の綺麗な姿の写真をアップしています。
城塞のことはこの辺で終わりにしまして、街の中に戻りましょう。
↓左手の建物の前に装飾付きの吊り看板(ブーツの)が掛かっているのがお分かりでしょうか。
↓下の写真は、その吊り看板を拡大して撮った写真。鳥の口ばしが看板をぶら下げています。
わたしは装飾付きの吊り看板が大好きで、撮り集めた写真をブログで公開しています。
吊り看板には、それぞれの国の好みや特徴が自然に表れ出ていますので面白い。
↓ホワイトの装飾吊り看板は初めて見ました!
↓下は、ネイルサロンの吊り看板。紳士淑女のための、と書いてありますので男性もするのですね。
↓下は、木組みの家のお店に掛かっているレッドライオンの吊り看板。
レッドライオンは、北部のスコットランドの王室紋章です。
↓下はカトリック教会のチェスター大聖堂です。
↑チェスター大聖堂は、最初は900年代にアングロ・サクソン人が建てた修道院でしたけど、次に
ノルマン人が住み着いて1250年から建て替え始め、1540年頃に完成させたということです。
同じ島国でも日本は古代から単一民族で来ていますが、イギリスはそうではなくて複雑。
ご存知かと思いますけど、イギリスは国際的にはUK(ユーケー=UNITED KINGDOM 連合王国
の略)と呼ばれており、UKが一般的なのですが、日本ではあまりポピュラーではなくて未だに江戸
時代のエゲレスを使っています。
UKは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの四つの王国の連合体。
UKならば、単一ではない複雑さが一目瞭然ですし、国際的にも通用するのですけど。
↓下は、1892年に建てられたチェスターの市庁舎です。イタリアのべネツィアン・ゴシック建築。
日本の市役所とは違って、市庁舎はヨーロッパの街では今も昔も最も重要な建物ですので立派な
建築物が多く、必ず観光スポットとして挙げられます。
市庁舎前の広場では市場やX'マス・マーケット、集会等が開かれ、街の中心を司っています。
↓下は16世紀に建てられた老舗宿屋「パイド・ブル」の吊り看板。
レンガに白い窓枠の建物、ハンギングバスケットのお花に吊り看板、どれもがイギリス好みです。
↓最後に、前回も沢山写真を見て頂きましたけど、チェスター名物の木組みの家です。
↓拡大しますと、茶色の木のはめ込み方や白壁のお花など、とても凝っていることが分かります。
以上でチェスターの街を終わります。