何故だったのか。
亡くなった父が繰り返し繰り返し聴いていた。
父が好むような曲じゃなかったのに
「 鈴懸の径」
あのとき、父に悪いことをしたかな
反省はしないけど 今も思い出してしまう。
鈴懸。 落葉したあとは鈴のように実がなっている
鈴懸の向こうに透けて、冬の空は綺麗に見える
鈴懸の並木の空が美しかった
やっぱり・・・あのとき父に、悪いことをしたのだ。
謝る気もないけれど
「鈴懸の径」
佐伯 孝夫 作詞 灰田 有紀彦 作曲
友と語らん 鈴懸の径
通い慣れたる 学び舎の街
いとしの小鈴 葉陰に鳴れば
夢は返るよ 鈴懸の径