こんにちは。
夕方、すぐ近くでヒグラシの鳴き声が一匹勢いよく響きました。
いつも公園まで行かないと聞けないのに、住宅地に飛んで来て、どうしたことでしょうか。
そろそろ公園に聞きに行きたいと思っていたのですけど、風邪を引いていて出かけられませんので、
ヒグラシの声の宅配が届いたみたいで、嬉しいプレゼントでした。
今日は、豪華な装飾の付いた吊り看板をアップします。
わたしがこれまで撮ってきた吊り看板の中でも、豪華ベスト5に入ると思います。
↑ドイツのミュンヘンで撮りました。
まさに匠の技、マイスターの国ならではの力作。
ちょっと見え辛いのですけど、黒い木(?)の樽に道具や麦の穂などがさしてあります。
麦はビールの原料ですので、ビールの酒場ということを表しています。ビールを造る道具。
このような、樽に麦の穂の吊り看板は、他の街でも時折見かけました。
ミュンヘンは、南ドイツのアルプスの裾野にある、標高が高くて気温の低い街です。
ご存知のように、ミュンヘンといえばビール。世界に知られている生産地です。
レストランのメニューにもいろんな種類のビールがあり、燻製ビールなど初耳のビールもありました。
↓ミュンヘンのビアホールに入り、ショーを観ました。
歌や踊りの合間にジョッキで乾杯しているところです。このあと、一気飲み。
↓ショーでは、チロルの民族衣装で現地のダンスなども。
スイスの民族衣装に似ていますけど、スイスだけではなくドイツ・バイエルンやオーストリアなどアルプス
山麓に広がる地域の民族衣装なのだそうです。昔からこの辺りは文化的には繋がっているのですね。
これまでミュンヘンについては一度もお話ししていませんでしたので、今回ご案内します。
ミュンヘンはバイエルン州の州都ですので、近辺の他の街よりは人出も多く賑やかな都市でした。
↓下の写真は新市庁舎(写っていませんが)のあるマリエン広場です。
正面の赤い尖塔のある建物は、おもちゃの博物館です。
↓下のゴシック風の古い建物が新市庁舎。古いけれど新市庁舎です。
↓街の通りです。それほど高い建物はありませんでした。ドイツ全体がそうなのですけど。
↓ビール酒場の吊り看板をまた見かけました。
ビア樽にさしてある麦の穂が、先ほどの豪華吊り看板よりも鮮明に分かりますね。
↓下の劇場は、世界的にも有名なバイエルン国立歌劇場。
ここでは、オペラ(歌劇)やバレエやコンサートが催されています。
劇場の前には開場を待つ大勢の人たちが集まっていてワイワイガヤガヤとそれは賑やかでした。
↑劇場の前に大型バスが2、3台停まり、お客さんたちを降ろし始めました。
どうやら、地方から観劇客を運んできた様子。
集まっている人に「オペラ?」と訊きますと、「ああ、オペラだよ」と頷いてくれました。
うわァ、通じた。「オペラ」で通じました。
よほど人気のある前評判が高いオペラ公演のようで、演目も訊いておけば良かったと後悔。
でも、ドイツ語でタイトルを聞いたところで、分からなかったでしょうけど。
↓下は、ミュンヘンの観光名所であるニンフェンブルク宮殿。
アラン・レネ監督の「去年マリエンバードで」という話題作の主要ロケ地になった宮殿だそうです。
バイエルン選帝侯の夏の別荘で、1675年に完成したバロック建築です。
以上、駆け足でしたけど、ミュンヘンの主な所をご案内しました。
少し気温が下がりました。今年の夏風邪はしつこく長引きますので皆さん油断せずにお過ごし下さいね。
また、お出かけください。