イギリス旅行・その3

2016-08-04 22:21:36 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

  こんにちは

  都知事選、久しぶりに面白い選挙戦でしたね。関西でも関心が高かったそうです。

  わたしは小池百合子さんはプロデュース力や発想力は優れているけれど政治家としては平凡

  な人だと思っていましたので、その予測が外れることを大いに期待しています。

  都民ではありませんが、これからも小池都政をウオッチングしてゆきたい。

                

  今日は、イギリス旅行の最終回です。

  イギリスは精神文化面の人物遺産が多くて、しかもその人々が世界的にポピュラーな親しみ

  深い人たちであるというのが何故なのか、面白いと思いました。

  それがイギリスの特徴とまでは言いませんが、お堅いイメージの偉人の多いドイツなどと較

  べますとそのカラーはやはり際立って違います。

  

  今回の旅行だけでも、北から始まって小説「嵐が丘」のエミリー・ブロンテ、ピーターラビ

  ットの作者ビアトリクス・ポター、ロックバンドのビートルズ、「不思議の国のアリス」の

  作者。

  そして今日は、劇作家シェークスピアの故郷へご案内します。

 

  ↓シェークスピアの生まれ故郷ストラットフォードアポンエイボンはイギリスの南部にある

  閑静な街でした。

  あいにくの雨模様で写真の写りが悪いのですけど。イギリスは一日に何度も雨が降る国です。

          

 

  シェークスピア(1564~1616)は21歳の時にロンドンに出て、劇作家として成功。

  代表作は、皆さんお馴染みの「ハムレット」「マクベス」「オセロ」「リア王」の四大悲劇や

  「ロミオとジュリエット」などなど今も上演され、世界の財産とも言えるような劇ばかり。

  シェークスピアについては、ゴーストライターがいた、複数の人で書いていたなど、諸説あり 

  ますけど、ここでは深く追わないことにします。

    

  ↓下は、シェークスピアの生家です。500年くらい前の建物が現存していました。

  屋根裏部屋はシェークスピアを含めた子供たちの寝室だったそうです。

           

  彼の父親は皮手袋の製造職人をしながら市議会議員や市長も務めていたそうで、およそ演劇と

  は無縁の家庭でした。

 

  晩年はこの故郷にUターンして過ごし、52歳で亡くなっています。   

  ↓下は、妻と共に眠る、街外れのホーリートリニティ教会。妻はこの近くの村の出身です。

          

 

  ↓その教会の中にはシェークスピアの胸像がありました。

  手に持っている羽根ペンは、毎年彼のお誕生日に新しいものと取り換えられるそうです。

           

 

  ↓この街の中で、変わった自転車を見かけました。「乗り心地は如何ですか?」。

           

 

  話は変わりますが、イギリスという国はご存知のように、それぞれに首都を持っていた四つの

  独立国が連合を組んで形成した国(ユナイティッド・キングダム)という形態になっています。

  イングランド、スコットランド、ウェールズ、そして北アイルランドの四国。

  お札の図柄も違いますし、イギリスから離脱して独立しようという動きもあるくらいです。

  

  今回トレヴァーという村に珍しい水道橋を見に行ったのですけど、そこはウェールズでした。

  ↓「アングロ ウェールズへようこそ」。(レストランの名前です)

           

 

  ↓橋の上に運河を通したポントカサルテの水道橋(すいどうきょう)。

  橋の高さは38m。下にはディー川が流れています。

          

 

  ↓橋の上の運河には船が運航しています。

  現在は観光用の船が多いそうですけど、昔はもっぱら運送と移動用でした。

  1805年に完成。200年以上経っています。

         

  ↓上の写真では船がよく見えませんので。↓

  運河の幅は3.4mしかないので、ナローボートと呼ばれる細長い船が使われています。

  水深は1.6m。水道橋の全長は307m。  

          

 

  ↓地上のランゴレン運河の水を水道橋の樋に引いているのです。

  双方は水平に繋がっていますので、ランゴレン運河の水が一部、橋の上の樋に流れ込んで水道橋

  が完成したのでした。

  水道橋を渡った船はさらに次の運河を進んでゆきます。

          

 

  ↓ランゴレン運河に架かった橋の上から。

  細長いナローボートがたくさん並んでいました。

  ナローボートに乗って水道橋を渡りたかったのですけど、行程に入ってなくて残念。

          

 

  最後はロンドンです。

  ↓ロンドンのテムズ河クルーズ。いざ覚悟してドブ河へ。水はほんとうに汚れています。

  ついに念願かなって、正面に見えるタワーブリッジの塔をエレベーターで上がり、高い橋を

  渡ってエレベータで降りてきました。下の橋は跳ね橋になっています。  

         

 

  ↓ロンドンの街で見かけた喜劇王チャップリンの像。

  チャップリンはロンドン生まれ。この人も大天才でした。

  そういえばロンドンには「シャーロック・ホームズ」の作者、コナン・ドイルもいました。

          

 

  イギリスという国は、わたしたちの精神生活に彩りを与えるような魅力的な人物が輩出され、

  今なお作品は生きてキラ星のごとく輝きを放っている国、そんなことに感動した旅行でした。  

  ロンドンのことは2012年、2013年に何度かブログに載せましたので、ここでは省略い

  たします。

   

  それでは次回まで、皆さんご機嫌よう!

 

                            

  

 

  

  

 

 

 

   


最新の画像もっと見る