片腕ガンマンvs盲目ドラゴン

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「077連続危機」を観た

2009年04月01日 15時56分58秒 | ユーロスパイ映画
原題:Agente 077 dall' oriente con furore
監督:テレンス・ハサウェイ(=セルジオ・グリエコ)
出演:ケン・クラーク、マーガレット・リー
製作:1965年 イタリア=フランス=スペイン合作映画
時間:95分
種類:Dorado Films(USA)
画質:★★★★☆

今回は、ユーロスパイ映画・077シリーズの第2作目「077連続危機」を紹介します。

この第2作目は、ディック・マロイ(ケン・クラーク)が、クルツ博士(エンニオ・バルボ)が開発したあらゆる物を消す事が出来るという光線銃の入手をもくろむ国際スパイ組織”ブラック・リリー”と再び対決するというお話。
詳しい内容は、こちら”キネマ旬報DB”を参照して下さい。

映画は冒頭、クルツ博士が誘拐されヘストン(フィリップ・ヘルセント)からマロイに指令が入る。
酒場で女を巡って周りの男すべてを敵にまわして大暴れ中のマロイは、カウンター越しに男をヘッドロックしながら電話を取る。
ビンが飛ぶわ、イスは砕け散るわの大乱闘が展開されます。

”逃げるが勝ち”とばかりに窓から飛び降りたマロイは、1階ひさしのテントをクッションに地上に降り立ち、バイクにまたがって立去る。
この出だしは非常にテンポが良いのであります。
又、前作では登場しなかったスパイ映画の定番である”秘密兵器”が、わんさか登場!
毒針の飛び出すライター、通信機能付のサスペンダー、鍵を開ける道具が隠された葉巻(意味ねぇ~!)、車の後部に取付けられた機関銃等々。

       このカメラ目立ちすぎじゃない!

更には、共演者も豪華版だ。
このブログでも以前に紹介した「少女ターザン・ルアナ」に出ていたエヴィ・マランディやファビエンヌ・ダリ、ミカエラ
そしてマロイの同僚スパイのエブリン・ストーンにマーガレット・リー
酒場の乱闘に加わるメキシコ人の客にフェルナンド・サンチョ
片目の悪党にアラン・コリンズと

  どう観ても”女諜報員”には見えませんM・リーさま!

まぁハサウェイ監督、これらに力を入れすぎた?せいか、出だし快調だった割りには第1作目に比べ映画全体としてあまり”ピリッ”としない・・・そう”女好き破天荒”なディック・マロイの勢いを感じない作品になってしまったような気がしますネ。

果たして監督がアルベルト・デ・マルチーノに変わっての第3作目「地獄の挑戦状」はどうなのでしょうか?
また後日紹介してみたいと思います。


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