片腕ガンマンvs盲目ドラゴン

C級映画鑑賞記やら日々の出来事をつらつらと・・・。

「狂龍出海」を観る

2008年11月25日 21時43分56秒 | 功夫映画(倉田保昭)
原題:狂龍出海/除暴
監督:陳洪民
出演:江彬、倉田保昭、衛子雲
製作:1973年 台湾映画
時間:87分
種類:EPI(カナダ)
画質:★★★☆☆

今回は、久々に倉田保昭の出演作品が入手できましたので紹介したいと思います。
中国題「狂龍出海」又、「除暴」という別題もあるようで英題は「Fists of Vengeance」であります。

倉田氏の著書に記されたフィルモグラフィにも掲載されていない作品ですが、この年、倉田保昭の出演本数はとび抜けて多く、本人の記憶に無い作品があってもおかしくないほど忙しかった事が推測されますね。
本作では、作品の半分を過ぎた頃にようやく倉田先生は登場!
ちなみにタイトルロールは”SHOJI KARADA"名義になっています。

お話は、こんな感じ・・・
ジュン・ジョン(江彬)は、久々に故郷に帰ってきた。
ところが町の様子がおかしい。
そう、町は(曹健)率いる悪党一味に牛耳られており、しかも兄のジョン・ジェン(魯平)は、自分の彼女シャオ・ラン(唐泌)を妻に娶り、ボスの片腕として働いていたのだ。

  悪党のボス(曹健)とキョードーさん(倉田保昭)

悪さし放題の悪党一味にジュン・ジョンは、町民を集め立ち上がるが・・・
そこに町で唯一採れる”赤い石”と呼ばれる礦石を日本からキョードー(倉田保昭)が買い付けに来る。
”赤い石”は、武器の材料となる礦石で、悪党一味はそれを資金源としていた。
しかも日本から来たキョードーは、”拳の達人”であったのだ・・・。

 兄、ジョン・ジェンはキョードーにコテンパンに伸される

作品の後半から登場の倉田保昭であるが、さすがに存在感充分だ。
疾走する汽車の上での功夫ファイト等、際どいシーンの多い作品だが、【傑作】が「帰って来たドラゴン」に見られる様に闘う相手が倉田に相応する技術を持つ相手あって生ずるものとすると、この作品の主役(江彬)は、いまひとつ力不足の感がするのですね。
しかし若かりし倉田保昭の勢いを存分に感じ取れる作品である事は間違いないですよ!

倉田先生、汽車の先頭に縛られて去っていく 【THE END】

ちなみに、このDVDは海外のオークションで送料込$9弱で入手する事が出来ました。
オークション・ストアーの方が一般のショップサイトから購入するより安い場合があるので、利用するのもいいかもしれませんョ!
このところは円高なので、購入チャ~ンス!・・・が、買い過ぎに注意しましょう(笑)


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