母の忘れもの

軽度認知障害になった母の記録

母の靴問題

2022-02-27 09:11:39 | 日記
いよいよ母の靴のかかとがすり減りすぎて

危なくなってきたので

代わりの靴を買ってきてあげようと

いつも母の靴を買ってきていた

ショピングモールの靴屋さんに

仕事帰りに行った

簡単に買えると思っていたが

母の足のサイズ21.5cmがない

お店の人に聞いてみたが

こちらが希望するタイプの

パンプスの21.5cmの取り扱いは

なくなったのだそうだ

仕方なく母にそれを伝えて

ぎゅうぎゅうに入っている

下駄箱の中にはける靴はないのか

一緒に見てみたが

ピンヒールだったりサンダルだったり

厚底のスニーカーだったり

実用性のない靴ばかり

厚底のスニーカーなら履けるんじゃない?

と思ったが

「こんな靴暑くて夏に履けない‼️」

と怒りだす

今まだ寒いですけど?

冬も履いてませんでしたけど?

しかも夏じゃダメだと言うような

冬靴にも見えませんけど?

母の言ってることも支離滅裂だが

おそらく履くのが怖いんだろうな

「もう裸足で歩くわ‼️

とキレてふてくされてしまった

ネットでちょっと高いけど

こんなのあるけど、と見せてみたら

「それ買っといて

と言うのでぽちっとしておいた

届くまでに1週間ほどかかるので

それまで我慢してねと言っておいた

数日後たまたま子供たちと買い物に

行った先の靴屋さんで21.5cmの

靴底ゴムタイプのパンプスが

在庫処分品として並んでいたので

買ってきて母のところへ持っていった

履かせてみるとぴったりで

母も喜んでくれた

その際もう一度

21.5cmのパンプスは店頭での取り扱いが

なくなってきていること

いっそ介護用の靴なら

21.5cmから選べるものもあることを

を母に説明した

「介護用の靴」というワードに

拒絶反応を示すかもしれないと思って

スマホで

「こんなような靴」

と画像を見せると

「あら、いいねこの靴

と言ったのでその靴もぽちっとしておいた

これで3足母の靴が確保できたので

当面は心配ないだろう

毎日喫茶店に行きスーパーに行き

同じものを大量に買ってきて

困ってはいるが

せっかく足はまだ丈夫で

歩くこと自体はやめてほしくない

それこそ歩かなくなったら

足腰も弱りひきこもって認知症もすすみ

寝たきりになるという

最悪のシナリオが浮かぶ

「これで死ぬまで靴買わなくていいね👍️」

なんて母笑いながら言ってるけど

笑い事じゃないから‼️

しっかり歩いて一日でも長く

今の生活を維持できます様に…

でも買い物し過ぎて

たまったものを処分してると

一日でも早くこんな日が

終わってほしいと思う

日々そんな矛盾と戦う私