Practice Makes Progress

~ナースえいや三十にして立つ~
アメリカでCNA→ICU RN→NP

当ブログをご覧になられている方へ

更新日:2022年01月19日

Practice Makes Progress ~ナースえいや 三十にして立つ~」へようこそ(^^)
現在のコンテンツはナースプラクティショナー(NP)としての勤務やアメリカ日常生活・子育てに関する事などが中心となっています。
・ えいやの自己紹介はこちらへどうぞ。
・ アメリカ看護留学、アメリカでRNになりたい方(アメリカ市民・永住者を除く)は初めにこちらをご参照ください。
・ FNPプログラム、ナーシング・プログラム、看護師(RN)、看護助手(CNA)として働いていた時の様子に関しては右サイドバーにある各カテゴリーよりご覧ください。
・ アメリカの移民ビザ&グリーンカード情報をご覧になりたい方は初めにこちらをご覧ください。
ブログランキングに参加しています ↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログへ

よろしければクリック応援お願いします。モチベーションアップに繋がります(^^;)
Daisypath Anniversary tickers

厄介な家族

2011-01-27 08:01:30 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
先日の勤務中に同僚のアビー(仮名)に起こった出来事なのですが
アビーが担当している患者さんの娘さんから

 あなたは英語が話せないから担当から外れて貰うわ

と何とも酷い言葉を吐かれました
アビーはメキシコから移民ですが英語は理解出来るし話せます。
ネイティブではないので、強いアクセントはあるし、
言いたいことが不明瞭な時もあるのですが
きちんと会話をすれば意思疎通に問題ありません

また、アビーは素晴らしいCNAで
患者さんの為に自分のお金で良い剃刀を買ってケアをしたり
他のCNAが怠って行わないケアをきちんとこなします。
ユーモアにも富んで、人柄も肝っ玉母ちゃんと言うか
本当に一緒にいて楽しくなるような人格の持ち主なんですね

そんな素晴らしい人に向かって「英語が出来ないからケアするな」と言える人。
何だかすごく悲しくなりました
人種が多様な国、都市に住んでいるのに
未だにこんな人種差別発言を平気で言える無神経な人。

 じゃあ、あなたのお母さんには
 英語が完璧でもケアが満足に出来ない不適格CNAをつけましょうか?

と言ってやりたい
看護・介護というのはまず第1に「心」だと思っています
言葉による意思疎通に多少支障があっても
ケアする心を持って、人を人として接することの出来る人こそが
医療従事者のあるべき姿だとえいやは思うのです

何だか暗い話題になってしまいましたが、
この話には少し笑える結末(?)もあって、
自分の娘が酷い発言をしている最中、当の患者さんは

 アビーはちゃんと英語話せるし意思疎通は完璧よ

とアビー支持者だったんですね~
ケアを受けるのは家族じゃなくて患者さん本人です。
患者さんの意思を無視して家族が出しゃばるのは止めましょう
 

人気ブログランキングへ←差別発言は久しぶり

Full codeかDNRか

2011-01-14 08:36:30 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
最近95歳のFull codeの患者さんが突然亡くなったんですが
色々なナース・CNAが「95歳でFull codeかぁ~」と神妙な面持ちだった。

Full codeとは容態が急変した際に延命処置を施すことで
ドラマとかでよく見るCPRやAED、人工呼吸器など
様々な医療器具や薬を使って延命治療・蘇生措置を行う事を指します
その逆にDNR(Do Not Resuscitate)というのもあって
ホスピスに入っていたり余命末期の患者さんには
容態が急変しても延命治療・蘇生措置を取らないという方針もあります

で、この亡くなった患者さんは家族の意思によりFull code。
痴呆があり体の自由が効かなかったものの
特に病気らしい病気というものは無かったらしく
ある日の夜中に亡くなっているのを夜勤CNAが発見
すでに手遅れで戻ってくることはなかったのですが
色々なナース・CNAが高齢でのFull codeに関して話し合っていました。

病気はなくとも高齢だと体力が低下しており
蘇生措置を取っても、CPRで肋骨が折れたりして痛い思いをしなければならず
また、蘇生しても体が回復するまでには大幅な時間がかかります
時間がかかるどころか、回復せずに引きずり続けなければならない事も多いので
高齢でのFull codeに疑問を持つ人は少なくないのです

これは倫理の問題と言いましょうか、人の価値観はそれぞれなので
何が正しくて何が間違っていると簡単に答えの出る問題ではないです。
また、Full codeかDNRかの選択は本人および家族の自由なので
医療従事者はその方針に則って医療行為を施すのみなのですが
普段からお世話をしているナーシングスタッフとしては
苦しんで生きながらえるよりも、おだやかに眠らせてあげたい、
という意見のほうがえいやの周りでは多いんですね。
もちろん、家族にとってみれば、
病気でも高齢でも失いたくない大切な家族の一員ということはわかっています。

死に対する問題、治療に対する問題、色々複雑です。


人気ブログランキングへ←総合病院には倫理委員会があります

フルタイム勤務

2011-01-13 10:30:03 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
2011年1月から勤務日数を増やしてフルタイムになりました
今の場所に勤めて1年経とうとしていますが
フルタイムのベネフィットが貰えるようになるには
フルタイム勤務開始日から起算して90日後です。
えいやの場合は4月初旬にならないと健康保険や有給休暇などの
各種福利厚生を受ける事が出来ないはずなんですが...

先日の給与には元日出勤のHoliday payが支払われててラッキー

うちの施設、色々ゆるい所がありますがこれは大歓迎
しかも、フルタイムとパートタイムではお給料が違って
パートタイムはベネフィットが無い分、ほんの少しだけ時給が高いんですね
フルタイムになると時給が下がるのかな~?と思っていたけど
今のところ何も変わっていないので
パートタイムからフルタイムへの移行は得策だったな~と実感中
この事は、最初からフルタイム(=少し低い時給)で働いている同僚には
口が裂けても言えません


人気ブログランキングへ←次のMLKもHoliday付くといいな

さらに日本語の需要はある

2011-01-11 04:20:07 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
職場での日本語シリーズです(←勝手にシリーズ化
過去の記事はこちら↓
 2010年3月31日「日本人の患者さん
 2010年4月28日「意外と日本語の需要はある


アメリカは移民の国なので入居している患者さんの出身国は様々。
ほとんどの方が英語を話すことが出来ますが
母国語しか話せない・理解出来ない人も多かったりします

最近では韓国語しか話せない患者さんが何人か入ってきたのですが
うちの施設には韓国語を話せるスタッフがいないので
身振り手振りでコミュニケーションを取るしかないんですね。
えいやはこの患者さん達の担当ではないので困ることはありませんが
ダイニングルームでの食事介助で接することがあります。

先日「英語は通じないから試しに日本語で話しかけてみれば?」と
同僚CNAが提案してきたので
「え~、彼女は日本人じゃなくて韓国人だよ~?」と言いつつも
試しに「日本語わかりますか~?」と声をかけてみたところ

 「ええ、わかりますよ」

と流暢な日本語が出てくるではありませんか
うわーーー日本語キターーーーー(゜∀゜)ーーーーーと思いつつ
色々話しかけてみたけど反応はかなり薄め。
推測するに、戦時中に日本語を習ったものの
現在は日本語を話すことがないから
基本的な受け答えしか出来ないのだと思います。

実は、この患者さんだけでなく
結構多くの韓国人患者さんが日本語を理解出来るんですね
皆さん80代以上と思われ、簡単な受け答えが可能なレベル。

こんな感じで日本語を話す機会がまた少しだけ増えてます
それと同時に、戦時中の日本が韓国に残した痕跡を
遠く離れたアメリカで痛感する日々ですちょっと複雑な気分


人気ブログランキングへ←日本語話者は現在5人

音声認識システム②

2011-01-06 01:48:32 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
うちの施設ではAccuNurseという音声認識システムを使って
行ったケア内容をチャートしていくんですが
2010年3月7日「音声認識システム」でも言及した通り
全然音声を正しく認識してくれない

チャートする他にも、他のスタッフに伝言を送る機能もあるんですけど
「Page Mark Peterson(マーク・ピーターソンへ伝言)」と言っても
「Paging Emily Gonzalez(エミリー・ゴンザレスへ送信中)」と
全く違う人に伝言してくれちゃう素晴らしいシステムなんですね

最近では「ジャイア・マイア(仮名)」という人へ間違って送ってくれるんですけど
ジャイア・マイアさんなんて全く知らないんですね。
えいやはEvening shiftのみ勤務、LTCユニットで固定、金土日勤務なので
Day shiftやNight shift、他のユニットで月~木勤務の
CNA、ナースやセラピーの人かな~と思っていたのですが
最近、このジャイア・マイアさんから伝言が送られてきたんです
それを聞いてえいやビックリ

 ジャイア・マイアさんは同僚CNAのジアだった

正式にはジア・ミャング(Jia Miang)なんですけど
AccuNurseは実際の名前と違う形で発音することも多く
ジア→ジャイア、ミャング→マイアと変換されてしまった模様
間違って発音されてもDavidがデイビッド(正)→ダビッド(誤)とか
Lizaがライザ(正)→リザ(誤)など比較的判りやすいものなんだけど
ジアの場合はFirst name、Last nameともに間違って変換されていたので
全然気付きませんでした

道理でジアに伝言を送れなかったわけだ


人気ブログランキングへ←えいやの名前は正しく発音

リハビリユニット

2010-12-21 10:49:50 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
しばらくCNAネタがなかったので久しぶりに書いてみることにします。
一応ちゃんと出勤はしてますよ~

えいやの働くLTCユニットは比較的落ち着いていて大きな動きはないのですが
リハビリのユニットは患者さんがしょっちゅう入れ替わるし
色々変化に富んでいたりするんですね

この前もリハビリユニットを通り過ぎていると
床に寝そべっている患者さんを発見
と思ったら向かいの部屋では転倒防止のアラームが鳴り響いているし
(=誰かがベットから落ちた)
斜め横の部屋では真っ裸の患者さんが床で四つん這いになっていると思えば
さらに向かいの部屋では、これまた真っ裸の患者さんが床に寝転がっています

これらの患者さんは転倒リスクがあるのでLow bedを利用し
床にはマットを敷いてあるので大事には至ってないのですが
一度に4人の患者が床に転がっているなんて事もたまにあるんです

そんな時は担当CNA、他のCNA複数名、担当ナース、チャージナースなど
結構な人数で患者さんをベッドに戻したり、床の汚れを拭き取ったり、
ガウンを着せたり、患者さんに「1人で動いちゃダメよ」と話したり...
結構ガヤガヤした状況になるんです

英語の全く通じない患者さんだと
「コールライトを押してCNAを呼んでね」と言っても全く通じないので
床に落ちるのを繰り返す人もいます。
まぁ、でも英語を理解出来る出来ないに関わらず
落ちる人はしょっちゅう落ちるんですけどね

最近でも、新しく入ってきた日本人女性が転倒の常習犯で
「勝手に起き上がってはダメよ」と英語&日本語で繰り返し言っても
何回も落ちるんですよね~
えいやの担当セクションとリハビリユニットは近くにあるので
リハビリの方から転倒防止アラームが聞こえてくると
「またカヨコさん(仮名)だな」と思ってヘルプに入ったりしています。

危険なので止めて欲しいのですが、本人達は起きたくて仕方ないんですよね。
でも自分1人では起き上がれないので
ベッドから転がって落ちるのを繰り返すのです。

えいやは担当CNAではないので、この状況を面白く捉えられるんですけど
担当だったら忙しすぎてとても楽しめる状況にはないですよね
えいやには変化の少ないLTCユニットが合ってるみたいです


人気ブログランキングへ←肉体的にはよりキツイけど

インフルエンザ予防接種2010

2010-09-24 07:03:33 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
3週間ほど前になりますがインフルエンザの予防接種を職場で受けました
8月に上司から予防接種を受けるかどうか聞かれていたので

 受ける受ける~

と軽い感じで9月上旬にブスッっとやって貰いました
医療従事者なので費用はもちろん職場負担

インフルエンザ予防接種は毎年9月位から受けられるようになっており
Wal-martやWalgreensなどでも
「Flu shots available(インフルエンザ予防接種あります)」というサインを
よく目にするようになってきました
今年のインフルエンザワクチンは去年大流行したH1N1の他、
H3N2とB型インフルエンザにも対応しているらしいです。へ~( ̄Д ̄)
(出典はこちら→Centers for Disease Control and Prevention

ところで話はズレますが、えいやの同僚CNAは
なぜか女性のナースに予防接種をして貰いたい人がほとんどなんですね~
理由を聞くと

 男性ナースは注射が荒らい

だそうですえいやにしてみれば

 え~∑(゜Д゜)同じナースなんだから誰がやっても一緒じゃないの
 そんな事考えてもみなかった(=◇=;)

という感じなんですが...
えいやは男性、女性がどうのこうのと言うよりも
アメリカの予防接種の打ち方(?)の方が気になりますね
日本だと30度(角度ね)位の方向から静~かに注射針を入れる感じですけど
アメリカの場合は90度の方向からブスッと勢いよく打つナースや
Medical assistantが多いような...
イメージ的には「ダーツしてるんですか?」という感じ?
あ、もちろん針が飛んでくるわけではありませんが

ちなみに、上記の打ち方は予防接種などの筋肉注射のみであって
採血などの静脈注射ではありませんので誤解のなきように
静脈注射を垂直方向からされたら血管を貫通されそうで怖いよね


人気ブログランキングへ←意外と注射を怖がる人は多い

おっぱい行方不明

2010-09-08 01:40:40 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
受け持ちの患者さんの中には寝たきり状態の人もいるのですが
高齢の女性患者さんをケアしていると

 あれ?おっぱいが見当たらないぞ

っていう事があるんですね~
胸はまっ平ら、乳首も見当たらず、乳房の切除経験がある訳でもなく...
そんな時は、わき腹と腕の間で発見する事がほとんど。

歳を取るにつれて乳房は垂れてしまうものですが
直立姿勢を保てる人の乳房は下を向くのに対し
長い間寝たきり状態でいる人は横に流れていきます

重力を考えれば当たり前な現象ですけど
実例を目にしないと結構わからないものなんですよね。
初めて"おっぱい行方不明"事例を見た時はすぐに閃かなかったので
「ありゃ~どこだー」と捜索に数十秒かかった記憶があります

最近えいやもアレなんで
就寝時はブラジャー着用しようかと検討中です <何言ってるんだ自分


人気ブログランキングへ←アメリカ人女性は歳を取っても豊満

B型肝炎予防接種

2010-08-21 17:41:49 | 【アメリカ】CNA(看護助手)
アメリカで医療従事者として働く場合
Hepatitis B(Hep B、B型肝炎)の予防接種を事業主負担で受けられます
この予防接種は任意なので、受けたくなければ受けなくても良いのですが
医療従事者はHep Bに感染しやすいのでえいやは受ける事にしたんですね。
その書類手続きを勤務先でしたのは採用された初日のオリエンテーション。
2010年2月の事です

数ヶ月経っても何の音沙汰もないので
「一体どうなってるんだろ~?」と思ったものの
緊急性を要するものでもなかったので、すっかり忘れてたんです

最近になって思い出したので、上司に確認してみたところ
「あら、Hep Bの書類なんて人事から受け取ってないわよ
だそうで仕方なく、再度書類手続きをして
提携しているクリニックでHep B受けてきました

Hep Bは3回接種しなければいけないので
1ヵ月後(2010年9月)に2回目
6ヵ月後(2011年2月)に3回目を接種して終了予定

6ヶ月って長いですね
2011年2月まで今の場所に勤めてるかな...


人気ブログランキングへ←入社当初に受けてれば完了してたはずなのに