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まんやま独歩

多良岳の梵字 その2

11/12に投稿した「多良岳の梵字」の続きです。

多良岳に取材にきていた「アサデス」(九州朝日)は、残念ながら長崎では見ることができませんでした。
同じ時間帯で放送される朝日放送系列の「グッド!モーニング」に期待したのですがダメでした。

そこで、ネットで検索したらその動画がありました。

「神秘の山で発見!巨岩に彫られた謎の文字とは?【ド・ローカルミステリー】(アサデス)」



多良岳名物の座禅岩も紹介され


そして本題へ


番組では、この梵字の謎を解くために太良嶽神社の宮司さんに話を聞くことになりました。

前回のブログで、私はこの字は「ア」で「日天」と書いていました。番組の中で宮司さんは発音は同じ「ア」でしたが、「大日如来」という説明をされました。

自分なりに調べて少しは自信があっただけにショックでした。

そこで、めげずに梵字を調べました。

その結果、この文字の発音は「ア」ですが、この字が表す仏尊は大日如来、宝幢如来、日光菩薩、大元帥明王、火天、日天と複数あることが分かりました。


「種子 (密教)」 出典: フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」 一部加工


自分の中で謎が深まるばかりです。

ちなみに
日天は「密教で十二天の一つ。日天子の領する世界。太陽。日。日輪」 (広辞苑)

大日如来を調べると、どの辞書も説明が長いのですが、「真言密教の教主。宇宙の実相を仏格化した根本仏」(デジタル大辞泉 )とあります。

もっと端的に説明しているのがありました。

「大日如来は『大きな日』と書くように、読んで字のごとく太陽のことです。」(「高野山真言宗やすらか庵」より引用)


日天にせよ、大日如来にせ太陽に関係ありそうです。
あの崖も南向きで、高いところに彫られた梵字には潸々と太陽の光があたっています。

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