咲いた万歩

さいたま市在住。 デジカメ片手に、四季折々の花木草を眺めつつ、 万歩ウォーキングで健康な日々。

大宮区の「さくら並木通り」

2015年02月08日 | 日記
2015年01月20日ブログで、私は短い距離ではあるが、さくら並木通りを歩いた。
さくら並木通りは大宮二十景のNo.14に紹介されている。パンフレット略図

さくら並木通りを地図に示すとこのよう(赤)になると思う。
このあたりを大正13年の地図でみる。
現在の地図に青と緑で示した道は、大正13年地図に青と緑で示した道と概ね重なるのではないかと思う。
大正13年地図にさくら並木通りは描かれていない。現在の地図と照らしながら、大正13年の地図に現在のさくら並木通りを描くとこのよう(赤)になると思う。
東の「桜木町」と西の「並木」をつなぐ道である。「さくら並木通り」の名称は郷土の歴史を織りこんで名付けられたのではないかと思う。

ウィキペディア三橋村によれば、
1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、並木村・上小村田村・中小村田村・側ヶ谷戸村(側海斗村)・下内野村が合併し、並木村となる。
1891年(明治24年)12月23日 - 並木村が村名を変更し三橋村となる。

並木村は江戸時代からあった村で弘化元年(1844)の地図にも出ている。明治24年に三橋村と名を変えて並木村はなくなった。先ほどのウィキペディアには、三橋村の村名の由来である3本の橋の一つは、並木橋だとある。

昭和初期の三橋村耕地整理全図をみると、さくら並木通り(赤)は開削されている。昭和2年から昭和10年にかけて行われた三橋村耕地整理事業によって出来た道だと思う。
西武大宮線の並木駅がここ(黄)にあった。
現在地図のこのあたり(赤丸)だと思う。

現在運行している西武バスで、大宮駅西口発さいたま新都心駅西口行きの路線(新都11)の系統図を見ると、「並木中」「中並木」という停留所がある。赤丸は西武大宮線並木駅があったと思われるあたり。

三橋村耕地整理全図で大宮町との境界線の一部を黄で示す。さくら並木通りはほとんど三橋村であるが東側の一部が大宮町にある。
現在のさくら並木通りは、国道17号の東が桜木町1丁目と2丁目、国道17号の西は桜木町4丁目、その西は上小町となっている。
大まかな見方をすれば、桜木町1丁目と2丁目は大宮町、桜木町4丁目と上小町は三橋村になると思う。
そしてさらに歴史をさかのぼり、明治22年以前では、桜木町4丁目は中小村田村、上小町は上小村田村に属していたのだと思う。
コメント
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