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役者・御縁あやののぶろぐ。

NTL『フランケンシュタイン』初日!!

2014-02-14 22:06:33 | 映画・映画俳優
Happy "white" valentine's day!!
雪がごんごんに降っております!!
こんこんどころじゃないよごんごんだよ!!!
最早明日の仕事のために今から職場に行って待機しておきたいくらい・・・って
社畜精神に蝕まれているなあと思う今日この頃です。
交通機関が怖いよね(><)

んでんで!!今日!!超楽しみにしていた
ナショナル・シアター・ライブ『フランケンシュタイン』の
博士:ベネディクト・カンバーバッチ、クリーチャー:ジョニー・リー・ミラーの回の初日!!
行ってきましたーーーーー!!!
あーーーーーーやっぱ舞台っていいな。
映画館で舞台観ると、舞台の良いところが改めてわかるね。
生で観たかった。
でも、それを形は違うけど観れたことがすごく嬉しい。
カーテンコール観てて本当にそう思いました。

もうね、これは観に行ってください。本当に。
損はしないよ!!!!

内容はほら、知ってる方の多い作品なのでネタバレも何もないんですが、
一応感想は追記に書いておきます。
何故生まれたのか、何故生きているのか、
生きている上で求めるもの、その究極は一体何なのか、
そんなことを考えたよ。
生き物として生きる上での命題、それを迫害されることで気付いたクリーチャーと
環境が恵まれているばかりにそれをずっと知らずに生きてきたフランケンシュタイン博士の対比が良いですね。
それはもう、まごうことなくラブ、なんだけど。
愛されることの大事さ、その尊さとか素晴らしさとか、
ぎゅぎゅぎゅと詰まっているね。あのお話には。
王子様とお姫様が出てきてハッピー・エンドになるおとぎ話のような素晴らしい愛のかたちを描いているわけでは決してないんだけれども、
ひと(クリーチャー)が愛を激しく渇望する姿に、
観ている私たちは生きる上で愛がどんなに大切なのかを思うのね。
苦しいお話だけれど、感じられるものはとても美しいんです。

喜びを知って、苦しみと悲しみを知って、親愛を知って、裏切られて、絶望して、復讐して、
クリーチャーはとても素直で、ピュアな人間そのもので、
かたや博士は好きなように生きられるが故に、本当にやりたいように生きてきて、
家族を顧みず、その尊さや大事さも意識せず、
「神になりたい」という驕りと欲望のために人の遺体をこねくり回してクリーチャーを作ってしまう狂人。
どちらが人間らしいのか、どちらが怪物なのか。
前半のクリーチャーがとても可愛らしいので、とても苦しいんだよね。
そんな人間の汚いところを知らなかったら、もっときれいに生きられたかもしれないのにって。
良くできたお話だよね、本当に。


舞台の作りがとてもシンプルで素敵。
天井の照明がシャンデリアかと思いきや電球がたくさん下がっていて。
本当にきれいだったの!!
草は生やすわ雨は降らすわ、見せ方も素晴らしかったよ。
芝居はね、やっぱりメインはクリーチャーだから。
唯一、姿を見ても理解を示してくれた、憐れんでくれた博士の嫁を犯すところとか切なすぎたな・・・
殺してくれっていうのね、それで。
辛い辛い。
博士が苦しいのは、彼が苦しんでいるシーンではなくて、
彼のほうが狂人に見えるシーンがね、辛いね。
クリーチャーに「妻を作ってくれ」と言われて、命を吹き込む直前までは作るんだけど、
それをめっためたに壊してしまうのね。
人間て恐ろしい。
横で絶望するクリーチャーがもう哀れで。はああ・・・!!


とにかく素晴らしくて、本当に生で観たかったと思ったし、
それでも映画という形でも見れて良かったって本当に思ったし、
あと三回チケットを取ったのは大正解だと思ったし。
そして何より、ベネさんを好きで良かったなあと思える作品だったのです。
ほかの役者さんたちも素晴らしくて、その中で主演をして
カーテンコールもスタンディングオベーションの中、舞台の真ん中で笑顔でお辞儀して。
とってもとっても誇らしかったです。ただのファンなんですけど。
でもね、好きなものやひとが増えると、こうやって好きで良かったって、
好きになれる自分で良かったって思えるよね。
この作品じゃないけど、愛って本当に大事よ。
環境や縁にも、すべてのものに感謝できる。
生きることを素晴らしいと思わせてくれる。
もちろん生きることは素晴らしいんだけれどもね。

日曜にまた観に行きます。
来週公開のベネさんクリーチャーが本当に待ち遠しい。
多分、私は来週のほうがツボだと思うんだ。
楽しみで仕方ないです。

企画をして、上映してくれたTOHOさんには感謝しかありません。
今後のNTL上映も定期的にやっていくと聞いたので、本当に嬉しい。
何度も言うけど、是非、是非。
お近くに観れる劇場がある方は観に行ってください。
とってもおすすめです。
舞台が好きな人にも、映画が好きな人にも、どっちも好きな人にもみんなに観てほしい。
まだ全国放映ではないのだけど、需要が増えれば今後どんどん広がっていくと思うの。
とてもいい刺激だと思うし、これで舞台を生で観てみたいってひとがもっと増えたらいいなとも思うので。
是非!!本当におすすめします!!

とにかくまあ、ありがとうベネさん!!
あなたのファンで本当に良かったです。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (key)
2014-02-15 17:17:53
素晴らしい舞台だったようですね。
羨ましい限りです。
舞台はほんと、その時、その場所でしか楽しむことができないものだから、こういった形で、少しでも触れることができるのは有難く嬉しい限りですよね。
今後も継続ということで、要チェックですね!
返信する
Unknown (小林彩乃)
2014-02-15 17:32:37
>keyさん
想像以上でした、とっても良かったですよ!!
お話の始まりの部分、クリーチャーが生まれるシーンはもう本当に素晴らしくて、それだけで胸が苦しかったです。
ジョニー・リー・ミラー氏の熱演に胸を掴まれましたし、早く逆転キャストも観たいですね。
前述のシーンで言えば、ベネさん演じるクリーチャーで観たら泣くかもしれません。
はじめましてのミラー氏であわや落涙、という感じだったので、愛のあるベネさんにやられたらどうなるか…想像するだけで興奮しますし、実際は想像をかるく超えてくると思いますし。

回を重ねるごとに上映会場が広がれば良いですよね!!
小さいコミュニティではありますが、私もラジオで定期的に取り上げて、少しでも多くのかたに興味を持って頂けるように努めたいと思います!
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