１３１．PRICELESS（お金では買えない）な日々

今、３年前に１０ヶ月近くの入院生活を送っていた時に付けていた日記を懐かしく読んでいます。忘れたつもりはないのに忘れている事ばかりで、昔の自分に感謝をしたり、この部分はもう少し具体的に記していて欲しかったと思ったり改めて尊い日々を頂いていた事に感謝をしています。あんな奇跡の様な展開での１０ヶ月もの入院生活。仲々経験出来ない事だと思います。忘れたくないから一生懸命に書き残していたのですが、内容を読んでも思い出せなくて悲しくなります。でも日記のお陰で思い出せた事柄もあったので、やっぱりあの時間を日記を書く事に費やして良かったと思います。私が最近読んでいる本に、気持ちは手紙ではなく直接伝えた方が良いという内容がありました。私も読んだ時はその通りだと思いました。本人の言葉で直接伝えられた方がより気持ちが届くと思うから。だから先日入院をした時に、お世話になった看護師さんに感謝の気持ちを伝えるために手紙を書いたと同室の方に伝えた時

「それは看護師冥利に尽きると思うよ。でも手紙じゃなくて直接伝えた方が良い。」

と言われたけれど、私にはとてもそんな勇気は出せなくて結局お手紙を渡してもらえる様にお願いをして退院をして来ました。だからその方の反応を知らないので、迷惑に思われていなかったら良いなと思っています。今日記を読み返しても思い出せない記憶があるのなら、形に残る方法で気持ちを伝える事も良いのでは？と思える今日この頃。記憶は形を変えると言われているけれど、文章は形を変えられないから、ずーっと感謝の気持ちが伝わり続けてくれたら良いと願っています。直接手紙を渡せたらより良かったんだろうな。もっと勇気が出せる様にこれからは頑張ろうっと😊