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122.過信は禁物です。

2021-06-30 19:26:00 | 日記
私は4人部屋でお世話になって私よりも先に3人の方が入院なさっていたので私が新入りです。宜しくお願いしますと挨拶をさせて頂いた事は覚えているのですが、後の記憶が朧気でその後とても親しくなったのに、どの様に親しくなったのだろうと思い出したいのに思い出せずにいたりします。
手術を明日に控え手術部の方が説明に来てくれました。今まで緊急入院の経験しかない私には手術を受ける為に前もって入院をするという感覚を新鮮に感じました。そして晩になり消灯の時間が近づいたのでお手洗いに行ってこようと杖をつかずに手すりを頼りに歩き出しました。足の手術をする私への配慮だと思うのですが、お手洗いは病室の近くにあったので行けると思ったのです。すると手すりのない廊下を渡りきって手すりに手をかけようとした瞬間、手すりを掴み損ねて尻餅をついてしまったのです。一瞬すごい衝撃で、でも早く立たないと廊下だから邪魔になってしまうという思いと、この事態を知られたくないという気持ちで手すりを掴んで何とか立ち上がる事が出来てホッとしました。立てたという事は折れてないんだと思ってそのままお手洗いに行き病室へ戻ると看護師さんがバイタルを測りに来てくれていました。今の出来事を言うべきか言わなくても大丈夫なのかと悩み、それでも尻餅をついてすぐの対処法があれば知りたいと思い勇気を出して伝えました。
すると
「頭は打たなかったの?」
と聞かれてあまりの衝撃に打っていないとは思いつつも自信がなく
「打ってないとは思います。」
と答えた後にお尻を見て下さり変化はないという事で主治医に連絡をする事になり、こんな大きな事になり申し訳ないし、痛いしで出来ると思ってしまった自分を反省しました。その日以来退院するまで尻餅をついた痛みから仰向けもうつ伏せも出来ず手術で右足にメスを入れたので右にも向けなくなりずーっと左にしか向けない日々を送る事になります。寝返りが打てない事がこんなにも辛い事なのかといろんな痛みに耐え続けなければなりませんでした。自分で蒔いた種、自業自得です。ほんの少しの過信を抱いた代償は殊の外大きなものとなりました。結局その晩は何にもせずに明日レントゲンを撮るという事で就寝。明日はいよいよ抜釘手術を受けます。