きゃばきゃば

モカ&みく&まみのドタバタ日記

遺伝病の恐ろしさについて。。(長文です)

2006-03-07 23:33:13 | ワンコのこと
CLと言う遺伝病ってご存知でしょうか?

CLとは。。
セロイド リポフスチン症と言います。
(すごく簡単に言うと。。細胞に老廃物が沈着し
 新陳代謝の欠陥が現れ脳が萎縮する病気です)
CLを発症したら、確実に命を奪われます。
しかも3歳半まで生きる事が難しいといわれています。
これは確実に”遺伝性の疾患”です。
  *伝染性では決してありません。

大切なご自分の犬をCL病で亡くされたごえもんママのサイトは
以前(blog開始前)「独り言」でもご紹介した事があるのですが
残念ながら心ある関係者の方々の努力にも拘らず・・
発症犬はその後も増え続けているようです。

ごえもんママのサイトではCLの恐ろしさが詳しく紹介されています。
「慟哭のメッセージ」「最後の一週間」など涙無しでは読めませんが
是非遺伝病の恐ろしさ、安易な繁殖の恐ろしさを知って頂きたく
CLとは何か?どんなに悲しい病気なのか? 
このサイトをご紹介します。


そのごえもんママの日記 *3月6日を参照


「かなりの頻度でCLを発症している犬舎があり
 すでに繁殖は行われていませんが
 キャリアである子犬が多く出て行ったと思われるそうです」

これまで確認された患犬は14頭だそうですが
未確認のまま死亡しているケースも考えられ
実際の状況はもっと深刻と思われます。
CLは非常に怖い遺伝疾患です。
繁殖者さんは気付かないまま犬を繁殖し譲渡してきていたので、
現状その子孫(DNAキャリア)の状況が掴みきれていません。
それはまた次の悲劇を生む可能性を暗示しています。

この恐ろしい病気を撲滅する事はすごく簡単なのに
実際にはなかなかそうは行かないようです。
どうすれば簡単なのか。。
それはDNAテストを受けてクリアな犬同士を交配させれば
キャリア犬が出る事は無いのです。
発症していなくてもキャリアという可能性は十分にあると
全ての人が認識して繁殖を行えば簡単な事なんです。
しかしその簡単な事がすんなり行かないのが問題で。。

今CLはたまたまボーダーコリーの世界で問題となっていますが
様々な遺伝性疾患が様々な犬種で同じように(程度の差こそあれ)
問題になっているのです。
キャバリアだって心臓に関する重大な遺伝性疾患を
ほぼ100%の犬が抱えている現状です。

そういう私も。。
モカを迎えた頃はお恥ずかしいほどの親ばか丸出しで(^^ゞ
「こんなに可愛いモカの子供を見てみたいな~」なんて
真剣に思っていた時期もありました。
ある方から安易な繁殖の怖さを諭され気付かされなかったら。。
あまり調べもせずに自家繁殖してたかもしれません。

この機会に一人でも多くの方に”安易な繁殖の恐ろしさ”を
理解していただきたいと思いこの事をご紹介します。
長くて読み難い文章 最後までお付き合い頂き有難うございました。