こころのロウソク

36歳&40歳&42歳で授かった3人の子と、母としてのけいこの成長記録

自分を慰める引き出しを増やしてあげること/その2

2013-10-25 04:24:47 | 娘の育児日記

深夜に御手洗いで目覚めてしまい、そのまま中々眠れないので、思い切って起きて焼き芋をグリルで作ったり、冬瓜を煮つけたり、ちょっと時間がかかるけど手のかからない料理をしながら日記の続きを書いています。

焼き芋は、先日夫がはじめてグリルで作ってくれて、すごーく美味しかったのです。

さて本題ですが、自分の身心のケアの引き出しを沢山持っていることは、生涯に渡って人生の質を良いものにしてくれると思います。

私自身は、たまに日記で触れていますが、子どもの頃から、母の『人は死ぬ気になれば何でも出来る』という励まし方に接していたため、全力または限界を超えて頑張ってしまうための引き出しは沢山ありましたが、一方で、疲れた自分を労り、優しくし、ちょっと甘やかし、しぼんだ心をふんわりさせて、ヨシヨシと慰めてあげる引き出しをほとんど持ちませんでした。

今でもその傾向のままなので、娘を育てる過程で私自身がその方法を研究しているという感じです。

子どもに対する心理療法はとても参考になります。

お人形遊びやゴッコ遊びの中で、心に負担になっている体験をリプレイしてリリースしていくプレイセラピー的なものや、箱庭療法的な要素は、子どもとの暮らしの中にすんなり取り入れられます。

リプレイについては、そうした必要があると感じる時には、私は娘と一緒に『実際起きたことはこうだった。では、どうしたかったのか、どうしてもらいたかったのか』を娘と話し合って、やり直しのロールプレイをしたりしています。

本当はこうであって欲しかったことを、実際の相手とやり直しすること…例えば靴を履くときの段取りや、遊びの中のちょっとしたやりとりの行き違いだったり…そうした、すごくささやかで小さなことでも、その体験を積み重ねてきたことが、娘の力になっているということを感じます。娘も最近は自分から『やり直ししよう~』と言ったりします。

お絵描きで体験を一緒に振り返ることも、セラピー技法の応用ですが、今回実践してみてとてもいいと感じました。楽しい思い出を絵に描いたりすることは、これまでもあったのですけれどね。

それから、これは沖縄←→の遠距離家族を続けていた我が家独特のものかも知れませんが、『離れていても、見えなくても、ココロの中に父さん母さんがいるよ』という話をよくしていました。

父さんと会えない日々でも、父さんはココロの中にいる。この私の話を、2歳~3歳にかけての娘はとても素直に受け止めてくれました。

沖縄で娘と一緒に車で出かけていると、娘が運転席の私に『向こうからちっちゃい父さんが来たよ!』とか『父さんは見えないけどいるよね♪』と声をかけてくれることがあって、とても胸を打たれました。

その流れはずっと生きていて、今回絵を一緒に描いた時にも、まずは起きたことを娘にインタビューして一緒に描いた後に、その絵を少し展開させました。

画中の娘の胸のところにハートマークを描き、そこから飛び出すように大きなハートマーク型の吹き出しを描きました。そして、その吹き出しの中に母さんと父さんを描き込みました。

私たちのキャラクターが日々のお絵描きの中で定まってるので描き易いことが幸いし、あまり考えこむことなく、私たち両親が娘に向かって両手をのばして抱きしめようとするように飛んできている絵になりました。

娘と一緒にセリフをつけたり、色を塗って遊びました。

『わ~!川に落ちちゃった』『ももな~大丈夫だよ~』

『わ~!お弁当おとしちゃった』『ももな~大丈夫だよ~』

とか、そんな単純なセリフのやりとりを繰り返して楽しんでいると、ふいに娘がイスから立ち上がって『ブロック遊びしよ~』と移動していきました。

見ていて夫が『足りたんだね』と声をかけてくれました。

私が娘に『甘い食べ物じゃなくてお絵描きしよう』と提案した段階から知っていて見ていてくれた夫のコメントがすごく有り難くて、同じ想いで見守ってくれる父親であってくれることを頼もしく感じました。

この絵はしばらく壁に貼っておくことにしました。

この日の夜は娘の大好きなイイ匂いのするエッセンシャルオイルで全身をマッサージしてあげました。とても嬉しそうにしてくれて、よかったです。ノイモンド社の「おさなごの夢」というブレンドオイルを使っています。

・・・・【ノイモンド社 おさなごの夢】=主な配合:マンダリン、オレンジ、サンダルウッド、ゼラニウムなど/甘くフルーティーなやわらかい香りで、元気づけると同時にリラックスさせます。守られているという安心感を伝えます。あそび部屋や、眠りにつくときに。・・・・

アロマという植物界からの贈り物に感謝を感じました。

そして、私の手で撫でられる素肌からの心地よい刺激と、良い香りでうっとりとリラックスした記憶が、娘の深い記憶の座にしっかりと根づいてくれるといいなと祈りました。