あなたの想いはあなたそのもの

おばあちゃんの知恵袋!

演劇と社会をつないだ蜷川幸雄

2016-05-18 13:48:24 | 日記
世界を演劇で駆け抜けた蜷川幸雄


世界のニナガワ


そう評された

東洋の美意識を取り入れた演出

独自の解釈と斬新な演出

登場人物と斬新な演出で
演劇界に新たな息吹きを

西洋と日本の文化を融合




蜷川幸雄はこう記している

ぼくらの演劇は国境を越えて旅にでる
ぼくらの演劇が小さな記憶の胞子となって
異国に飛ぶことを想像する
その胞子は疲れたり痛苦に苦しんだり
屈辱に泣く人のための一瞬の忘却のための
胞子となってくれたらと願わずにあいられない



演劇の持つ普遍的な力

演劇を通して社会に問いかける


蜷川幸雄は演劇を通して
社会に問い続けた

そんな80年の生涯


昭和10年埼玉県に生まれる

俳優として活動

昭和44年演出家デビュー
蜷川幸雄33歳

はじめての演出は社会の体制を
批判する若者たちの想いを演出
演劇界にも社会にも大きな衝撃を



蜷川幸雄は演出の原点をこう記す

戯曲から発せられるメッセージを
演劇としてのメッセージに
変えたときから
ぼくはぼく自身への生き方を決定した

蜷川演出の原点がここにある


ここから蜷川幸雄の挑戦的な演出は続く



晩年は老いという普遍的なテーマにも挑戦

さいたまゴールド・シアター
55歳以上の中高年のみの劇団を
平成18年に結成

元自衛隊員や元鉄道マンなど
48人が当初のメンバー

現在の劇団員の平均年齢は75歳
最高年齢は88歳

老いを受け入れながら
どう作り上げて行けるのか

蜷川幸雄の言葉

限界はある
昔は片足でゆっくり出来たことが
よろよろするから机につかまるとか
ゴツゴツしたところ
ある種の不自由さは盆栽を
見ているように違う芸術として
見えるほどうまくやりゃいい


人は老いるのは当たり前
その人の生き様が演技に現れてくれば
その良さがジワジワとにじみ出てくる

そんな演技が出来ればいいと




生涯で180本以上の舞台を演出

平成22年文化勲章受賞

2016年5月12日80歳で死去



世界を超え

年齢を超え

文化を超え

社会を超え

問い続けた蜷川演出



蜷川幸雄は演劇を通して

社会を違った視線から観る

そんな楽しみ方を伝え続けてくれた人

本当にありがとうございました




(○´∀`○)




毎日を楽しく有意義に過ごせるような
さまざまな情報を発信しています

ブログ名
あなたの想いはあなたそのもの

下へスクロールして
ポチッとお願いします





↓↓↓






最新の画像もっと見る

コメントを投稿