Makoz.Net-PlayDiary

ゲームのプレイ日記を書き綴っています。

想定外

2005-06-10 09:40:04 | サッカーライフ2
リザーブマッチで有頂天になっている俺に監督が言った。

「もう少し力をつけろ。リーグ戦はベンチ外だ」

一気に奈落の底へと転落した。そりゃあそうだよな……。
まだ16歳。普通だったら高校へ行っている年齢だ。
プロになれただけでも奇跡に近いのに……天狗になってたな。
監督に認められるよう地道に頑張っていこう。

それからスタンドから試合を見続ける日々が続いた。
そんな俺を見かねてかジョージが語りかけてきた。

「いまのクラブでは実力が足りない。移籍を考えるのも手だよ」

移籍……ってまだ入団したばかりじゃん! そんな事出来るか!
無名の日本人である俺を獲得してくれたクラブに恩を返すまで
移籍なんて考えられない。ベンチ外だろうが頑張っていくぞ!

練習に明け暮れる毎日。あのピッチに再び立つ為に俺は走り続ける。

リザーブマッチ

2005-06-10 07:50:41 | サッカーライフ2
リバーサイドのピッチに立てるのに何年かかるんだろう。
……と覚悟していたのに、いきなり立っちまったよ!
リザーブマッチだけどね。それでも嬉しいのには変わりない。

対戦相手はイタリアのパルマ。俺の好きなチームだ!
まさか初試合が好きなチームだとはこれも運命かな?
しかも、モルフェオ、マルキオンニがスタメンにいるじゃん!
いきなりスタープレイヤーと戦えるなんてココロオドルぜ!

試合に飢えている俺は、がむしゃらに走り回った。
モルフェオとの一対一の戦いでも見事にドリブルで勝利!
その後、右サイドから同期カレツへのセンターリングをし、
見事に1アシストを決める。その後のシュートは外したけど…。
試合はカレツのゴールが決勝点に1-0で勝利!
地元紙の試合評価点では6.5と好評価! いや~俺は幸せだ!

この調子でリーグ戦も活躍しまくってやる!!
そう意気込む俺であったが、これから長く辛い日々が続くとは…。

イランから来たライバル

2005-06-09 21:50:13 | サッカーライフ2
ミドルスブラの生活。それは孤独そのものだった。
だって、みんな日本語喋れないんだぜ…。英語なんて嫌いだ……。
通訳(ジョージ)を通してじゃ、仲間との絆も深められない。
シーズン中は練習で忙しくて勉強する暇が無い。オフにやるとするか。

監督ともまだ信頼を築けていない。監督がたまにこうこぼしていた。
「君とはもう少し信頼関係を高めたいなぁ」
「敵の攻撃を完全にカットできる傑出した守備力を持ったMFが私の理想だ」
うーむ、期待はしてくれているのかな? やっぱ語学力は必要だな。

語学力の壁に悩んでいる中、新入団選手の発表があった。
我がチームの主な新入団選手はDFナハム(イラン)、DFカレツ(ドイツ)、俺。
代表として俺………ではなく、ナハムがチームメイトに挨拶をした。

「成長してレギュラーとして定着したい」

……といってたんだろうな。このイラン人、英語話せるのか。ちくしょう。
また、チームの今期の目標も発表された。ジョージが訳してくれた内容は、
「目標はリーグ残留。着実にチームを成長させ優勝を狙えるチームを目指す」
だ、そうだ。プレミアにはマンUやリバプールといった強豪チームがいる。
まずはこの辺が妥当な所かな。チームの成長。良い言葉だ。頑張ろう!

その時、ドンッ! と、俺にぶつかって来る選手がいた。……ナハムだ。
長身のイラン人は俺を見下した目で何かつぶやいて去っていった。
英語がわらなくても何を言ったかくらいは想像がつく。
「ふぁっきんじゃっぷ、くらいわかるんだよ、バカヤロー!」

新しいクラブ、ライバル……。プロとしての初シーズンがいま始まった。

ミドルスブラ

2005-06-09 20:04:05 | サッカーライフ2
ミドルスブラ……イングランド北部に位置する残留目標のクラブ。
マルサーフェン監督が指揮し、去年は17位と低迷している。
このチームを優勝に導く事が俺の役目ってわけか。監督は、
「是非レギュラーの座を手に入れて欲しい」と期待してくれてる。

これから苦楽を共にするチームメイトを整理しておこう。
4-4-2のダブルボランチシステム。中央重視の戦法が得意。
開幕直前の監督が想定するスタメンは、

GK  ジョーンズ(オーストラリア)
LSB キュードルー(フランス)
CDF リボッソ(イングランド)
CDF エヒオグ(イングランド)
RSB レイチラー(オランダ)/※ライツィハー
LMF レンネン(オランダ)/※ゼンデン
DMF パーラー(イングランド)
DMF メンディエタ(イングランド)
RMF ウィルソン(イングランド)
FW  ビドゥカ(オーストラリア)
FW  タッチェルダニンツ(オランダ)/※ハッセルバインク

17位に甘んじているが、なかなかのメンバーではないかな。
DMFの俺のライバルとなるのは、メンディエタ、パーラーか。
控えにはドリーバ(ブラジル)もいるし、心強くも手強いライバルだ。
多くの関係者は「先発メンバーとしては少し足りない」と思っているが、
地道に練習を重ねて監督の信頼を勝ち取りスタメンに定着してやる!

ちなみに、現在の俺の移籍金は1億3701万円。
まだ16歳になったばかりの俺に1億円の価値があるかはわからない。
無名の俺を獲得してくれた恩を返す為にもクラブに貢献していこう。

挑戦者

2005-06-09 10:49:56 | サッカーライフ2
イングランド……世界5大リーグに数え上げられるサッカー大国。
ここから俺のプロ生活が始まる。今から楽しみでしかたない。
1年602万円の契約でミドルスブラに入団することに決まった。
この入団は日本のサッカー番組でもちょっとしたニュースとなる。

土曜深夜放送のスーパーサッカーの1コーナーで俺が取り上げられた。
といっても、1分前後のニュースとして。出演者たちの評価は、

水沼「う~ん、正直に言ってまだまだ実力不足でしょうね。客寄せパンダとしての獲得じゃないと祈りたいもんです」
加藤「なんでも狂犬・ガットゥーゾを目標にしているみたいですけど、負け犬になって帰って来ては欲しくないですね、ぶはははは」
白石「はい、頑張ってくださいね。では、次は待望の俺キンランキングです。バナナ~」

ちくしょう……みんなで馬鹿にしやがって!!
お前らのいまの発言は覚えておくぞ! 絶対に見返してやる!!

翌日。クラブ関係者と背番号を決める事になった。
挑戦者という立場から希望を伝えずにクラブの定めた番号にしよう。
クラブが提示してきた番号は…………『6』!?
なんと一桁。てっきり30番台で来ると思っていたのだが驚きだ。
これは期待されているって事なのか。それとも客寄せパンダなのか。
そんな事を考えても仕方ない。答えはフィールドで見せるとしよう。

日本からの挑戦

2005-06-09 10:18:18 | サッカーライフ2
トレセンに来てから半年の月日が流れた。
同期の連中に海外留学へと旅立つ者も何人かいた。
俺もコーチに薦められたが、留学費用は全て実費。
親の反対を押し切って来ている俺にはそんな金があるわけが無い。
地道にこのトレセンで力をつけていこう。
必ず俺の可能性に気付いてくれるチームが現れるはずだ。

「へい、Makoz! 元気でやってるかい?」
「ジョージか。相変わらず微妙なテンションだね」
「君も相変わらずの毒舌だね。今日はこの前に言っていた素晴らしいプレゼントを持ってきてあげたよ」
「えっ、なに?(ドスケベビデオ!?)」
「ふっふっふっ。実は君にクラブチームからオファーが来た」
「なんだ、ビデオじゃないのか………ってオファー!?」
「どうだい。素晴らしいプレゼントだろ?」
「ああ! 最高だ! どこのチーム!? エスパルス? それともマリノス? いや、ジェフも捨てがたいな」
「ミドルスブラだ」
「みどるすぶら? そんなJチームあったっけ?」
「Jリーグじゃないよ。プレミアリーグだ」
「ぷれみありーぐ? えええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

サッカー大国・イングランドのクラブチームからのオファー。
Jからも声が掛からない俺にプレミアからオファーが来るなんて……。
これは夢なのか? なんの実績もない俺がいきなり海外クラブへ……。
ジョージの話では、たまたま観光に来ていたミドルスブラのスカウトが、
練習をしている俺に目をつけてくれたらしい。なんたる幸運。
見てくれている人はいるんだなぁ…。このトレセンに来て良かった!

「で、どうする? 契約するかい?」
「もちろん!!」

こうして俺は日本を飛び出してイングランドへと旅立つ事となった。
そこに待ち受けているのは成功か、それとも挫折か。それはまた別の話。

トレセンの日々

2005-06-09 08:55:40 | サッカーライフ2
日本トレセンでの生活は過酷極まりないものだった。
朝から徹底としたサッカー教育。練習、練習、練習……。
すでに何人か脱落者が出ている。だが、俺にとっては幸せその物。
自分でも力がついているのがわかる。強くなっている……はずだ。
コーチに「お前はタックルとパスカット能力はなかなかだ」言われるし、
流した汗の量だけ強くなれると信じて頑張っていこう。

「へい、Makoz! 元気でやってるかい?」
「ああ、ジョージか。あいむふぁいんせんきゅー」
「おぉ~イエス! 英会話の練習も欠かしてないね! Good!!」
「……あんたのキャラクターがいまいち掴めないよ」
「それはそうとMakozにプレゼントを持ってきてあげたよ!」
「これは、、、ビデオテープ?」
「ムフフなドスケベビデオじゃないよ。君はまだ15歳なんだからダメ!」
「……じゃあ、なんのビデオだよ?」

ジョージが持ってきたビデオはサッカー特番を録画したものだった。
なんでもアーセナルのビネアの1年を追ったドキュメンタリーらしい。
彼のプレイを見てプロ生活を勉強して欲しいというわけだ。
確かにプロ選手の生活を見るのも勉強になるだろう。
だけど、めんどくさいから全部早送りで進めちまおう。

「なにか良からぬ事を考えてないかい?」
「えっ!? 別に考えてないよ!!」
「……(ジーッとMakozを見つめる)まぁいいか、それはそうとMakoz。もしかしたら、もうすぐ君に素晴らしいプレゼントをあげられるかもしれないよ。それまでしっかりと練習に励むんだよ!」

素晴らしいプレゼント……今度こそドスケベビデオかな?
まぁ、今の俺はただひたすら練習するしかない。今日も頑張るぞ~!

代理人との出会い

2005-06-08 18:09:19 | サッカーライフ2
なんとか日本トレセンに入ることが出来た。これがサッカーライフ第一歩。
両親も渋々ながら俺の旅立ちを見送ってくれた(ブツブツ文句言ってたけど)。
これからは福島県にある日本トレセンの寮で暮らす事になる。

日本トレセンには全国から選りすぐれた選手たちが大勢いた。
すでにU-15で活躍している仲居秀憲や榎里卓也の姿も見られる。
こ、こんな凄い選手と同じ場所で練習していくのか。た、たまらん!
現時点ではこいつらに負けているかもしれない。だが絶対に抜かしてやる!
一人で勝手に対抗意識を燃やしている間に自己紹介の順番が回ってきた。

「千葉からやって来ましたMakozです。ポジションはディフェンシブハーフ。目標とする選手はACミランのガットゥーゾとリバプールのジェラードです!世界に通用する選手となって、必ずや日本をインターナショナルカップ優勝へと導きます!」

ガヤガヤと騒いでいた選手たちから失笑が漏れる。
「インターナショナルカップ優勝って(笑) つーか、お前誰だよ?」
けっ。現状で満足しているやつらは豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ。
お前らがチャラチャラしている間に、俺は絶対に上へと駆け上がってやる!

「ふっふっふ、意気込むのは良いが、冷静に自分の位置を把握していないとサッカー選手として大成する事は出来ないよ」

他の選手たちを睨みつけていると、怪しいグラサン男に声を掛けられた。

「はぁ……」
「おっと自己紹介が遅れたね。私はジョージ・ヴィンセント二世。親しみを込めてジョージとでも呼んでくれ。このトレセンの選手たちの代理人をやっている」
「代理人?」
「そうだ。プロ選手のほとんどが代理人と契約している。選手の代わりに移籍交渉なんかを行うマネージャーみたいなものかな」
「へぇ~」
「君はなかなか面白い。僕の豪腕と人脈を駆使して必ずやプロの世界へと羽ばたかせてあげるよ。ヨーロッパクラブへとね」
「えっ!? ヨーロッパ!?」
「ふっふっふっ……」

この出会いが俺の大きな転機になるとはこの時は思いもしていなかった。

トレセンへ!

2005-06-08 17:00:40 | サッカーライフ2
合格をしていた高校への入学を取り止めた。
案の定、両親は大激怒。友達には笑われた。

母「なに考えてんのよ!? その年で人生を捨てるなんて……」
父「…………バカモンが」
友1「はぁ!? お前大丈夫か? もっと現実を見た方がいいぞ」
友2「おかしいやつだと思っていたけれど、ここまで馬鹿だったとは」

ふん、笑いたいやつは笑えばいいさ。どっかの偉い人は言っていた。
「小市民たちはいつも挑戦者を笑う」
誰も俺がサッカー選手として大成するとは思っていないだろう。
だけど、挑戦しないやつはいつまでたっても夢を掴む事は出来ない!

そう自分に言い聞かせて、日本トレセンの門を叩いた。
なんでもここは、世界に通用する若手選手の育成を目的としているらしい。
まさに俺にうってつけだ。ここで実力をつけてプロの世界へ羽ばたいてやる!

実技、筆記、面接の試験を終え、後は結果を待つだけだ。
神様仏様稲尾様、どうか俺にチャンスを与えてください! お願いします!

手を合わせて祈っているMakozをじっと見つめているサングラスの男がいた。
(彼は……なかなかのグッドプレイヤーのようだ。テクニックはまだまだだけれど、サッカーに対する姿勢には熱いモノがある。磨けば面白い選手に成長するかもな)

不適な笑みを浮かべる謎の男。果たして彼は天使なのか、悪魔なのか…。

プロローグ

2005-06-08 02:53:16 | サッカーライフ2
ほた~るの~ひか~り~まどのゆ~き~……

ついに中学も卒業かぁ。思えば部活をしていた記憶しかない。
土日も夏休みもサッカー三昧。女の子とほとんど話さなかったなぁ…。
でも充実した三年間だった。サッカーをしている時が一番楽しかった。
唯一心残りといえば地区大会すら突破出来なかった事かな。

県内でも有名な弱小校。おかげで三年間ずっとレギュラーだったけど。
当然、強豪高校やユースからの誘いも無い。まぁ当たり前か。
年の近い森本やアドゥ(アメリカ)はすでにプロの世界で戦っているというのに。
本当にこのままサッカーを続けていって、プロの世界に入れるのだろうか。

このまま頑張っていけば、もしかしたらJリーグに入れるかもしれない。
だけど、それで世界に通用する選手になれるのか?
夢であるヨーロッパのサッカークラブでやっていく事は出来るのか?
高校へ入学して数学や歴史を学ぶ時間が俺には必要なのか?
突飛した才能の無い俺は全てをサッカーにつぎ込むべきではないのか。

そこで俺は一世一代の大きな賭けに出た。
高校へは行かない。このまま人生の全てをサッカーに捧げよう。
プロの世界へ出て自分を磨き、世界に通用するサッカー選手になってやる!
そして欧州チャンピオンシップを制し、日本をインターナショナルカップ優勝へと導くのだ!

そんな事を思い、サッカーマガジンを読んでいると一つの広告に目が止まった。

『日本トレセン、メンバー募集中!!』

これだ! ここに俺のこれからの人生が待ち受けているはずだ!
そう決意した俺はサッカーマガジンを握り締め、馴れ親しんだ学び舎を後にした。

この瞬間から俺のサッカーライフは始まったんだ……。

プレイ日記開始前挨拶

2005-06-07 02:56:39 | サッカーライフ2
ついに『サッカーライフ2』明後日発売です。今から待ち遠しい!
前作は品薄で発売日正午に買いに行ったのにどの店も売り切れで、
何件も回ってようやく寂れたゲーム屋で買えて感動した記憶があります。
今回は大々的に宣伝もしているので予約してなくても買えるかな?

さて、今回はプレイ日記を書いていこうと思います。
前作の2ちゃんで奈緒パパプレイ日記がとても面白かったので、
その面白さに近づけるよう書いていけたらなぁと気合を入れていきます。

プレイ日記のスタンスとしては、一人称なりきり方式で書いていきます。
一サッカー選手体験ゲームなので、この方式が一番書きやすそうだし。
前情報によるとイベントが少なかったりモチベーションが保てないとあるので、
要所で妄想を入れつつサッカーライフを満喫している日記にしていく予定。

プレイする選手は日本人ボランテでやっていきます。
私自身の学生時代のポジションが守備的MFだったので、
FWも面白そうだけど今回はボランテでやります(前作はFW)。
前作みたいにモデル選手を選ぶ場合は遠藤が一番良いかな。

というわけで、今から妄想は膨らむばかりですが続きはプレイ日記本編で。
少しでも皆さんのプレイ合間の読み物になるように精進していきます。
手探りでやっていきますが、どうぞよろしくお願い致します。