なんとか日本トレセンに入ることが出来た。これがサッカーライフ第一歩。
両親も渋々ながら俺の旅立ちを見送ってくれた(ブツブツ文句言ってたけど)。
これからは福島県にある日本トレセンの寮で暮らす事になる。
日本トレセンには全国から選りすぐれた選手たちが大勢いた。
すでにU-15で活躍している仲居秀憲や榎里卓也の姿も見られる。
こ、こんな凄い選手と同じ場所で練習していくのか。た、たまらん!
現時点ではこいつらに負けているかもしれない。だが絶対に抜かしてやる!
一人で勝手に対抗意識を燃やしている間に自己紹介の順番が回ってきた。
「千葉からやって来ましたMakozです。ポジションはディフェンシブハーフ。目標とする選手はACミランのガットゥーゾとリバプールのジェラードです!世界に通用する選手となって、必ずや日本をインターナショナルカップ優勝へと導きます!」
ガヤガヤと騒いでいた選手たちから失笑が漏れる。
「インターナショナルカップ優勝って(笑) つーか、お前誰だよ?」
けっ。現状で満足しているやつらは豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ。
お前らがチャラチャラしている間に、俺は絶対に上へと駆け上がってやる!
「ふっふっふ、意気込むのは良いが、冷静に自分の位置を把握していないとサッカー選手として大成する事は出来ないよ」
他の選手たちを睨みつけていると、怪しいグラサン男に声を掛けられた。
「はぁ……」
「おっと自己紹介が遅れたね。私はジョージ・ヴィンセント二世。親しみを込めてジョージとでも呼んでくれ。このトレセンの選手たちの代理人をやっている」
「代理人?」
「そうだ。プロ選手のほとんどが代理人と契約している。選手の代わりに移籍交渉なんかを行うマネージャーみたいなものかな」
「へぇ~」
「君はなかなか面白い。僕の豪腕と人脈を駆使して必ずやプロの世界へと羽ばたかせてあげるよ。ヨーロッパクラブへとね」
「えっ!? ヨーロッパ!?」
「ふっふっふっ……」
この出会いが俺の大きな転機になるとはこの時は思いもしていなかった。
両親も渋々ながら俺の旅立ちを見送ってくれた(ブツブツ文句言ってたけど)。
これからは福島県にある日本トレセンの寮で暮らす事になる。
日本トレセンには全国から選りすぐれた選手たちが大勢いた。
すでにU-15で活躍している仲居秀憲や榎里卓也の姿も見られる。
こ、こんな凄い選手と同じ場所で練習していくのか。た、たまらん!
現時点ではこいつらに負けているかもしれない。だが絶対に抜かしてやる!
一人で勝手に対抗意識を燃やしている間に自己紹介の順番が回ってきた。
「千葉からやって来ましたMakozです。ポジションはディフェンシブハーフ。目標とする選手はACミランのガットゥーゾとリバプールのジェラードです!世界に通用する選手となって、必ずや日本をインターナショナルカップ優勝へと導きます!」
ガヤガヤと騒いでいた選手たちから失笑が漏れる。
「インターナショナルカップ優勝って(笑) つーか、お前誰だよ?」
けっ。現状で満足しているやつらは豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ。
お前らがチャラチャラしている間に、俺は絶対に上へと駆け上がってやる!
「ふっふっふ、意気込むのは良いが、冷静に自分の位置を把握していないとサッカー選手として大成する事は出来ないよ」
他の選手たちを睨みつけていると、怪しいグラサン男に声を掛けられた。
「はぁ……」
「おっと自己紹介が遅れたね。私はジョージ・ヴィンセント二世。親しみを込めてジョージとでも呼んでくれ。このトレセンの選手たちの代理人をやっている」
「代理人?」
「そうだ。プロ選手のほとんどが代理人と契約している。選手の代わりに移籍交渉なんかを行うマネージャーみたいなものかな」
「へぇ~」
「君はなかなか面白い。僕の豪腕と人脈を駆使して必ずやプロの世界へと羽ばたかせてあげるよ。ヨーロッパクラブへとね」
「えっ!? ヨーロッパ!?」
「ふっふっふっ……」
この出会いが俺の大きな転機になるとはこの時は思いもしていなかった。
Makoz選手のサッカーライフ、
楽しみに拝見させて頂きますね。
楽しみにして頂いて光栄です。
期待に応えられるよう精進していきます!