文化学園服飾博物館では文化学園創立90周年記念特別展明治・大正・昭和戦前期の宮廷服 -洋装と装束-が開かれている。
近代国家が始まった明治政府は洋服を正式な服装と決め、軍服などといっしょに天皇家の服装も洋服に決めたらしい。
天皇などの男性は軍服を正式な服装として、女性はドレスを正装とした。
ドレスはその時の流行が取り入れられたようで見ているのも楽しい。
しかし、宮廷の儀式や行事では十二単、袿袴などを着用し続けている。
本展ではその両方を見ることができる。
洋服は近代化として西洋文化を一般の市民よりも率先して取り入れた象徴でもあるだろうが、
十二単等の伝統的な装束も私から見ると草履ではなくブーツのような靴だったり中国の服に似ているように思う。
戦前においては皇室は日本の伝統を守るというよりは、革新を体現する存在なのかなぁ。
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