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artのしおり

artist高村牧子の見たり感じた事を記録しておくページ、美術館とか固有名詞にリンクをはっています。

ヒルマ・アフ・クリント

2025-06-07 | 展覧会感想
東京国立近代美術館で評判のヒルマ・アフ・クリント展を観た。いろいろ疑問が浮かぶ、その疑問は修復家の方の文章を読むと少し分かる。『工程と手段─ ヒルマ・アフ・クリントの営み 田口かおり 』大きな絵は紙に描かれていて、継ぎ合わせわされていて皺が出来ている。そんな、素人のまるで文化祭のポスターのような作りなのに、100年前とは思えない発色をしている。展示は画学生の頃の作品から始まる。 なるほど、優秀な、 . . . 本文を読む

あの時の風景

2025-05-31 | 展覧会感想
板橋区立美術館の館蔵品展 あの時の風景(特集展示 あの風景を見つめる目)なかなか見応えありました。特別展以外は入場料無料みたい。なので今回も無料でした。ただ、場所が不便、成増からのバスは1時間に2本でした。しかしサプライズ!バス停そばにヤギがいました!近くに植物園や東京大仏もあるので、近くない方も周辺も含めて時間のある時に来るといいかも。 . . . 本文を読む

Art Fair TOBU 2025

2025-04-19 | 展覧会感想
アートフェア東武2025 百貨店の画商の催事、縄文土器から現代美術までと言うので来てみた。びっくりした。土器の中に植物が、植わっていた。そんな展示ありなんだ!すごい賑わい。タローや、フジタ、弥生、歌麿、シャガール。美大でたての日本画は作家も来てる。売る気満々 . . . 本文を読む

印刷博物館

2025-03-08 | 展覧会感想
社名から印刷を取ったTOPPAN株式会社の博物館活字って、結構昔からあったんだなぁと、感心する。文字一つ一つを並べ変えて文章を作り上げて版にする。と言うのは、書き文字文化の革命みたいな事ではなかろうか?そして、活字を使わなくなって半世紀、紙さえ使わないのが現代の目指すところのようだが、紙でできた本という物が好きだな。 . . . 本文を読む

花器のある風景

2025-03-07 | 展覧会感想
泉屋博古館東京で『花器のある風景』という企画展示を見た。昭和の日本の家庭では、和室があり床の間があり、花が活けてある風景は一般的だったような気がする。その『なにげなさ』はあたりまえのように思っていたが、いつからそのような文化が始まったのか、考えたことも無かった事を気付かされた。 . . . 本文を読む

あつまれ! どうぶつの模様

2025-02-15 | 展覧会感想
文化学園服飾博物館で開催中の『あつまれ! どうぶつの模様』 を見た。地味な博物館の収蔵品の展示である。 何度か来ているので同じ物を見ているのかもしれない。でも違うアプローチで展示している世界中の服飾品は興味深い。 閉館の放送で時を忘れていたことに気づいた。  . . . 本文を読む

ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965

2025-02-07 | 展覧会感想
ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965はパナソニック汐留美術館で開催されている。建築家として有名な作家の諸芸術の綜合とはどういうことなのか興味深く見た。作品は立体やタペストリーなどやデッサンなど多岐にわたり数も多い。しかし会場が狭い。コルビジェの建築を意識した設営でデザインは良いのだが、狭い部屋の真中に彫刻があったりして、引いて見れない。必要なのだろうけれど、長文の説明が多くこの混雑で . . . 本文を読む

須田悦弘展

2025-01-24 | 展覧会感想
渋谷区立松濤美術館は金曜日は夜8時まで開館してます。精巧な彫刻に目がいくが、展示の仕方を考えるとやはり現代美術なのだと思う。しかし、バランスの良さはデザイン出身というところに納得する。技術は勝手についてくるものだから、やはり考え方こそ若いうちに磨くべきなんだな、と改めて思った。 . . . 本文を読む

デ・キリコ

2024-08-28 | 展覧会感想
デ・キリコ展 東京都立美術館に行った。展示開場の壁が、キリコの絵に出てくるアーチのある壁のように作ってあった。キリコは自分の絵の中に過去の作品を登場させたりしているので、展示開場にいる私が今見ている風景もキリコの作品の中にいるようで、シュールな体験となった。 . . . 本文を読む