まきまきしま書

西尾(吉田)真紀ブログ
日々の心情、出来事を「書」で表現。創作書日記です。

黐(もち)の木

2010年04月15日 | 
先日、お庭の剪定をシルバーセンターさんにお願いしました。

やはり職人さんは違いますね。
おかげで森が庭になりました(o^_^o)

そんな中、黐(もち)の木がこの日一番私を悩ませてくれました。

祖母から、「黐の木は大きくなればなるほど金もちになるといわれとるから切らずにどんどん大きくするとよかよ。屋根よりも大きく!」と言われていました。

ところが職人さんたちは、「黐の木はすぐに大きくなるから切った方がよか。隣にある桜と紅葉の木がこれ以上大きく咲かずに死んでしまうよ。」と根元から切ることを進められました。

桜と紅葉が死んでしまうなんてとんでもない…(>_<)
しかし、黐の木を切ってしまったらきっと祖母は悲しむだろう。そして我が家に来る度、「なんで黐の木を切ってしもうたかねぇ…」といつまでも悔やまれるだろう。

祖母の悲しむ顔が頭から離れません。
苦渋の決断の末、黐の木はそのまま残してもらうことにしました。

夜、祖母に報告の電話♪

すると祖母は、
「そんなら切ってもろうたらよかったやなかね」
と、あっさり……。


ガ~~~~~ンっ(*_*)


まあ…
三本とも残ってはいるので、植え替えたらいいんですよね(^^;)


書:望