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Music♪

劇団四季好きの私が自由気ままに綴る日記でございます。

ファントムキング!!

2006年07月30日 | Weblog
今日はLKの5000回記念日だったらしいですが。
どうやらそのカーテンコール中、春劇場にオペラ座のオーヴァーチュアが流れたらしいです。

そして、どうやらオペラ座とキャッツのメンバーがかけつけたそうな。
しかもですよ。
噂によると村ファントムに沼尾クリスに佐野ラウル。
木村ジェリロにキムタガー、荒井バブだそうじゃないですかっっっ!!!
おいしすぎる。

というか何美味しい事やってるんですか四季よ!!
ちょっとこのカテコ観にLK行きたかったぁ~とか思っちゃったじゃないですか(笑)

サバンナの動物に囲まれている村ファントムが観てみたかったです(爆笑)
きっとクリスとラウルをアフリカにつれてってあげたんだわ、ボートで!

それにしてもおめでとう5000回
たしか4000回は北澤シンバで、その翌週にLK2回目観劇に行ったら李シンバデビューになっていて、それから暫く北澤シンバは名古屋に行っていたあの懐かしい年を思い出す(苦笑)

ばら撒け全て我らがエヴァペロ~~~ン!!

2006年07月30日 | Weblog
エビータ開幕で早速劇場に足を運んだわけですが・・・。
秋劇場に入るやいなや向かったのは売店で、全国の公演のパンフレットチェックです。
そこに置いてあったジョン万次郎パンフの柳瀬さんの殿様姿に興奮し、購入してしまう始末(笑)
500円であれだけの写真があったらそりゃお得よ~~♪

本編ですが、前回の公演の時は観るだけで一杯一杯でしたし、風邪を引いていたり、ソワレに北澤シンバ観なきゃ♪とかウキウキしていたりであんまり集中してんかったんですが、今回は歌も覚えて完璧です!

というか自分でもびっくりするぐらい音を入れ込んでるなぁ~と自分に関心しました(笑)
それでもCDで解らなかったり、この役者さんの音程で本当に合ってるのか・・・?と疑問に思う事もありましたが。
楽譜でもあれば確かめたいのに!!と思っていたら本当に楽譜が売ってました(爆)
しかし買う勇気が無いんですけど~。

も~~芝さんを大いに堪能!!!!!!サイコ~~~!!!
カッコ良いよ~~~~~~!!!!!
アンサンブルも歌に踊りに凄く楽しめました。久しぶりにアンサンブル充実してましたよ。
しかしエビータのアンサンブルってやけに多いですよね。
アイーダに分けてあげたいぐらい。やっぱり国民の大人数の雰囲気出すにはこれぐらい必要なのかしら??

中でも高倉さんは踊りは上手いしスタイルは良いし、♪さぁ聴きたい旅の成果~と歌って居るところでは目の前にいらっしゃったので顔の小ささにびっくり。
牧野さんも目立ってましたね。プロデューサーに下村さんとの椅子取りゲームに最後まで残ってたしっ!

で、井上エビータ。
オープニングの歌声が凄く綺麗~~で、さすがソプラノの名手だけあるなぁと感じました。
歌の表現力は前回よりも上達していました。
気になっていたソプラノとアルトの切り替えも、まだまだ・・・とは思いながら少しずつ丁寧になってきていたと思います。
2幕は本当に井上さんが死にそうで、毎回びっくりしてしまいます(汗)

井上エビータは本当に強い。
自分自身でのし上がって来ました!!感が強くて。
ペロンより自分が全てやってます!!って感じですねぇ。
ちょっと15歳から野望が強すぎる面もありますが、これが井上さんの味ですかね。この野心の強さがラストの弱々しいエヴァと対照的で良いですね。

でもやっぱりもうちょっと女性としての可憐さ、とか男を手玉にとって踏み台にして来た子悪魔要素が欲しいかも~~~。

下村ペロンはもうちょっと歌のノビが欲しかったかなぁ。
音程も怪しかった部分がチラホラ(苦笑)
でも風格というか、体格というか、下村さんのペロンって重厚感があって良いですよね。

エビータの曲で好きなのは??と考えると勿論ブエノスアイレスも良いのですが、マニアックどころで♪エヴァのソネットが大好きです。
あのありえない音程からドラマティックな展開が物凄い。
あれこそ歌い手泣かせなナンバーですねぇ。本当に難しい。
でも聴いているだけで涙が溢れます。
最後のミストレスの歌のメロディーで「どこへゆけば・・・?」というエバの部分が本当に切なくて・・・・。
いつからこの曲が好きになってしまったんだろうか??

エビータはやっぱり野村さんのCDの印象が強いなぁ。
次回は9月!新キャストとか出たりしないのかなぁ~??マガルディとか!

色々な事がありすぎて

2006年07月30日 | Weblog
金曜の屋形船→土曜のエビータ→ジョン万次郎のパンフレット先駆け購入の話等色々と書きたい事があったのですが・・・。
Wでびっくりな事がありました。

来年3月「オペラ座の怪人」東京公演千秋楽

劇場でアルプ読んで知ったのですが、あ~やっぱりなぁ。
ちょっと今の状況でこれ以上続けるのは役者さんの負担も大きいし、観ている観客側も納得がいかなかったりするのであれば、潔く千秋楽にする必要があると思ったのです。
でもやっぱり寂しいですね。今までならいつでも観に行けていたのに。
そういえばロングランを開幕から千秋楽を見送るのは初めてですね。
四季ファンになって東京はLKはずっとだし、マンマも観始めた年に楽だったので。
開幕の週にドキドキしながら石丸ラウルを最前列で観て、高井さんの怪人に気がついたら涙が止まらなかったのを今でも覚えています。衝撃的でした。

で、もうひとつ

ついに・・・ついに・・・公式のキャスト情報に

オペラ座の怪人:高井 治
          村 俊英
          佐野正幸

来ましたねぇ~~~佐野さん!!佐野ファントム!!いつデビューなんだろう!
久々にワクワクしてしまいました。
多分次のファントムは佐野さんだろうと予測してましたが、まさか千秋楽が解った日にお名前が挙がるとは!!

ラウルにもまだお名前があるので平行なのかな?

佐野さんがデビューをされたらファントムも9代目になるんですね。
市村さん、山口さん、沢木さん、芥川さん、今井さん、青山さん、村さん、高井さん。
オペラ座初演のメンバーがアンサンブルを演じて、ラウルを演じて、念願のファントムへ。
この全てのファントムを観て来て、一番オペラ座の舞台を経験されている佐野さんがどんなファントムを演じられるのかが今から楽しみです。



ドキドキ・・・

2006年07月23日 | Weblog
毎週月曜のキャスト発表はドキドキしますね。
特にオペラ座。沼尾さんはそろそろ抜けられますよね。
沼尾さんと高井さんで久しぶりに観たかったんですが(涙)
突然樋口麻美さんのクリスティーヌとか登場しないですかね(爆)
樋口さんの憧れの役はよくインタビューでも語っていますが先にも後にもクリスティーヌなんですよね。最初聞いた時はビックリしましたが、今ではちょっと観てみたいですね。
芝ファントムとセットで観る時代が来るのでしょうか??

LKも記念日公演があって、エビータも開幕して、慌しい週ですねぇ。
自分も勝手にバタバタな7月でしたが、何故か今週も暑気払い。
前の支店の暑気払いに呼ばれて行く事に・・・。

8月はジョン万を観て、旅行へ行って、もっと落ち着いて過ごしたいものです。
ジョン万といえばこの作曲も三木たかしさんだったんですね~。今知った。
振り付けは勿論加藤さんなわけです。

話は変わって、大河ドラマの「功名が辻」に最近中村橋之助さんが頻繁にご登場です。
わ~~い!!橋之助さんが出て来るとテレビにかじりついてしまいます(笑)
本当に素敵なお声に演技にヅラ姿。
今回は石田三成役なわけですが、私にとっては永遠の毛利元就な訳です。
あぁ、茶々になりたい(笑)
上川隆也さんは地味ながら結構好きな役者さんです。
勝手な話ですが、「鹿鳴館」の久雄を是非上川さんに演じて頂きたいなぁ~なんて思ってしまったり。

なんだかまばらな内容になってしまった。
あ~~また1週間お仕事かぁ~~☆

ジョン万次郎~

2006年07月22日 | Weblog
凄く迷っていたのですが、全国公演の開幕でも柳瀬さんが出演されていたので思わずチケット取ってしまいました(爆)
だって・・・やなぴーに会いたいのよぉ~~。

まぁ、当日船長さんが吉原さんや臼倉さんになっても仕方ないかなぁ~って。
柳瀬さんもそうですが、何気に石井さんの万次郎が観てみたかったというのも手伝ってチケット取ってしまったわけですが。

頑張って仕事終わらせて5時ダッシュしなくてわっっ!!

ここ数週間平日も休日もバタバタ続きでダウン気味でした・・・。
土日でゆっくり休んで月末を乗り切らねばね!!
本当に、最近疲れる・・・。8月はもっとゆっくり仕事&プライベートで過ごせると良いなぁ。

本当なのかも・・・

2006年07月19日 | Weblog
友石さんが近頃お姿をめっきり現さないなぁ~とは感じてました。
いや、でももうすぐしたらシンバで絶対復活してくれるはず!!と信じてはいるんです。
しかしやっぱり退団説が強くて、ちょっと気分が沈みました。
おそらく新パンフが出たときに公式の方からもお名前が消えてしまうのだろうか??
最後に友石シンバ観たのって去年の私のバースデー観劇ではなかろうか・・と思い返すと余計に沈む・・・。もっと観ておきたかった・・・。

やっぱり私が観てきたシンバの中で総合的に好きだったのが友石さんだったなぁ。
演技も上手くって、声も(ハイパー高音で)綺麗で。

・・・嘘だと言って!!!とサラビの様に訴えたい。
ひょっこりシンバで出てこないかなぁ?


そんなこんなお気に入りの役者さんが不意に辞めてしまうとショックが大きいです。
やっぱり最後に観たのは・・って考えてしまいますよね。
そんなショックからか、また沼尾さんを観に行きたいなぁ~なんて考えてしまいました(苦笑)

退団された方といえば元四季の村田恵理子さんがファンの集いを催したそうですね。
しかもシンク・オブ・ミーを歌われたとか・・・羨まし過ぎる。
一番観てみたかったクリスティーヌ役者さんです。

サプリ

2006年07月17日 | Weblog
↑月9珍しく観てます。ベタベタな感じでも無いし、仕事ものもそこまで熱を入れた感じでもないので良いです。
うちの会社にも亀梨君の様なバイトを入れてくれ~(笑)

丁度明後日が研修で、早く終わるのでLKかオペラ座行こうと思えば行けるかもと思ったのもつかの間・・・水曜休演ばっかじゃん!!(涙)
仕方が無い、美容室にでも行こうかなぁ。

そういえばジョン万次郎のチケを取るか迷っています。
川口のリリア、仕事帰りに余裕で行けちゃう場所なので。
とりあえず今週の全国初日キャストを観てからかな~。柳瀬さんが居たらチケ取るかも(笑)

この連休中、金曜と今日で水魚ちゃん宅へ入り浸ってしまってましたが、彼女が撮り溜めしておいてくれた深夜アニメの「ガラスの仮面」をまとめ観してました。
まだ20話は残ってるんですが。
丁度「奇跡の人」が終わって、大河ドラマ撮影等でマヤが芸能界を追放されちゃうぐらいまで観ました。

「ガラスの仮面」本当に面白いです。
四季の舞台を観る様になってなおさらハマりました(笑)
原作も文庫版で持ってますが、読み直す度に大好きになるのが姫川亜弓さんですよねぇ。
亜弓さん、本当に素敵な人です。
サラブレッドでありながら、舞台の上ではフェアでありたい、自分自身の技術を磨く貪欲さ、クールに見えながらも演技にたいする情熱。
そんな彼女もマヤにはいつもコンプレックスを抱いていて、ときたま垣間見れる孤高さがまた良いんですよね。

しかし~アニメの桜小路君の髪型が許せない~~~!!
亜弓さんやレイも髪を現代風に弄られてる訳ですが、桜小路君は酷すぎるよ~(涙)
真澄様や水城さんはそのままなのに。

ついでにラウルレポも

2006年07月16日 | Weblog
最近北澤さんのラウルを観終わると物凄く疲れるんですよ。
1幕の終わりは甘~~~い♪オールアイアスク~を聴かせて頂き、うっとり気分。2幕の初めもマスカレードでニコニコ笑顔とギコチなダンスに癒されているんですが・・・。
恐怖に脅えているクリスを観て理解の出来ない、見えない相手にヤキモチを焼いて不安になる気持ちも解るのですが、北澤ラウルはそのストレスを怒りとしてぶつけるんですよね。
勿論ファントムへなんですが、どこか無意識にクリスティーヌに向けているような気がして、お互い優しい笑顔なのに痛々しさを感じてしまう・・・。
青い・・・若い・・・青春だなぁ。
北澤ラウルを観ていつも辛くなるのは、きっと私じゃ耐えられないからだろうなぁ(笑)
恐らく私がそういう態度を取られると嫌なので、見ていてスッキリしないんだと思われ。

北澤ラウルってやっぱり若造で苛々しててストレスで胃を悪くしてそうなイメージが強いので(笑)
それまで結構一歩後ろに下がっている性格だったのが、オペラ座という世界、もしかしたらファントムが育てたクリスティーヌの歌姫の魔力に取り憑かれる感じがする。彼女がらみの事になると今までの自分からは想像できないくらい物凄く行動的になる。
原作のイメージが一番重なるのは北澤ラウルなんですよね。
でも何故かノイローゼチックなラウルのイメージが抜けない(笑)

柳瀬ラウルはなんとか包み込もう、理解しようと悩む姿が現れます。
その情熱がクリスの心を突き動かす、ちゃんと留めてくれる要なんです。
きっとラウルにも葛藤はあるけれども、包容力があるからこそ彼女を受け止めるラウル。切ないラウルだな~~。

佐野ラウルはおおらかさが救い。裏が無い、子爵なのに自分の関わる全ての人に身分隔てなく優しく接してそう。自分で農作業とかやってそう(笑)
そういうラウルだからこそ信頼を寄せられる。自然体の自分で居られる場所のラウル。

鈴木ラウルはマザコンっぽい。なんとなく(笑)オペラ座もお母様に買っていただいたっぽい(なんとなく)逆に地下室に置いていったら迷って帰れないから、佐渡クリスが「あぁ~~もぉぉ~~~何やってるのよ~」ってグイグイ引っ張って脱出したっぽい(その後予想)。

石丸ラウルはストーリーが進むにつれラウルとしての成長が一番感じられる。ドラマがあるラウルです。家では親の期待通りに過ごしつつも、外ではちゃっかり遊んでる。
どこかやんちゃな青年が、男性になる心の過程がちゃんと感じられる。
プライドもそれなりに高いからクリスを思いつつもファントムへライバル意識が凄く強いんです。ちょっとゲーム的な物を感じてしまう。でも石丸ラウルがクリスへの愛情が本物だと思うのはやっぱりドンファンでクリスが怪人にさらわれた時に突発的に追いかけようとする時に気づくんじゃないかなぁ・・・。
でも一緒に地下から逃げて生活しても無理に一緒に居てくれて、無理な笑顔がクリスを傷つけている様に感じてしまってクリスはそのままどこかへ消えてしまいそう(苦笑)

そういえばオリジナルのCD聴いて、山口ラウルはエキセントリック。絶対B型!!
カイン伯爵みたいなイメージでした。妙なコレクション、毒とか集めてそう(笑)いや、こういうイメージなラウルも有りです。

あ、とき●モみたいにラウルが選べれば良いのに(笑)
舞台云々じゃなかったとしたら私は柳瀬ラウルか佐野ラウルを選ぶかもしれませんね(笑。妄想倶楽部だ)


とはいうものの、北澤さんの若造っぷしも気に入ってます。
最近「今度泣きを見るのはお前の方だ!!」も全力投球で来ますね~。
ド迫力!!
後は1幕の表現をもっと頑張って貰えば2幕の演技に深みが増すと思われます。


そして、村さん。
ここの所怪人続投でお疲れかと思いきや、物凄く良いコンディションで臨まれているみたいです。
最近村さんのファントムが愛おしくてたまりません。
ドンファンからラストの下りが本当に素晴らしい。
今回も村さんの演技に涙が止まらなかった・・・。
本当にクリスティーヌを愛して止まないんだなぁ・・・。
大切で仕方ないのに、その愛し方が解らないが故に彼女を苦しめる結果になってしまう。

ラストは本当に惜しみない拍手を送ります。
オペラ座はキャストが良いと通いまくってしまうんですよね。
それだけ音楽の世界に憑かれいるのかもしれませんが・・・。

あぁ、久々に高井さんのファントム復帰も待っているんですがね~。
後久々に石丸ラウルが観たい。五東さんのクリスティーヌが観たい!!!

エビータも始まって、秋には壁抜けも始まってしまう!!
益々劇場へ行く回数が増えそうです・・。

やっと沼尾クリスレポ(長すぎ)

2006年07月16日 | Weblog
遅くなりながらも7月8日のレポです。

初めて沼尾さんを至近距離で観る事が出来ました。といっても実質4列目の席ですが。
その効果もあってか、東京公演で沼尾さんを観て一番素晴らしい出来だと感じました。
まぁ、ファントムとラウルとのバランスを考えるとベスト公演とはまた別なんですがね。


改めて思った事は、沼尾さんの中には色々なクリスティーヌが潜んでいるんだなぁと感じます。
多分私が沼尾さんを好きになった理由の1つかもしれません。
沼尾さんのクリスがきちんと確立されつつも、毎回それがきっちり表現されるというよりは、周囲の雰囲気、他のキャストさん、その日のコンディションによって違った印象を受ける。
ムラがあるって言われたらそれまでかもしれませんが、私にとってはそのムラが良い意味で毎回新鮮なのです。土台がしっかりしているからこそ安心して楽しめるわけですから。

今回いつもと感じた部分をちょっと・・・。

●リトルロッテで、「パパは亡くなったけれど・・本当にエンジェルオブミュージックは来てくれたわ」という台詞。
いつもは音楽の天使が来てくれたのっっ!!嬉しいの!的なニュアンスが多いのですが、今回は神秘的というか、まだハンニバルの代役を務めた自分が信じられない・・・喜びよりも戸惑いな「来てくれたわ」でした。そうですよね、彼女の中ではファントムとのレッスンは夢か幻か~な虚ろな状況ですものね。自分もいつの間にこんなに歌える様になったのだろうと驚いている感じ。そんな演技に私も驚く(笑)
その後の「私の音楽の先生はそれは厳しいの」もファントムの影に脅える表現を交えた様な声色でした。

●「パパに会いたい・・・」。墓場でのこの部分も久々に台詞風に歌っていました。
 もぅそこから涙腺スイッチオンで涙が止まらず・・・。
 今までで一番素晴らしい出来の「墓場にて」を聴かせていただきました。
本当に本当に素晴らしかったの一言です。それしか言えないです。
このナンバーを聴くだけで沼尾クリスの表現が凝縮されている様な気がします。

●ラストの指輪を返すシーンもいつもよりファントムの元を去るのが遅くて、ドキドキしてしまいました。

私の中にあるクリス像とは違うという事は前にも書いたかもしれませんが、それを超越して沼尾クリスは大きな感動を与えてくれました。
歌声、演技、表情、しぐさ、全身で彼女のクリスティーヌを表現してくれる。
それは今までの経験から培って来たものであって、それを魅せれる技術の実力があるからだなぁと感じました。
なんだか姫川亜弓さんを思い出しました(笑。解る方少ないかも)

最近の新人クリスティーヌの中で苫田さんも良い歌声演技をされるのですが、どうしてもまだまだと思ってしまうのはこの違いだと思うんです。
彼女の演技って彼女の感情で表現するクリスティーヌなんですよね。
だからこそ激動で舞台が流れるし、リアルを思わせるんですが、作品として、舞台役者としてはやっぱり違うんだと思います。
聴かせる所で聴かせる、魅せる所で魅せる力がまだまだ不足しているんですよね。
彼女が役者としての本物の表現力、技術を身につけたとき、きっと凄く良いクリスティーヌに成長されるんだと思います。
歌も上手いし、ファントムへの思い入れも強いし、これからの役者さんですから頑張って貰いたいんですよね。

さて、話はそれましたが、沼尾さんのクリスティーヌって凄くしっかり者な雰囲気なんですよね。お姉さん肌というか。皆から信頼されてそう。稽古もしっかりしてそう。
でも普段は何をしているのか、プライベートは話さないミステリアスな雰囲気が周りにあまり人を集めない、ふんわりという感じではないけれど、可憐で、優しい空気も兼ねているから冷たい感じにはならない。
私が持っているイメージのクリスが沼尾さんに上書きされてしまうくらい最近はインパクトが強すぎます。
歌以上に表情や演技が凄く好きで。

本当はもっとぼんやりしてふわふわしてフラついて夢見がちな少女という感じなのかもしれませんが、沼尾さんのクリスを観て「これがクリス」というのは無いんだろうなぁと思いました。その日の役者さんのクリスに身を委ねるのが一番なんだなぁと。

沼尾クリスティーヌの悲しい所はニコニコ笑顔を見せつつも、本当に幸せにはなれないんじゃないかという不安をいつも持ち合わせている所なんです。
ラウルに全てを委ねる事が出来ればどんなに楽か・・・。でも全てを話した所でラウルはきっと彼女を理解出来ないし、今ある幸せを無くしてしまうかもしれない。
そんなもどかしい感情をぶちまけるのが「墓場にて」なのでしょうかね。
少女の夢から大人の現実へ・・・。人生の岐路が見えたのかもしれません。

最初から最後まで怪人とラウルの間をフラフラ。
本当だったらこういう女性を見ていると凄く苛々してしまうんですが、逆に悲壮感が漂ってしまうんです。
もっと器用に生きれば良いのに・・・真面目すぎて不器用すぎると感じてしまう。

ラスト部分も、怪人に地下へ戻された時点で、もう覚悟はしていたんだと思うんです。闇の世界で生きるのだと。
音楽の才能を伸ばしてくれた代償がいつかは来るのは予感しつつも、もしかしたら逃れられるのではという希望で葛藤していたわけですからね。
でもラウルまでも巻き込んでしまう事に本当に怒りの感情を持ってしまう。

ラストの3重奏も、悲しみの涙今、憎しみにかわる・・・が物凄い気迫を感じますよね。今まで喜びと悲しみ、恐怖の感情はあっても、ファントムへ怒りの感情って無かったものだと思うんです。
それをちゃんと村さんもキャッチして微妙に動揺するのが良いんですよ~。

吊られているラウルに寄り添う姿、ラウルを守ろうとする姿、ファントムにラウルの命を乞うのもラウルに「命は惜しくない」と言われ、「そんな事言わないで・・・」風に寄り添う姿がまた胸キュン(古っ)。
そんな命がけなラウルに本気の愛を認識したからなのか、そこまで自分を思うラウルに申し訳なくなのか・・・。

「エンジェルオブミュージックどうして苦しめるの??」と歌う裏側には、ファントムが自分に寄せている感情に気づかないというよりは、父親的な気持ちで思いを寄せている人が自分に恋愛の愛情を寄せているのに気づきつつもそれを避けたい、どこかそうなる事に嫌悪感を抱いている感があります。
自分の為に死が重なってしまった現状、信じていた音楽の天使の裏切り、殺人鬼にしてしまった原因、守りたかったささやかなひと時の幸せ、でも結局は自分に責任があるのだから・・・ラウルを巻き込む訳にはいかない。
真面目で責任感が強い故にラウルだけは守りたいと思う捨て身でファントムに挑む沼尾クリスの強い気持ちが素敵なんですよ。凄く女性が共感持ててしまうクリスですよね。
そしてどこかでファントムにまだ自分を大切に思ってくれる自信があって、救ってくれるのでは・・という期待を寄せてしまう姿もチラホラ観れる。

「絶望に生きた~」の下りも、哀れみも無く、恋心のキスでは無く、やっぱり無心ながらも自己犠牲なクリスティーヌなのかも。アルマゲドンタイプ?(謎)
自分がこの暴走しているファントムを止める、止められる力があると・・・成長をした強くなったクリスティーヌだからこそ行った決断なのかも。
でもその裏にはちゃんと愛情が観えるんですよね。
「もぅ良いの・・・解ったから・・・もう良いの」という子どもを包み込む様な母性を感じます。
やっぱりクリスティーヌにとってファントムは大切な人だから、自分が救いたかったのだと思います。

それからラウルと逃げる下りはクリスも気づかなかったファントムへの愛を感じる。
ファントムに予想外に解放され、出て行けと言われラウルに引っ張られつつもどこかで「もう会えない!!」という後ろ髪を引かれるという感情をファントムに向けているんですよ。

ファントムへ指輪を返した後もファントムと居たい・・というよりは応えられない事に申し訳なく自分を責めている部分がある気がします。
自分がこの不思議な絆を切る、逆に裏切るわけですから。
辛いだろうなぁこの場面。


やっぱりまとまり切らないレポになってしまいました。
沼尾さんの声って楽器みたいですよね。オケと共に演奏されている感じ。
今凄く良いコンディションで、表現力が身について役を演じられているんだなぁと感じます。
これからももっともっと素敵なクリスティーヌで魅了していただきたい。
そして他の役でも沼尾さんの演技と歌声を拝見したいものです。

BBのベルが観たいなぁ・・・。
幸せに包まれて元気一杯な沼尾さんが観たい~。

「がっかりだよっっ!!」(byスケバン恐子@桜塚やっくん)

2006年07月15日 | Weblog
桜塚やっくんの写真集を書店でみつけてびっくり(笑)
今日エンタの神様見たらCDまで出してるらしい。
大好きです、やっくん(笑)やっくんに指名される人って本当に素人さんなんでしょうか??面白過ぎなんですけど。

で、どうしてタイトルがやっくん節なのか・・・・。
それは今日のLK観劇に関係あります。

深水ムファサに広瀬スカーと、大好きなキャストに1幕が久々に充実してました。
深水さん本当にカッコよすぎるよ~~♪演技や台詞も素敵。歌も素敵。何よりカッコイイ!!!
そして久しぶりの広瀬スカー。
広瀬さんのスカー暫く観てないなぁ~とは思ってたのですが、なんと1年半ぶりでした!!!!!!去年の秋にも出演はされてたのですが、行くタイミングを逃したら広瀬さんは鹿鳴館へ行っちゃうし・・・。

広瀬さんのスカー、益々磨きがかかっています。
本当に上手いなぁ・・・・今回は思わず可愛いと感じてしまったスカー(笑)
鹿鳴館に出演されて、台詞回しとか、間とかが素晴らしい。

ずっと1幕を観ていたい気分で、1幕終わった後も麟子さんと「もぅ深水さんはカーテンコールまで出てこないんだぁ~~~」っと悲しんでみたり。

田中シンバも獅子縛りなだけあって成長されてましたね~。

大好きなLK,いつも観終わると幸せな気持ちで劇場を後にするんです。
でも、今回は久々に悲しい気持ち、というか苛々な気分でした。

原因は、最近のナラ役者増員です・・・・・。

ナラは私にとって凄く大好きなキャラクターなんです。
きっと劇団四季で何か役を演じて良いですよって言われたら迷わずナラを選びます。
初めて観たLKは樋口さんの素晴らしいナラ。
大好きな濱田さんが演じられていたオリジナルのナラ。
どんどん素敵に役を深められている谷内さんのナラ。
鋭いメスライオンで魅惑的な飛田さんのナラ。
気品のあるルックスでカッコイイ上田さんのナラ。
力強いパワフルな熊本さんのナラ。
ミステリアスでパワーに満ちた黒木さんのナラ。

色々な方のナラを観て、成長を発見して、全てが完璧という事はないけれどもやっぱりナラは特別な役だなぁと思ってました。

でも最近は気がついたらナラ役者が増員されていて、本当にこれで良いのか??とちょっと不審に思っていたのです。
2幕でもちょっとしか出ないからといっても、ディズニーの作品のヒロインであって、オリジナルはヘザー様で、日本オリジナルはあの濱田さんなんですよ。

はっきり言ってナラという役を中堅役者のステップアップ登竜門的に扱うのは辞めて貰いたいなぁと、不満を持ってもいたんですよ。


で、今回・・・・宮崎しょうこさんだったんです。
夢醒めのかわいそ子どもで拝見していたぐらいで、役で観るのは初めて。
ソフィを経験されていて、どんな役者さんなんだろうと気になってはいました。

正直・・・・・初めてナラを観ているのが辛くなりました。
初めてシャドゥランドに拍手が出来ない自分にびっくりしてしまいました。

勿論歌とダンスは四季の役者さんですものね、ちゃんとこなされていたんです。
でも、それはナラとしてでは無かったんです。
なんだか途中からソフィが居る様な気分になっていて来るし。
きっとこれから経験を積まれていかれるのかもしれませんが・・・今回はナラというメスライオンじゃなかったんです。

宮崎さんの何がダメというのではなく、大好きなナラという役が(ちょっと辛口な言い方ですが)このレベルで扱われる事にショックが大きすぎて、そう感じて2幕を観ている自分も嫌になってしまって・・・。

暫くLK観るのもやめようかなぁと思ってしまったんですが・・・やっぱり大好きな作品ですものね。また観に来よう。
きっと宮崎さんも時間を置けば役と向き合って観る事が出来ると思うので。


あぁ、久々にニコニコでスタッカートの歌声の北澤シンバに会いたいな~。