ジャーニー／ドント・ストップ・ビリーヴィン（試写会）

ただ今、WBCのテーマソングとして、やたら耳にするジャーニーさんの
『Separate Ways』。

耳に入ってくるたび、思わず、ヘドバンしちゃいたくなるんだけれど、
去年の暮れに王様ライヴで”旅”さんの『別れ道』をご披露された時、
”旅”さん＝ジャーニーの事を「今度入ったフィリピン人のヴォーカリスト
てぇ～のがスゴいらしくって。あのスティーヴ・ペリーセンセを超えた
スティーヴ・ペリーらしい！」と絶賛されておりました。

へぇ～そんなにスゴい人が入ったんだ・・・。
しかし、「スティーヴ・ペリーを超えたスティーヴ・ペリー」って、
どう言う事？？

そん時は王様のありがたい前説に感心しただけで終わりました。
ら、ジャーニーさんが来日するって言うじゃないですか
ちょっと気にはなったんだけれども、金銭的にジャーニーさんまで
カバーできずにスルーしちゃっいました。
（今にして思えば、武道館行っとけばよかったと後悔しきり。）

ほいだら、WBCでしょ。も～気になっちゃって、気になっちゃって。
で、試写会に応募してみました。

【あらすじ】
アメリカの人気ドラマ『glee／グリー』でカバーされ、2011年に世界最多の
ダウンロードを記録した名曲『ドント・ストップ・ビリーヴィン』や、不朽の
名バラード『オープン・アームズ』で知られるバンド、ジャーニーは、
1975年のデビュー以来メガヒットを連発し、全盛期には8枚のプラチナディスクを
出すという大記録も打ち立てた。

2007年12月、ギタリストのニール・ショーンは、新しいリードボーカルを探していた。
You Tubeでジャーニーの曲を歌う無名のフィリピン人シンガー、アーネル・ピネダの
映像を偶然見つけると、そのハイトーンの声質や歌唱力に衝撃を受ける。ニールは
アーネルにすぐ連絡するが、思いがけない電話に、アーネルは悪質なイタズラだと
最初は取り合わなかった。

しかし本当にニール本人だとわかると、すぐさま渡米し、オーディションを受け、
正式に新ボーカリストとしてジャーニーに加わった。このネット時代ならではの
サクセスストーリーは、全米、世界中で話題となる。

アーネルは歌うことを教えてくれた最愛の母の死、一家離散、2年間の路上生活
などを経験しながら、人生のすべてを歌に賭け、計り知れない苦労の末、
アメリカン・ドリームを手にしたのだ。このドキュメンタリーは、決して夢を諦めなかった
アーネルの不屈の精神と、その類まれなる才能の物語である。

前々任者になるのかな？スティーヴ・ペリーさんにくりそつなヴォーカリスト、
名前もスティーヴで、そん時の来日公演は見に行った記憶がございます。
よくもまぁ～こんな人を見つけてきたモンだ！と感心したモノです。
しかし、彼は声を潰してしまい、脱退してしまいましたよね～。

やっぱり、ジャーニーの曲はスティーヴ・ペリーさんの声でないと、
ファンは納得しないのでしょう。
スティーヴ・ペリーさんと違う唄い方したら、ファンは満足しないのでしょう。
その前に、彼の音域を持ってないと、ジャーニーの曲は唄いこなせない。

結成20年、30年、40年とベテランさんになるにつれ、ファンが求めているのは
新曲じゃなくて、往年の名曲。
ン千回と聴いているはずなんだけれど、やっぱ、うぉ～！と盛り上がるのは
自分がバッキューーン！とやられた時の曲。
それを聴かないと、ファンは満足できないのです。

で、今度加入された新ヴォーカリストのアーネル・ピネダさん。
見てくれは完ペキな東洋人だけれど、んまぁ～声がビックリするほど、
スティーヴ・ペリー

彼も相当なジャーニーファンらしい。だから、コピーしていたのでしょう。
スティーヴ・ペリーさんの唄マネの域を超えた歌唱です。
アメリカンNo.1バンドにフィリピン人ヴォーカリストと言う事で、
ファンに受け入れられるか。フィリピンなまりの英語が聞き取れるか。
それが問題だったでしょうが、アーネルは苦労人中の苦労人。
チャンスを求めて、YouTubeに映像をUPしていたのを、
たまたまヴォーカリストを探していたニール・ショーンセンセの目にとまり、
オーディションを受けて合格
これ以上のアメリカン・ドリームはないでしょ～なチャンスを掴んで、
今、ツアーで日本を回っている最中。

彼の屈託のない笑顔。素晴らしいですよ。
路上生活に、麻薬に、身体を売ってまで生活費を稼いでいたそうです。
でも、彼は唄う事が好きだから、ジャーニーが好きだから、
彼はこのビッグチャンスを得る事ができたのでしょう。
彼もジャーニーの熱狂的なファンだから、スティーヴ・ペリーでないと
受け入れてもらえないと言うのも、すごく理解してステージに立っています。
それがメンバーにファンに受け入れられたのでしょう。

マニラでの凱旋公演の映像には、ぐ・・・とくるモノがありました。
フツー母国の凱旋公演ともなれば、”オレはえらくなったんだぜ～”的に
鼻高々になっちゃうモノですが、全然おごってないところがいいです。
”ジャーニーで唄っているんだよ！これってスゴくない？？”みたいな。
スゴい謙虚。
奥さんもすごくかわいい顔した女性で、健気な人。
母国では、すごいお金持ちになって豪邸に住めるようになったけれど、
お金を稼ぐのに必死だった頃の事を忘れていないところがいい。

名声、大金を手にすると、いくら謙虚であっても、その上にあぐらをかいて
しまうモノですが、彼はちゃんと”おごる平家は久しからず”を理解しています。
どっかの脱退しちゃったメンバーに爪の垢でも煎じて飲ませたいくらい。

誰がジャーニーのメインヴォーカリストになっても、スティーヴ・ペリーさんの
影がついて回るのはかわいそうですが、彼がフツーに唄っても、
スティーヴ・ペリーさんなんですよね～。それもスゴい

また、やっぱり、アメリカ人の大男に囲まれちゃうと、彼は小さい。
でも、若い（と言っても、40歳？）から、例え、スティーヴ・ペリーさんが
復活できたとしても、ただのベテランバンドで終わってしまうところ、
彼はステージを走り回れると言う新しいステージングを披露しています。
って言うのも、超ベテランなオジサンバンドにとってはプラスだった
かもしれません。

単にスティーヴ・ペリーさんのモノマネでなく、スティーヴ・ペリーさんに
限りなく近いアーネル・ピネダのヴォーカルが開花しつつあると
言えましょう。
このドキュメンタリー見ただけですけど、とってもいい性格、笑顔の持ち主
なので、彼にはホントに頑張って頂きたいと思いました。

映画『ジャーニー／ドント・ストップ・ビリーヴィン』公式サイト

「ジャーニー／ドント・ストップ・ビリーヴィン」予告編

【BBJ】ジャーニーの新ヴォーカリスト、初ライブの舞台裏を激白!?

Journey - Separate Ways (Worlds Apart)

Journey-Separate Ways(Arnel Pineda)

 こちらは『Separate Ways』つながりで。

聖飢魔II - SEPARATE WAYS(JOURNEY)

王様/別れ道

ジャーニー／ドント・ストップ・ビリーヴィン - goo 映画

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