考察戦隊マジブロガー

毎月10,20,30日に発表されるお題について、マジブロガー達が本気で考察!!
道楽気分で僕と握手!(ぇ

第1006話:「ビリジアンはどっちだッ!?オタク境界線!!」

2005-10-07 02:43:45 | ビリジアン
いや~、ブラック、豚モツの苺ジャム煮込みの製作お疲れ様でした。
これで集まってきたマジッスカーたちを一網打尽ですね。

最近、最後まで書いて最初からやり直すブログの書き方になってきた・・・。
推敲してゼロから。なんて無駄な。

さて。
まずは自分の第一印象をフルに活かして、ざっと「オタク像」を述べていこうかと。
1.分野:何でもあり。アニメが多いんでしょうけど。いろんなオタクがいると思う。
2.知識量:狭くて深い。でも凄いオタクほど、そこから広げていくんでしょうね。
3.外見:オシャレではない。小学生の頃来ていた服をそのまま大きくした感じ。
4.言動:人見知り。専門用語を使う。
5.生息地:秋葉原って言われるけど、中野ブロードウェーにも沢山いる。

んで、一つ一つ考察していく、と。

~分野について~
何でもあり、というより、開拓しやすい分野っていうんでしょうか。
プラモデルやフィギュア、トレーディングカード・・・・コレクターになれるほどたくさんの関連商品があって、それらの貴重なものをどれくらい持っているかでコレクターとしての優劣がきまるようなジャンルですね。
・・・アニメくらいしかないじゃないか!(笑)
自分も特撮「マニア」ですんで(汗)、ある程度気持ちはわかります。
特定のジャンルに対する知識欲がものすごいんですよ。
だから、DVDとかフィギュアとかは「資料」に近いんです。
仏教ヲタクがいるとしたら、DVDは経典、フィギュアは仏像みたいなもの。
だから知識の豊富さを誇示するように、持ってるものを陳列するんじゃないっすかね?
レアなものを持っているのなら、独占欲とかも絡んでくるかも。

~知識量について~
分野でも述べましたが、知識欲はもはや学問並みだと思うんです。
ただ、学問よりは学術的な価値が低いですよね。
サブカルチャー的な括りとされてます。準文化。
書道ヲタクとかバロック音楽ヲタクとかいないのはそのせいです。
文化としての下地があるから、アマの書道家やバロック音楽愛好家と呼ばれるわけです。(これって分野か?)
あと大事なのは、知識占有率
いわゆる「身内ネタ」ですよね。皆が知っていると面白くない。自分だけしか知らないと面白くない。
だからアニメのセリフを日常会話で(ある程度応用して)使いたがる。
ガンダム知っている人同士で、まるで合言葉のように「○○とは違うのだよ!○○とは!」とか使うと、あぁ今この人と俺との間にしか知らない共通の知識がある、っていう楽しさが生まれるわけです。知識の共有の悦び。
独占欲、ではないですね。独占だと独りになっちゃうから・・・寡占欲

~外見について~
アキバ系ファッション・・・。シャツをズボンに入れたりバンダナ巻いたり上も下もデニムだったりパンパンなリュックしてたり。
オシャレに目を向けてないってのもその理由のひとつでしょうけど、オシャレする必要が無いってのも大きいと思います。
普段だったら浮いてしまう外見でも、同じ人が集まればファッションとして確立するわけです。朱に交わって赤くなる。
じゃあ何であんな格好で皆統一しようとするのか?
たぶん、ファッションに興味持つ時期にかかわってるんだと思います。
ファッションに興味持つ時期に、他に熱中するものがある。そっちに傾倒していくと、服の組み合わせとか考えにくくなりません?
結果、無難で普遍的なものが多くなっていくのではないかと。チェック柄とか。
ファッションは時代に沿って変化していくから、その知識をいちいち得なくても外を歩ける着こなし方になっていく・・・と。

~言動について~
さっきもありましたけど、「萌え」やら「キター」やらの専門用語が多くなるのは、やはり知識の共有が絡んでいるのでは。
「同じ言葉遣いで会話する」っていうのは、同郷の人同士方言で会話するのと一緒で、協同性が芽生えますよね。さらにそれで同じ趣味について語り合う。価値観まで共有し合えるわけです。
挙動不審な喋りをしそうな印象を持ってしまう原因は、コミュニケーションの不備でしょうか。
「第三者」とのかかわりが少ないんですよね。共通の話題を持った人は第二者っていうか、心を許せる人。オタクじゃない人は、オタクじゃない人としか関わることが無い。でもオタクな人は、オタクな人と関わる時間が(そうでない人より)多い。結果、第三者と会話する機会を持ってしまった場合、エルメスと会話するときの電車男みたいな感じになってしまうんじゃないでしょうか?

~生息地について~
アキバ系と呼ばれるから秋葉原にばかり注目されますが、集まれる場所があればそこにオタクは生息できると思います。
昔に比べてネットが普及したぶん、身内でのコミュニケーションが飛躍的に向上したことでしょう。(でもイベントとかあるから集まるんだろうなぁ)
ネットで出来ないことはイベント。だから、イベントのある場所に集まる。
主催する側はターゲットのよく集まる場所を選ぶ。どっちも秋葉原。それだけなのかも。


まとめ:
知識欲を追求できる特定ジャンルにおいて、「共通の知識」を持った「仲間同士」が集まり、共通な容姿や言動を通してコミュニケーションすることで「価値観の共有」をしていること。それがオタク。


自分の場合、特撮ヒーローにおいてただならぬ知識を得てはいますけど、ほとんど仲間同士でのコミュニケーションしていませんね。オタク候補生どまり。
ほっ(笑)


脱線:
一昔前までオタクって気持ち悪い、ネクラといったマイナスイメージしかありませんでしたよね。今では名称もアキバ系と変わり、電車男ブームもあって世間のオタクに対する目も幾分ソフトになりました。でも、オタクをマイナスイメージ化させたのもマスコミだし、今回のように少し身近な存在にしたのもマスコミ。
だから、オタクが身近な存在になったというよりは、オタクという異文化に世間が目を向けているだけなのかも。それにしてもテレビで「萌え」やら「キター」を多用するのには違和感がありますね。もてはやしているだけ、って感じ。

オタクって、人に言われる言葉ですよね。だから嫌なんだと思う。
考察していて思ったのは、独自の生活圏、独自の文化を持った集団だから、立派な民族になっているなぁ、と。
脱オタクになるには、対象のジャンルが学術的文化として確立するのを待つか、畑違いの人とも人並みににコミュニケーションを取れるようになるか、ってとこでしょうか。


[ブラック:どこからがオタク(ヲタク)?]

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
(´▽`) ホッ (ブラック)
2005-10-07 13:33:56
俺もこの定義だと「候補生」です。特定のジャンルの人よりも、多ジャンル、または、ノージャンルの人とのコミュニケーションのが多い!!

そして、そんな俺も「多ジャンル」

ε- (´ー`*)
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(;゜ロ゜) (ぱーぷる)
2005-10-07 13:43:39
私、オタクの生息地の



「中野ブロードウェイ」



に、激しく同意いたします(ノ゜ο゜)ノ
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ふぃ~ (ねいびぃ)
2005-10-07 14:14:04
これならボクもセーフだw

ギリで…(ΦωΦ)
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ネットでこんなの拾いました。見事。 (ビリジアン)
2005-10-13 04:10:46
秦代中国において、曼画(まんが)・芸夢(げいむ)・阿仁瞑(あにめい)・といった娯楽

を好む、

於拓(おたく)と呼ばれる者がいた。中には、それらの娯楽を見て興奮した者が自分で妄想による曼画を描き、



憧荏誌(どうじんし)と呼ばれる印刷物にして、他の於拓に向けて鬻(ひさ)ぐ者もおり、

毎夏冬には曼画即売会と呼ばれる、大規模な憧荏誌の即売会のようなものが行われていた。

即売会には、軽食屋台を出店する者もいて、その屋台の出店した者の中には、

即売会に参加する於拓たちや彼らの描いた曼画や妄想に対する嫌悪感を抱く者もおり、

彼らのうちのが某が書いたと思われる、日記とされる書物に「於拓是多数、禁妄(きんもう)」と書かれたものがあり、



それが殷多捏都(いんたねつと;都市に点在する、民衆が集まる広場)の掲示板にその書物の内容が書き込まれたのがきっかけで、



その掲示板を見た者の中に「禁妄、禁妄」と書き込むことが流行したという

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