Auckland Film Festival（オークランド映画祭）

さて、７月のもう一つのビックイベントは
映画祭（FILM FESTIVAL）でした。

正確には７月８ー２４日まで行われ
日本からも何品か出ていましたが、
アニメが多かったですね。

去年も宮崎駿特集（とでも言うのかしら？）で
何作品かまとめて出ていましたが、
今年もやはり宮崎駿ははずせないのでしょうか
「ハウルの動く城」、それから
大友克洋監督「スチームボーイ（Steamboy）」など。

今回は日本で観ていない、この２作品
プラス映画祭でしか見れないんだろうな
という感じの作品を２つ観ました。
「ハウルの動く城」は終了後に大きな拍手がありました。
（日本の映画祭もスタンディングオベィション等あったりするのでしょうか？）

さて前出の日本からの２作品は皆さん御存じの方も多いと思うので
省くとして（私は両方違った見方で好きでした。）、
その他の２作品「Paradise Now（パラダイス・ナウ）」
「Yesterday（イエスタディ））」について。

両方とも重いテーマを扱ったもので、
まず「Yesterday」はエイズを扱ったアフリカ映画で
世界初のズル語で撮影されたものです。
初物の好きな私はそれだけで選んでしまったのですが、
重いテーマながらも叙情的な映像が悲しくも美しい映画でした。
日本でも公開されたのでしょうか（ウェブ検索したら出て来たので、、）？

そして、本命の「Paradise Now（パラダイス・ナウ）」
これは『自爆テロ』を外側からではなく内側から描いたもので、とにかく自爆テロについて何か言う前に観なさい。と義務付けたくなる映画ですね。（監督はパレスチナ人）

幼馴染みの青年２人が自爆テロ実行部隊として選ばれる所から始まるのですが、
重いテーマながらコメディタッチの部分もあり、しっかり描かれている映画だと思います。

私の中ではこの映画が今年のナンバー１なので、感想を書き出すとすごい事になってしまうので止めますが、この映画を観終わってしばらくの間はハリウッド娯楽映画が（きつい言い方ですが）ゴミに見えて観る事ができませんでした。
今は楽しくお腹を抱えて観てますが、「Paradise Now（パラダイス・ナウ）」が今年のナンバー１なのには代りありません。
（ウェブ検索をしたら関連記事が出て来ましたので興味のある方は検索してみて下さい。）

日本に居る時に得る事のできるモスリム（イスラム教徒）に関する
ステレオタイプの情報と今現在彼らの友人（親友）となって得る情報の
ギャップが激しく、正しい情報を得よう、という姿勢がある今だからこそ
心にズンッときたのかもしれませんね、、、、。