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ムーミンパパの気まぐれ日記

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夏の終わり

2005-08-30 | column
 もうそろそろ夏も終わりそうな気配を見せてきた。台風が通過して、ちょっと涼しくなるが、すぐにまた暑さがぶり返す。それでも、その戻り方がちょっと緩くなり、階段を一段ずつ下りていくように気温が下がり、いつの間にか秋がやってくる。そんないつもの夏の終わりを迎えようとしている。

 多くの学校では明日で夏休みも終わりになるし、今頃になって泣きながら宿題に取り組んでいる子供たちも多いことだろう。昔はこの頃になると新聞に夏休み中の天気一覧が掲載され、宿題の日記を書いていなかった子供達へのサポートが行われていたものである。きっとどこかの新聞社の編集長に8月31日に一ヶ月分の日記を書くはめになったことのある人がいて、自分の子供時代を思い出しながら、こんなサービスを始めたのではないかと勝手に想像している。その編集長が刷り上った紙面を見ながら「最後までがんばれよ。」なんて呟いている姿まで想像できるようである。まあ実際のところは、子供の宿題に困った親からの問い合わせの電話が余りにも多いので、面倒くさくなって紙面に掲載することにしたなんていうところが真実なのだろうけど、それではちょっとロマンに欠けるというものである。もっとも、今ではそれくらいのことはインターネットで簡単に調べられるから、そんな思いやりあふれる紙面も見なくなったような気がする。
 かく言う私も今年こそはちゃんと宿題をやろうと、綿密に計画表を作るものの結局は最後に苦しむ子供であったことは、ご想像のとおりである。朝6時半にラジオ体操に行くところから始まり、食事の時間まで綿密にスケジュール化された綺麗な円グラフはいつの間にかどこかへ消えてしまっているのである。小学何年生の夏だったのか覚えていないが、親にもう宿題は終わったって嘘をついてしまったので、夜中に隠れて読書感想文を書いたことがある。まだ暑いのに布団をかぶって、その中に電気スタンドを引き入れ、明かりが漏れないように苦労しながら、原稿用紙のマス目を埋めていったものである。もちろん、本なんか読んでいる暇はないので最後の書評とあらすじだけを読んで、後は感動したとかなんとかでっち上げて一丁上がりっていう感じでした。ともかく提出だけはしてから、ぼろがでないように慌てて読んだものである。ちなみに、その時読んだのはマージョリィ・ローリングスの「小鹿物語」(ディズニー映画のバンビとはまったく関係ない。)であった。今から考えれば、きっと親にはバレバレだったのだろうと思うが、ともかくも全部やらなきゃいけないという責任感だけはあった。そういう意味では私もまだまだ純粋だったのだろうと思うと感慨深いものがある。

 どういうわけだか、夏の終わりというのは何となく寂しいものである。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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(^ー^* )フフ♪ (りかぽん♪)
2005-08-31 19:19:05
σ(o^_^o)は。。。宿題は前半に済ませて

後半はノンビリタイプでしたぁ♪

うちの子供達も、プリント系は、前半に済ませていたんだけど。。。

読書感想文&工作は遅かったなぁ(⌒▽⌒)アハハ!

だけど、ラスト1日でバタバタってほどでもなかったよん

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やっぱり (ムーミンパパ)
2005-09-01 00:31:50
そういうのって、女の子の方がちゃんとやってたなあ。

男の子はだめなんだよねえ。うちの子も・・・
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