ムーミンパパの気まぐれ日記

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粉砕骨折 その2

2020-01-19 | column
 地下鉄に乗り込んだ私はなかなか左肩の痛みがひかないため、もしかしたら脱臼しているのかもしれないし、念のためレントゲンくらいは撮ってもらった方が良いのではないかと思い始めた。このブログの古くからの読者ならご存知だとは思うが、私の骨折はこれで三回目である。最初に左腕を骨折した時は、ゴールデンウィークと重なってしまって近くの整形外科が休診だったこともあり、診察を受けるまで5日くらいかかってしまったという経験もあり、いかな医者嫌いの私でも今度は早めに診察をしてもらおうと思った訳である。2駅ほど乗ってから電車を降り、改札にいた駅員に状況を説明したところ、駅務室に案内をしてくれた。駅員の方は、痛みのせいか気温のせいなのかは分からないが、汗が止まらなかった私を見て、新しいタオルを出してくれてから、電話で病院を探してくれる。しばらくして近くの大学病院なら診てくれるということだった。てっきり救急車を呼んでくれるものと思っていた私は少し拍子抜けしたが、まあ痛いのは肩だけだからなと気を取り直しつつ、15分ほど歩いて病院へと向かったのである。(ちなみに、駅員の対応は非常に親切であり、別に文句を言っている訳では無い。)休日の閑散とした大学病院のロビーにたどり着き、どれくらい待たされるのかなあと思いつつ、まずは職場に到着が遅れる旨電話してから、家にもメールをした。どちらも本人から連絡があったくらいだから、いたって淡々とした返事があっただけである。思ったほど待たされることも無く、救急外来の診察を受け、MRI検査を受けることになった。MRIなんか受けたこと無かったし、レントゲン撮影だと思い込んでいたのでビックリしたが、その結果を聞いて更に驚いた。上腕骨の一番上のげんこつのようになっているところが多分3つに割れているというのだ。このまま固定して治るのを待つという選択肢も無い訳では無いが、たぶん手術をする必要がある。今日はここまでで痛み止めの薬を出しておくので、明日以後もう一度診察に来てほしいとのこと。ありゃりゃ。休日出勤をしなければいけないほど忙しい時期なののどうしよう?と思いつつ、プレートと包帯でぐるぐる巻きにされた左腕の上からシャツを羽織り、トボトボと歩いて職場に向かった。
 会議中の同僚の前に現れた私を見て、みんな大騒ぎ。仕事はいいからこのまま帰ってくださいと言われたのだが、「骨折までして出勤してきたのだから、とにかく今日やれることはやってしまおう」と訳の分からない理屈を言って会議に参加。ところが、左肩が固定されているので、資料に字を書き込もうにも、資料が動いてしまうので字が書けない。やむを得ず隣に座っていた女性に資料を押さえてもらってペンを走らせながら「なんか『ゲゲゲの女房』みたいだね」なんて軽口を叩いていたのだが、後日、私の向かいに座っていた男性から「目の前でどんどん肩が腫れて大きくなっていくのが、見てて分かるくらいだったので、心配しましたよ」と言われたくらいだったので、あの時の皆の笑いは苦笑だったんだろうなあとちょっと反省している。1時間半ほど経ったところで、とにか早く帰ってくれと皆にせかされるので仕方なく退散。呼んでくれた車に乗り込み、自宅へと帰ったのである。
 こうして骨折初日は終わっていった。
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2 コメント

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>チエちゃん (ムーミンパパ)
2020-02-02 14:49:26
コメントありがとうございます。
って、もう二月になっちゃいました(笑)

骨折話はもう一回くらい書こうかなと思ってます。
一年以上経ってもまだリハビリに通ってたりするんで、
いくらでも書けそうではあるんですが、闘病記ってほどのことでもないので、適当に。

福島県はここ2年ほど縁あって5回ほど訪れてます。
たまには浜通り以外にも行ってみたいとは思ってます。
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あけおめです (チエちゃん)
2020-01-19 11:52:16
こちらこそ、ブログ再開を熱望しておきながら新年のご挨拶もコメントもせず、失礼いたしました。
投稿された記事はすべて拝読せていただいております。
骨折は大変でしたね。私は有難いことに骨折の経験がないのでその痛みは想像するだけなのですが、かなり痛いのでしょうね。
まだ、続きがあるのかしら? 楽しみです。

それから、福島原発に行ってくださりありがとうございました。
原発問題は大きな課題だと思うのですが、のど元過ぎればで忘れ去られているようで悲しいです。
福島県民はまだ苦しんでいます。
あ、ごめんなさい。
パパさんが行ってくださりうれしかったことを伝えたかっただけです。
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