キッチンには桜の花を。

すきなものをかいてゆきます。

へんな天気

2010年06月08日 | 日記
寒かったり暑かったり。まいっちんぐ。

わたしが前に住んでた超高齢者地域では、こういう気候のときには
よくお葬式が勃発していた。なんかドミノ式に亡くなるのだな、老人たちは。

そいで、近所の葬式のたびに、若い人たちは会社を休んで手伝う。
そんなに休めるもんでもねーが、無理やり休みを勝ち取る。
地域密着型の職場であれば、理解も得られるのだろうが、
サービス業はそうはいかない。ひたすら謝って、人に変わってもらう。

ご近所の御大たちに、「今日は休めない」は通用しないのである。
そんなことしたら近所中の陰口の主役になってしまう。
ただでさえ話のネタに飢えている、元気なほうのジジババたち。

ここにいたら、近所すべてのジジババの葬式を将来取り締まらなくてはいけない。
そしたらそのノウハウを生かして、葬儀屋でも始めようかしらん。
おっ儲かりそう。

でも近所のジジババが死んだら、そっちを優先させないといけないな。
行かないと槍玉にあげられてしまう。
はやく依頼主の喪主に電話しないと。
「すみません、今日そちらの葬儀はムリになりましたので」
「えっ、なぜですか」
「近所組で不幸がありまして」
「ああ、それはご愁傷様です。しかし、そうなるとうちの葬儀はどうすれば」
「近所組の若い方にお願いしてください、それでは」

いかんいかん、これではライバルを育ててしまうじゃないか。
この商売はダメだな、と思い、わたしはそこを出た。
東京は住みやすい。