ぎょーう、ぎょーう、と部屋にある扉が啼くので、びっくりして扉を見た。
見ると扉は啼くのをやめた。しばらく見ていたが啼かない。
わたしは洗濯の途中だったので、扉に背を向けて洗濯物を干し始めた。
すると、ぎょーう、ぎょーう、とまた啼いている。
わたしは洗濯物を急いで干し終えると、扉の前であぐらをかいた。
「なんのつもり」
扉は啼かず、ばたばたとひとりで開閉を繰り返している。
怒っているのか。なんだか怖くなって、いやに声が大きくなった。
「どうして啼くの。びっくりするじゃない」
でも扉はもう啼かない。ばたばたすることもなくなった。
夕方まで啼くのを待ったが、つまらなくなって、わたしは4日もふさぎこんだ。
見ると扉は啼くのをやめた。しばらく見ていたが啼かない。
わたしは洗濯の途中だったので、扉に背を向けて洗濯物を干し始めた。
すると、ぎょーう、ぎょーう、とまた啼いている。
わたしは洗濯物を急いで干し終えると、扉の前であぐらをかいた。
「なんのつもり」
扉は啼かず、ばたばたとひとりで開閉を繰り返している。
怒っているのか。なんだか怖くなって、いやに声が大きくなった。
「どうして啼くの。びっくりするじゃない」
でも扉はもう啼かない。ばたばたすることもなくなった。
夕方まで啼くのを待ったが、つまらなくなって、わたしは4日もふさぎこんだ。