キッチンには桜の花を。

すきなものをかいてゆきます。

なくとびら

2006年10月10日 | ゆめメモ
ぎょーう、ぎょーう、と部屋にある扉が啼くので、びっくりして扉を見た。
見ると扉は啼くのをやめた。しばらく見ていたが啼かない。
わたしは洗濯の途中だったので、扉に背を向けて洗濯物を干し始めた。
すると、ぎょーう、ぎょーう、とまた啼いている。

わたしは洗濯物を急いで干し終えると、扉の前であぐらをかいた。
「なんのつもり」
扉は啼かず、ばたばたとひとりで開閉を繰り返している。
怒っているのか。なんだか怖くなって、いやに声が大きくなった。
「どうして啼くの。びっくりするじゃない」
でも扉はもう啼かない。ばたばたすることもなくなった。
夕方まで啼くのを待ったが、つまらなくなって、わたしは4日もふさぎこんだ。

どーれみふぁーそらしどー

2006年10月08日 | 日記
ちいさな女の子がおつかいしていてえらいなあと思っていたら、
歩いていたおばさんが叫んだ。
「こんなにちいさな子に買い物に行かせるなんてなんてこと!
 おかあさんはどこなの! 連れて行ってあげる!!」
しかしおんなのこはスマートにかわして去っていった。
かっこいいなあ。おばさんこわかったのになあ。

六本木で

2006年10月07日 | ゆめメモ
おはようございます。すごい時間だ。
トモちゃんとお茶する夢を見ました。
トモちゃんは頑として「かわいい」とは言ってくれず、
こっちが躍起になって言わせようとすればするほどダメで
なんだかおもしろかった。

15歳か

2006年10月06日 | 日記
久しぶりに観たけど、クレヨンしんちゃんって15周年なんだって!
ん? コナンの時もおんなじようなこと書いた?
放映開始のとき生まれた子がもう立派な高校生に。うわあ。

しんちゃんといえば、戦国時代に行く映画がテレビで
放映されてて、兄を一緒に号泣しながら観てました。
その姿をさも気味悪そうに母が見てました。
でもアレは泣けるね。20歳越えてても泣くね。
わたしはしんちゃんのパパの、たまに見せる男らしさがすきー。
でもねねちゃんがいちばんおとこらしいな。

ぎゃー! 

2006年10月05日 | 日記
さっき生イカの内臓を取ろうと思ったら、イカのやろう
口から血を吐いたんすよ! ドベーって。
そんなの初めてみた。

でもうたばんで(とくばんか)貴さんが野猿のBe Coolを
歌ってくれたのでものすごく嬉しかった。差し引きゼロ。

ネットってなに

2006年10月05日 | 日記
自分のHPが更新できなくなって長いこと経つので、
結局無料のウェブスペースに登録して、1から再アップしました。

「あのーモデム交換してから、HPを更新しようとしたときだけ
パスを認識してくれないんですが」
なんてうっかりプロバイダのコールセンターに電話して、
「あ、そうですかでは少々お待ちください」って
もしかしてあんなオタクなHPを確認された挙句、冷静な態度で
「これはお客様のほうに問題がありますね」なんて言われた日には
もうどうしよう恥ずかしくて電話を窓から投げちまうなーと
思ったので、結局今までのは放置。

HTMLとかCSSとかの編集をみようみまねでやっていると
「なんでこんなことで線がでたり枠ができたりすんだろう」と
無限の罠に落ちかける。多分説明されてもわかんねえ自信あり。

選ばれないダチョウ

2006年10月01日 | ゆめメモ
サバンナで本を読んでいると、向こうから、
けばけばしいダチョウが歩いてくるのが視界の隅に入った。
羽を緑や紫に染め、金粉をからだじゅうにふりかけている。
化粧もすごく濃い。紫のアイシャドウも、同じ色のチークも、
なんだかギラギラ輝いているように見えた。
銀のショールはからだの大きさにくらべてとても小さく、
なんだか変だ。

こっちにこなければいいのに、とちいさなアマガエルとふたりで
思っているのに、ダチョウはゆったり近づいてきた。
ダチョウはわたしとじろじろ見る。いやな視線だ。
「あなたダメねえ」
「な、なにがですか」
ダチョウは右の翼でわたしのシャツを撫でた。金色の粉がつく。
「似合ってないわ。これからはわたしが選んだ服を着るのよ。
 わたしを見なさい。」
ダチョウは誇らしそう翼を広げた。金粉が舞い散る。
「こんなに自分の魅力を引き出しているのよ」
そのなりは、わたしにはとても醜悪に見えたが、
ダチョウはあまりにも自信たっぷりなので、
「そ、そうですね」と言った。
横でアマガエルが、「そんなこと思ってないくせに」と
小声で笑うので、にらむ。

次にダチョウはわたしの読んでいた本に目をつけた。
「あなた、こんな本ばかり読んでいるからダメなのねえ」
「そ、そんなこと」
それは大好きな『わたしのしゅうぜん横丁』という本だったので、
ムッとして言い返そうとするが、ダチョウは聞いてない。
「わたしが選んだ本を読みなさいよ。
 わたしの本選びの才能はもう誰もが認めるのよ」
「だ、誰もが」
「そうよ」
ダチョウが誇らしそうに首を伸ばすので、
「そ、それはすごいですね」と言うと、
アマガエルがあきれたように鼻をならした。

結局、ダチョウが選んだ服も本もわたしごのみではないので、
ぜんぜん欲しくなかった。そのそぶりを感じ取ったダチョウは
「わたしの選んだものは特別なのに! 
 あんたの為を思って言ってやったのに!」
とキイキイ怒鳴り散らして帰っていった。

わたしは読書に戻ろうとしたが、なんだかものすごく
嫌な気分になってることに気づいて、アマガエルを本の上にのせた。
アマガエルは笑っていた。でも怒ってもいるようだった。
「ダチョウは選んでばっかりで、選ばれたことがぜんぜんないんだ」
「そうなんだ」
わたしはダチョウの走っていったほうを見た。