せっせと生活、ときどき読書

万太郎の句集を詠みたいと思った~その②

万太郎が地名を詠みこむと粋な感じがするのはなぜでしょう。

「秋の暮汐にぎやかにあぐるなり」

これは柳橋を詠んだもの。

柳橋は神田川と隅田川の合流する辺りなので

二川合流の壮大さもあると思う。

「神田川祭りの中をながれけり」

言わずもがなな句。

「東京の月なる清洲橋の月」

北海道への旅から帰り久しぶりの帰郷で詠んだ句。

清洲橋という地名がすでに美しい。

「短夜(みじかよ)のあけゆく水の匂かな」

短夜は夏の季語。

きぬぎぬの別れ、的な情緒含みの語らしい。

ちょっといやらしいですねー。「水」の語をもってきてる

ところもなんだかじっとりしてます。

そしていまの季節。

「春の灯のむしろくらきをよろこべる」

春宵に花の香りを愉しむ時はもうすぐそこです。

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