4月に入りました。
庭のナルコユリが今年も芽を出し、
ユキノシタはそこかしこに、
春は駆け足です。
ここ十年来、暑くなる前にすることがあります。
それは青汁を飲むことと決明子を煎じること。
決明子(ケツメイシ)はエビスグサの種子で、
緩下(便秘の改善)の作用があります。薬局で手に入ります。
漢方薬の処方ではあまり配剤されないそうですが、薬膳のテキストにはサンザシと菊と合わせたお茶として載せてあります。
毎日煎じて飲むことを続けているうちに、梅雨がやってくるのです。
この習慣は長続きしているので、自分の体質に合っているのだと思います。
ただ独特の苦みがあるので、抵抗がある方も多いかもしれません。
冬の間に溜まった毒出しをこれでしつつ、同時に汗をかく習慣を心がける、というのが私が意識して夏前に行うことです。
盛夏をどうにか越せるのはこのお蔭のような気がしてなりません。