せっせと生活、ときどき読書

夏の七草

つゆ草が咲きました。



一日のうちで短い間しかみられないその青色が

本当にきれい。

青い色がきれいなので、

夏の七草の題で書きたいと思いました。




夏の七草があるということを知ったのは薬草講座でした。

太平洋戦争も末期の1945年の夏に制定されたのが夏の七草で、食べることが可能な草として

飢えをしのぐことを目的として選ばれたものです。

七つとは

アカザ、イノコズチ、ヒユ、スベリヒユ、シロツメクサ、ヒメジョオン、ツユクサ。

アカザ、スベリヒユは今でもコアなファンがいるくらい美味しいらしいからいいとしても。

イノコズチ、シロツメクサ、ヒメジョオンなどでお腹がふくらむかしら。

それだけ逼迫していた日常だったんですね。

ツユクサのはかない青の花から目を下に移していくと

思いがけずに茎の強靭な感じにぶつかって、

なんだか裏切られた思いがしてしまうんだけど、

実は逞しい根っこを持っていて、戦後の焼け跡から立ち直った日本の女の人みたいだなと思うんですよ・・・。


今、食べる苦労をしないで済むことに感謝、です。


ツユクサ

ツユクサ科。生薬名は鴨跖草(おうせきそう)。

開花期に全草を採り水洗いして天日で乾燥させる。

解熱、利尿、解毒薬として用いる。




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