アンニョン! ~まちゃの宅急便~

大好きな人の国の言葉。

以心伝心

2006-05-18 | 創作の箱


外は朝から雨
こんな日は家でゆっくり過ごすのもいいよね、ジニョン・・・


  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



ソファーに座り本を読んでいるドンヒョクに、
同じく、ソファーに座り週刊雑誌を読んでいるジニョン


「ドンヒョク? これから言うことに答えて、どっちか好きな方を選ぶのよ!
いい? いくわよ!」

まだ返事をしていないうちにあなたは質問を始めようとしている

いつもの事だけど・・・・



「海と山!」
「山」


「太陽と月!」
「月」


「朝と夜!」
「朝」


「え?矛盾してない?朝って答えるなら太陽って答えるんじゃない?
・・・まぁーいいわ、次いくわよ」


「犬と猫!」
「猫」

・・・・猫?・・・・


「サスペンスとラブロマンス」
「サスペンス」

・・・・え?サスペンス?・・・


「夏と冬」
「冬」

・・・・・・・・・・。


「・・・・はぁぁ・・・・・」
ジニョンは深いため息をついた


「ん?どうしたの?質問は終わりかい?」
「もういいわ・・・」


僕は本から目を離すとあなたの顔を覗き込んだ


「・・・全部・・私と違う・・・・」
シュンとして肩を落すあなた、かと思うといきなり口を尖らせ
「何で?・・何で?ドンヒョク 犬好きじゃない!」
と僕を睨みつける


「いつも二人でラブロマンスの映画見るじゃない・・・」
あなたの声が小さくなっていく


僕はそんな可愛くすねたあなたの肩を抱き 優しく微笑んだ


「山はジニョンと今年こそスキーに行きたいから・・・

月は、ジニョンと過ごす素敵な夜を思い出させるから・・・

朝は、ジニョンと素敵な1日の始まりを迎えたいから・・・

猫は、ジニョン、あなたが猫のように気まぐれで可愛いいから・・・

サスペンスは、ジニョンと一緒に見ると必ずあなたが僕にしがみついてくるから・・・

冬は、寒がりのジニョンがベットの中で、あなたの方から僕に抱きついてくれるから・・・どお?」


ちょっと無理やりな僕の説明にあなたはクスッと笑い、僕の腕に身体をすり寄せる


「でも・・・、全部答えが私と違ってたのよ・・・
ちょっとショックだわ・・・」

「あはは、僕にはジニョンがどっちを選ぶか解っていて、あえて逆を言ったんだ」

「え? 何で?何で解ったの?」

今度はあなたが僕の顔を覗き込む

「何でだと思う?」


クイズは苦手だったね・・・
あなたは少し難しい顔をしながら考え込む。
またその顔が可愛いい・・・


「教えて欲しい?」

何度も首を縦に振るあなた

その姿がまたまた可愛いい・・・

あなたの頬を包み込み、じっと瞳を見つめる
そしてゆっくりと答える


「以・心・伝・心」


「以心伝心?」
「そう、以心伝心」
「以心伝心・・・・イシン・・デンシン・・・」

あなたはその言葉を繰り返し考え込んでいる


「ジニョンのことなら何でも分かるだよ・・・
ジニョンはもう一人の僕だから、僕の半身だからね。」


僕はそんなあなたに顔をさらに近づける
あなたは呪文のようにその言葉を繰り返し、
目を閉じるのも忘れ僕の顔をじっと見つめる


「ジニョン・・・そんなに見つめられたら・・嬉しいけど、
出来れば目を閉じてくれた方が・・・キスがしやすい・・・」


あなたはハッとした顔をすると、恥ずかしさで耳まで真っ赤にして俯いた


「ジニョン・・、僕が何を考えているのか・・・分かる?」
熱くあなたの瞳に語りかける、この想いが届くように・・・
あなたは少し潤んだ瞳を僕に向け小さく頷いた

「おいで・・・」
あなたを膝の上に座らせ向き合う



 ・・・・・以心伝心・・・・・



ジニョン・・・愛してる・・・とっても・・・
ドンヒョク・・・愛してる・・・とっても・・・

愛してる・・・抱きしめたい・・・もっと
愛してる・・・抱きしめて・・・もっと

僕だけを見て・・・ずっと・・・
私だけを見て・・・ずっと・・・


・・・声に出さなくても、想いは伝わる・・・


二人は見つめあいながらゆっくりと唇を重ねる
甘くせつなく互いを求めるように

そしてゆっくりと、あなたは僕の胸に耳を当て僕の鼓動を聞いている



凄い運命だと思わないか、ジニョン・・・
あなたと僕は違う国にいた、
それでも僕らは引き寄せられるように出会い、
いくつかの困難を乗り越え、
愛を試され・・・
こうして永遠にあなたの側にいる

永遠に・・・



「永遠に側にいて・・・」
「・・!・・」

あなたが囁いた
僕はあなたをきつく抱きしめる


声に出さない想いがあなたに届いている



   ・・・以心伝心・・・



「ああ、永遠に側にいるよ、永遠に・・・」



そっとあなたの耳元で囁き、再びあなたに口づけた
この幸せが永遠に続くように・・・





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あ~あ~ (はる)
2006-05-18 16:03:28
まったくこの二人ときたら!



どんだけラブラブなんでしょう。

ドンヒョクssi・・。いいな~。

こんな結婚理想だったな~。。(遠い目)



現実にはありえないから憧れるんだよね



っていうか、まちゃさんとこはこんななの?

(ニヤニヤ)
甘いの好き (まちゃ)
2006-05-18 21:52:14
はるさん、アンニョン!

ラブラブでしょ?エヘヘ

甘いの大好き

やっぱ、理想ですよ~、ドンヒョクは仕事もできるし、自分に厳しいだろうし、何となくヨンジュンさんの仕事中の顔に似ている気がする。

でも、好きな女の前ではめちゃめちゃ優しいの



こんな風に甘やかされたら、普通はダメな女になってしまいそう・・・。

よっぽど、自分を持った人じゃないと。



まちゃさんのところは・・・家族でそんなことはいけません。。

ヨンジュンさんが「おいで」と言ったら、いつでも韓国に飛んでいくそんな感じ。

いいなぁ~ (さくら)
2006-05-19 02:16:12
いつも幸せなこの二人羨ましいです~なんだか、目の前に浮かんできて、凄く素敵です~でも時々さくらジェラシーです~

所々自分にすり替えてしまいました~折角のまちゃさんの素敵なラブロマンスがお笑いになったりして~すすいません~

でもこの二人の幸せ最近は私の幸せでも有りますので、これからもかなり激しく愛し合ってください
2人だけの世界 (まちゃ)
2006-05-19 09:04:50
さくらさん、アンニョン!

ドンヒョク&ジニョンはいつまでもラブラブでいて欲しい。

これからも甘く愛しあっちゃいますから、よろしくね~