日記 地球の害
それはそれは見事に、太くて大きな古木でありました。
これほどまで大きくなってくれてありがとう〜と心の中で伝え、その大木を眺めながら通り過ぎてゆく時に、雨でしっとり黒光りするその大木の枝の分かれ目に、ニコチンで薄汚くなったフィルターの短い吸殻が、不意打ちにも目に飛び込んで来たのでありました…。
今まで生きながらえてくれた古木…。
春には見事な花を満開にし、見上げる人々を楽しませてくれる大樹。
その枝と枝の合間に、無残にも人間によってねじ込まれた薄汚い吸殻…。
熱かっただろうな…。
あの真っ赤に火で燃える、臭いタバコの先端を肌に捻じ込まれ、あまりの激痛に泣き叫べど、害なる人間から逃げ出すことも出来ず、ただただ耐えるしかできない木…。
人間なんていなくなればいいのに…。
地球にとって人間なんて害でしかない。
岩盤割ったり、アスファルト敷き詰めたり、せっかくの緑をせっせと砂漠化に追いやり…。
四六時中歪みあって、殺し合って見苦しい生物。
人間なんて、早く自滅すればいい。
害でしかない。
一体、地球はどこまで耐えればいいのか?
人間は増え過ぎた。
いい加減を超え過ぎた。
地球🌏ごめんね。
もう、やり返していいんだよ?
地球が生き延びる選択をして!