まあるい地球

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日記 読書 伝記

2018-10-06 11:18:53 | 日記
日記 読書 伝記


とある故人の伝記を数冊読み終えました。
正直、興味はない故人のかたでありましたが、ある時ある人に質問をしたら、
「私は彼を評価しません!」との思わぬ返事を頂戴し、私は怒りにも似た感情に陥ったのがきっかけで、彼を知ってみようと思ったのでありました。


伝記を読んで知った彼は、とてつもなく馬鹿正直で、清貧を貫いた生活をした人。
後半の人生は、亡き姉様への懺悔の毎日ではなかっただろうか。
きっとこの二人は前世では恋人同士のはずである。夫婦にもなっていたかもしれない。

弟を想ってこその自らの犠牲であり、姉様を慕ってこその、独占ではなかっただろうか。
また自分こそめが、姉様を唯一幸せにしてやれるのだという自負。

しかし、実際にはなかなか開花せず、いっそのこと結婚でもして定職に就けば、姉様は安心されるかもと考えた。
その見合いの話を、溺愛する弟からではなく、第三者の口から聞いた姉は俄かに半狂乱。
その姉様の声を聞いた彼は、その場で見合いの話を断る宣言をし、その場から急いで去った。

彼は、姉様の数々の縁談も、また自らの見合い話も、自ら断りを伝えている。


想う、ってのは色んな形があるものだ。
読んでいて、涙が溢れた。
彼も、彼女も、もっとどうにかならなかったのだろうか…。


今、二人は再会を果たし、仲睦まじく意思の疎通でもしていてくれたら嬉しい。
いや、そうでなければ困る。
私の涙が止まらないではないか…。

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