まあるい地球

雑多な内容のブログです。

日記 蛇

2019-04-09 05:51:33 | エッセイ
日記 蛇


先日の夜、寝入り端に、幼少時に自宅にあった蛇の事を、ふと思い出しました。

その蛇は、腰掛けのような天板の下にある、小さな襖4枚のうちの、一番左にしまわれておりました。

赤い蓋の、漬け物を漬ける瓶の中に、10cmほど入ってる透明な酒の底に、その丸い瓶の円周でクルクルと体を丸くしておりました。

酒の中にいる蛇は、どこに傷があるわけでもなく、また目も見開いており、酒に浸かっていて動かない以外は、生きている蛇と何の変わりもなく思えたのでした。


当時の私は、小学低学年くらいでしょうか。
子供ごころにも蛇が気になり、一人でその部屋へ入っては、窓下のその小さな襖をソロ〜っと開けて、赤蓋の瓶の中にいる、酒に浸かった、まるで生きているような蛇に会うのでした。

その蛇は細くて、グレーと黒と白色でありました。見開いた目に怖さは全く感じませんでした。

私はそんな蛇さんを、可哀想にも、可愛くも想い、時折逢いに訪れるのでした。



今日の私の蛇への想いは、そんなところから来ているのかもしれないと、ふと気付いた瞬間でありました。

どこへ行っても忌み嫌われる蛇。
片や、蛇神として祀られる蛇。
私は分け隔てなく、どんな蛇にも寄り添いたい。

どんな動物も虫も、気持ちだけは寄り添ってゆけたらと思います。
(もち、例外はある)






ポエム Gloria
待たせてしまった
長い間 孤独に閉じ込めてしまった
遅くなってごめん
もう迷いはないよ
どうすれば償えるのか…
でも信じて欲しい
気づき始めだしたんだ
長い間 気づかないフリしてごめん
一人二人三人…
感じ始め出してる
十人 百人千人…
動き出したんだよ
眠りから 目覚め始めたんだ


Gloria
待っていてくれてありがとう
もし、
また同じことの繰り返しだったら
次には
私がその悲しみを受け継ごう
だから
その冷たい鎖を解いて欲しい
もう自由になって欲しいんだ
昔みたいに笑って欲しいんだ


Gloria
ありがとう
本当にありがとう
長い間、闘わせてしまった
ありがとう
本当にありがとう
何度だって言うよ
何度言っても気が済まないんだ
だから、
笑顔を見せてくれないか
じゃないと安心出来ないんだ

参考BGM
Laura Branigan
Gloria

2017/4/8