南相馬市ふるさと回帰支援センター

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地元民の笑顔 ~南相馬市ふるさと見聞録~

2011年05月10日 | 日誌
地震が起きる一週間前に行われた「南相馬市ふるさと移住懇談会」

そこに参加して頂いたIターン組の移住者の皆様の中にMさんがいらっしゃいます。

数年前、東京から南相馬市原町区にご家族3人で移住されてこられました。

地震後、初めてMさんのお宅をおじゃましました。

出迎えて下さったのは息子さん。初対面です。

「大丈夫でしたか?何かお困りの事はございますか?」

地震の被害は殆どないとの事でしたが、お話はすぐに原発災害の件になりました。

次に災害があった場合、車での避難が困難な方はどうしたらいいのか?と、頭を痛めて

いらっしゃるというのです。

「緊急時避難準備区域」原発で何かあった場合は全員自力で避難しなくてはいけない地域。

実はMさんご夫婦は障害者の方の為に日夜活動をされていらっしゃる方で、この日も奥さま

はその活動のためお留守でした。

青い青い空の下、心地よい風が吹いているというのに汗が額から流れるほどの問題でした。

お話の途中も行きかう車に笑顔で手を振られるMさん。すっかり地元の方です。

その時ご自宅に隣接するアトリエから何匹もの…の鳴き声が聞こえてきました。

お聞きすると非難されているご近所やお知り合いの方のワンちゃん5匹をお預かりしている

と、ご主人が教えてくれました。

されを聞いてある光景を思い出しました。

ある日スクリーニングを受ける場でこんな出会いがありました。

  
   動物を保護されているNPOの方               何かを訴えるようにみつめる悲しそうな目


この時のワンちゃんも今頃は甘えて鳴いて、はしゃいでるにちがいありません。(そう信じます)

皆が一つになって「命を繋ぐ心の支援」をされているのです。

   
          1匹のワンちゃんが表に元気に出てきました

Mさんの笑顔はもうすっかり南相馬市の地元民の笑顔でした。
     そしてこの災害にも負けずもう地元の方の為に走りだしていました。


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