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犬の眼

『日記』卑しさから清浄なることまで

くそったれMac!

2006-03-15 22:56:33 | Weblog
くっそ~!
またもパソコンのシステムが逝ってしまった…。

今は外付けハードディスクから立ち上げている。
念のためにハードディスクにもOSを入れておいて良かった…(ホッ)。
もちろんデータもバックアップしてる…(ホッ)。
でもOSのインストールは、どうやら今のシステムを完全消去してからじゃなきゃダメなようだから、すべて最初から設定しなおしだ(クソっ)!
ネットの設定やら、ソフトのインストールやら、ブラウザのお気に入りの入れ直しやら、なんやかやとめんどくせいっ!!

このMacはたぶん、ハードウェアに問題がある…。
しかも、買ったときから様子がおかしかった(ハズレを引いたか…)。
でも、ついそのまま使いはじめ、いろいろと設定したりファイルを保存したりすると、もう修理に出すタイミングを逸してしまった。そのうち、保証期間は終了…。

最初に買ったiMacもぶっとんだ。
ほんと腹が立つ!

Macのサポートは、至れり尽くせりとは口が裂けても言えない…!
電話するだけで金かかるし…。
やっぱりスティーヴ・ジョブズ(アップル創業者)の考え方が反映されているのだろうか?
今伝記を読んでる途中だけど、客の気持ちなんか全く分からない人らしいから…。

Windowsだとこんなことないのかねぇ…?
でも、Windowsはウィルスが怖そうだねえ。
それに、Macにはこんな仕打ちを受けながら、それでもMacのほうが感覚的に自分に合う気がするんだよなあ…。
愛憎入り交じる、って感じだね(今は憎いけど…)。

もう…!
今日もニューヨークのこと書けねぇや。

魚影

2006-03-14 01:44:14 | Weblog
今朝、嫌な夢を見た。

僕は釣りをしていて、魚を釣り上げた。
ウツボか太刀魚、または穴子のような長い胴体で、顔はウツボか、鮭という感じ。
大物だったが、ちょっとグロテスクだったのでリリースした。

ちなみに、ずっと以前に書いたように、本来僕はキャッチ・アンド・リリースの考え方は好きではない…。

水が透明だから、その魚影がまだ見える。
そいつは状況を把握できないらしく、呆然と所在なげに水中浅く浮いていたが、ふと体制を整えて泳ぎ出そうとする。
…ところが、見ると、陸の上で何があったか、胸びれと尾びれが切断されてしまっているのだ。
泳ぐに重要なひれを失って、進行方向へ向いたまま、進むことも叶わず、少しずつ沈んでいく…。

僕は、そのあまりにも残酷で哀れな姿を見るに耐えきれず、声を上げて泣いた…。

と、いうような夢だ。
もう何年も釣りはしていないし、なんでこんな夢を見たのか分からない。
夢の中では泣いたが、起きた時に涙は出ていなかった。
でも、とても嫌な夢である…。

眠気

2006-03-11 00:31:43 | Weblog
まるで病気であるかのように眠いです。
以前、仮眠をはさんで24時間勤務という仕事をしていた時に、『人間は歩きながら眠れる』ということを、身をもって知りました(気がついたら壁が目の前でした)。
今回もその時に近い眠さです。
よって、今日もブログは書けません。
残念です…。

ただいま。眠いです。

2006-03-07 00:36:18 | Weblog
わが家に戻りました。
留守してすみませんでした。

でも、昼間の仕事に加えて、急ぎの夜の仕事(怪しい仕事ではないです…)が入っているので、ひきつづきブログ更新は滞ると思います。
”爆発”の件とか、この数日間のこととか、なるべく早く書こうとは思うので、もうしばらくお待ちください。

ここのところ、何日間か2、3時間の睡眠の日もあり、眠いです…。
一度その流れになると、間に7時間くらい眠れることができた日があっても、睡眠時間は取り戻せないようですね…。
変わらず眠いです。

イチゴのケーキの味

2006-02-23 00:00:50 | Weblog
離婚したら結婚記念日など関係なくなるものだと思うけど、僕は今年は何となく、記念したい気分になった。
その当日の夜、近所でケーキとビール、つまみを買ってきて、もうひとりの当事者のいない、ワビしい、ささやかなパーチーを催す。
傍から見ればただの晩酌なのだけれどね…。

こんな感覚、未練がましいとか、理解できないとか思うかもしれない。
僕自身、ちょっと不思議なのだ。
でも、例えばとっくの昔に死んだキリスト誕生を祝うように(ちょっと違う?)、すでに消滅した結婚を記念してもいいんではないか?
僕の結婚は(今のところ)それ一度きりで、良い想い出だったにしろ、そうでなかったにしろ、記念は記念だからね。おそらく、ご想像のようなジメジメした感覚は僕の中にはないし、まあ、静観してやってください。

ただ惜しむらくは、ケーキがあまりおいしくなかったということ。
この季節、イチゴを使ったものを選んだのだけど、イチゴに依存してしまっているのか全体に深みのない味だった。
これならイチゴ大福のほうがよほど旨いというものだ。

ぬる~い

2006-02-15 02:37:03 | Weblog
自動販売機で飲み物を買おうとすると、
「あったか~い」か、「つめた~い」しかない。
今の時期、願わくは「ぬるい」もしくは「常温」みたいなのが欲しい。
のどの渇きを癒すため、水分補給のため、ゴクゴク飲みたいから熱くないほうがいいのだけど、「つめた~い」だと、いまの僕には刺激が強すぎる。弱っている胃がビックリする。

ちなみにダイドーの自販機はお金を入れると自動音声で、
「あったかいお飲物はいかがですか」
などとすすめてくる。

余計なお世話だ。

冷たいものを求めて買おうとしている時にこれを聞くとカチンとくる。
機械がプログラムによって投げかけてくる無機質な言葉だから余計だ。こういうのはメーカーに突き放されたような気にさせられる。このへんがダイドーのアカ抜けなさなんだろうな。
しかも僕の嫌いな、女性のアニメ声だからさらにうっとおしい
でも、穏やかな人間になろうとするなら、その勧めに素直に従ってみるのがいいのだろうか?
一度くらいそうしてみようか…。

ところで、これからしばらく夜忙しい。
そしてそのあと、月末から来月の上旬にかけて家を空ける。
だから、たぶんブログが滞り気味になるだろう。
家を空けている間は確実に更新できない。
その点、報告しておきます。

きっかけは軽井沢

2006-02-10 23:29:23 | Weblog
僕が長い抑うつ状態からかろうじて脱することができたきっかけは、軽井沢だった。
離婚だとかいろいろ、問題が山積みでどうにも身動きが取れなかった僕は、その重苦しい日々の果てに、ふと、ため息まじりにこんな考えが浮かんだのだ。

「もう、何でもいいから、せめて住んでみたいと思っていた軽井沢にこもって、ひとり暮らそう…」

こだわらずに職を見つけ、ひとり分の食いぶちを確保して、お金はかけられないけど、自分の趣向に沿った暮らしをしていこうと思った。
軽井沢なんて言うと高級別荘地というイメージだが、探せば何とか10万円をきる賃料で一戸建ての借家が見つけられそうだし、他人との接触を極力断って生活できるんじゃないか…、と考えた。

そんなところから出発して、まずインテリアコーディネイトを頭の中で描いてみる。
そして、そこから派生したのが、火鉢の購入や、それに合わせてソファや絨毯、照明を選ぶことだ。
当然、以前のような「最高のモノ」を求めたりはしない。無印良品あたりで、そこそこ満足できるデザインのものを選ぶのだ。
ギターをディスプレイしたり、水中ガーデニングや熱帯魚を飼うこともそこにつながるし、マウンテンバイクが欲しいと思ったのも軽井沢移住の構想がきっかけだ。
車も当初は、軽井沢で気持ちのいいオープンカーや、オフロードとか雪道に適したものを候補に考えていた。

人生をあきらめるところから始まったにもかかわらず、そういう、ほんのわずかな未来への希望や、趣味の広がりが、僕の精神状態を良い方向へと持っていったようである。
最近、性格というか、人間性というか、なんとなく自分が変化しているように感じられる。
その象徴的なことが、晴れの日が好きになったということだ。
昔から、もちろん晴れの日を気持ちがいいと感じてはいたけど、雨が好きだったりする人間だった。
通勤途上や仕事中に晴れた空を見上げると、逆に恨めしいような気になるようなほどだったのである。
…もっとも、今のアルバイトは時間に追われたり、大きな責任などがないから精神的に楽な状態で、だからそのように感じられるのかもしれない。以前の仕事に戻ればまた気持ちに余裕がなくなり、晴れの日が恨めしくなるのかもしれない…。

今となっては、軽井沢はあまりにも冬が厳しそうで(光熱費がたいへんそう…)、それに、気分が高揚して元気になり、趣味に欲ばりになってきたために、東京の利便性や情報の豊富さを捨てがたくなったから、彼の地への移住は現実味が薄れてはきた。

でも、軽井沢という土地には感謝している。
そして、いつかは暮らしてみたいな、という気持ちも残っているのだ。

つなわたり。

2006-02-04 02:40:30 | Weblog
ヤバいぜ…。
去年の後半から、かなりお金を使ってる。
火鉢だの、ソファだの買ってるし、落語や歌舞伎や、その他いろいろなところに行って、食事だ、プログラムだ、グッズだとこまごまと買ってるし、旅行行きたくてムズムズしてるし、欲しいものが次から次へと涌きあがってきてる状態なのだ。

こりゃあ、チリチリと導火線を焦がして、いつか大爆発をするんじゃないか? と、気が気ではない。
爆発しそうな僕を、もうひとりの僕が、不安げに見ている。
いまはなんとか、小出しにさせて、なだめすかしてはいるが、いますぐにでも弾けてしまいそうな雰囲気…。
客観的に様子をうかがっているほうの僕は、爆発へのカウントダウンを開始している僕を、強く止めることはできない。本人も理性では「いけない」と分かっているのに、なかなか押さえが効かない。
これはかなり重度の買い物(浪費)依存症ですよ…。

もちろん、買い物のための買い物…、つまり買うことが目的なのではない。いろいろなことを経験して学んだり楽しんだり、上質なものに触れるのはいい。それは進めるべきだと思う。だけど、収入とのかねあいもあるし、数が多くてどれかに絞ることができないので、すべてを実行すると結果として浪費ということになってしまう(ひとつひとつがすでにけっこう高額のものばかりなのだが)。

逆に、欲しいもの、したいこと…、ひとつふたつに絞れるなら、すでに爆発してしまっているに違いない。優先順位をつけられず、どれも拮抗しているから、かろうじてバランスが取れている状況なのだろう。
もちろん、理性の抑制が少しは効いているという側面もある(僕もふんばってるのさ、同じ失敗をくり返さぬように)。

さて、このまま僕は欲望にうち克ち、以前の僕とは違うことを証明できるのか…。
それとも、どれかが突出して、小さな破裂をして収まるのか…。
最悪、次から次へと連鎖的に爆発を起こし、結果、大爆発してまたも経済破綻してしまうのか…。
意外にも僕が進化していて、少々爆発しても仕事を頑張ったりして切り抜けられるのか(可能性は薄いが)…。

爆発するとしたら、つぎのうちどれが最初に来るのだろう…?

●万年筆 モンブラン・マイスターシュテュック149/72,450円
●万年筆 カランダッシュ・アイバンホー/75,000円くらい
●万年筆 カランダッシュ・エクリドール・レトロ/21,000円
●万年筆 スティピュラ・ダヴィンチ/75,000円くらい
●日本刀 買うとしたら40万円くらいのもの
●海外旅行 ニュ-ヨークか、中国の桂林、西安、またはロサンゼルス、もしくはイギリス。
●車 プジョー206Styleの新車 1,874,250円(車両本体価格)
●車 ローバーミニ 100~180万円くらい
●車 アルファロメオ147 180~230万円くらい(これはちょっとムリそう…)
●本のまとめ買い いま欲しい本を全部買うと、数十万円
●CDのまとめ買い いま欲しいCDを全部買うと、30万円くらい
●DVDのまとめ買い いま欲しいDVDを全部買うと、50万円くらい
●ターコイズのインディアンアクセサリー 3~10万円くらいまでのもの
●オペラ鑑賞 20,000円くらい
●腕時計 ブライトリング・モンブリラン/404,250円
●腕時計 ブライトリング・ナビタイマー/477,750円
●腕時計 パネライ・ルミノールベース/60万円くらい?
●腕時計 タグホイヤー・カレラ・オートマチック・クロノグラフ/25万円くらい
●腕時計 タグホイヤー・モナコ/40万円くらい?
●リッケンバッカー325C64/441,000円
●きもの 仕立てると15万円くらいから。既製品だと4万円くらいから
●無印良品のベッド 45,000円くらい
●自転車 キャノンデールF800/238,000円
●自転車 ゲイリーフィッシャー・クラシック・クロノス/86,000円
●ボスコのキャビネット/68,250円
●賃貸マンション入居/初期費用として50万円は要るだろう

etc.

僕って…、物欲に翻弄されて、あわれで、かわいそうなやつ…。
しかも、寝よう、寝ようと思いながら、午前2時過ぎにこんなこと書いてさ…。
眠いよ。カンベンしてくれよ。

(でも、欲しいのは確かだな)

僕だって、”無愛想”

2006-01-31 23:47:59 | Weblog

ふとわれに返って思うに、僕はこのブログでグラフィックデザイナーのハシクレであることを明かしているのに、「わーい、初めて歌舞伎を見た!」なんて単純に喜んでいてもいいのだろうか?
『デザイナーのくせに歌舞伎も観てねぇのか』といったような軽蔑や嘲笑を受けることになりかねないのでは…?
デザイナーによって得意分野はあろうけど、ほかの人のことはともかく、少なくとも自分の基準からすれば「歌舞伎未体験のデザイナー」なんて、あまり信用に足るとも思えないのである。
だから、そう気づいて穴があったら入りたい、ないなら掘ってでも入りたい、という心境なのだ。

「もうすぐ死ぬ人じゃないか?」というくらい、どこか残り少ない人生に間に合わせでもするかのように、セカセカといろんなことを試している僕だけど、それが強迫観念になったり、ある種の躁状態だったりしたら困るなあ、なんてことも頭の隅で考えている。
第三者から見たら「遊びほうけて優雅なもんだな」って感じなのかもしれないが、僕としては、…もちろんとても楽しんでいるのも確かだけれど、そのなかに焦りとか、自己鍛錬のためだというような意識もあるのである。
単に経験することそのものを目的にしてしまっては本末転倒だから、そこは気をつけなくてはいけない。よくあるやみくもな収集癖や、「芸能人に会ったから、よくは知らないけどサインもらおう」なんていうオバタリアン(死語)と同レベルになってしまう。
まあ、そんな部分が多少あっても悪くはないんだけど、まずは初めての体験を経て、やがてそれが僕の中に吸収され、昇華され、アイデンティティの一部としてふたたび放出されるようになることを望んでいる。

今回、初めて『武相荘(ぶあいそう)』を訪れた。
この人は、強いて肩書きというと随筆家なのだろうか…。骨董をはじめ、さまざまな分野での”目利き”として有名な白洲正子の私邸を、死後、記念館として一般公開しているのだ。
…僕は今、一般にはそのほうが通りがよかろうと思って、正子さんの名を出したが、じつはダンナさんである白洲次郎に興味を持ってそこを訪ねたのである。

武相荘は、小田急線の鶴川駅近く(東京都町田市)にあるが、太平洋戦争直前、日本の敗戦と混乱を予期した次郎が、旧い農家を購入して東京都心から妻とともに移り住んだものだ。
まずそのネーミングがふるっている。武蔵と相模の境に位置しているということと「無愛想」をかけているのである。歯に衣着せぬ物言いで政界、財界に名を馳せた次郎の人となりをうまく表した、ウィットたっぷりの屋号なのだ。
まあ、そのへんのところは多数の書籍に詳しいし、武相荘のホームページにも記述があるので、そちらを参照されたい。

僕が武相荘の門をくぐって、まず感じたのは「懐かしさ」である。
黒光りする木の柱と白壁、茅葺きの屋根、柿や桜などの木々、草花と木漏れ日…。
この空間だけ、時間が止まっているかのようだ。
僕も小さい頃、茅葺き屋根の農家に住んでいた(こんなに立派ではなかったけど)。ほんの2、3歳の頃だったが、その記憶が武相荘の前に立って甦ってきたのだろうか…。
言葉は悪いけども、組み立てキットのような現代の住宅などからは感じられない温もりと、抱かれるかのような安心感…。
僕はなんとなく「ただいま」と言いたくなるような心持ちになった。

…途中ですが、眼の疲労が辛くなってきたので、申し訳ありませんが今日はこれで…。続きは近日中に書きます。
先日も書いたように、日中は働いているといろいろ書こうと思うことが頭に浮かんでくるのですが、パソコンの前に座るとどうも調子が出ないのです。疲れもあると思うのだけど、やっぱり電磁波かなにかの影響…?

バーィシコ♪ バーィシコ♪

2006-01-30 00:17:18 | Weblog
昨日、「東京都心は田舎ではあまり見かけないクルマがいっぱい走ってる」と書いたが、自転車も同様。
僕が住んでるこのへんだと、メーカーはせいぜいジャイアントどまり。通勤の途中で見かける、油が切れてギアがカサカサのキャノンデールなんかも棲息してはいるが、ほとんどがホ-ムセンターで売ってる”もどき”か、自動車メーカー系のもの。
自動車系メーカーが作っている自転車でも、有名なプジョーは別として、ポルシェとかBMWはけっこう本格的な自転車らしい。値段も100万円近くするものがある。
まあ、いつものことだけど僕は何も知らない素人のくせに、直感だけでエラそうに語るクセがあるので自重しないといけないのだが、やっぱりそういう自転車は、いくら本格的でも値段が高くても、何となく異業種参入組のような感じで、イメージとしては王道から外れてる。

それが、昨日行った世田谷の多摩川沿いや、その前に出かけた紀尾井町あたりでは、自転車と言えば、ほとんど欧米中心の正統な(と思われる)自転車ブランドのものだった。
ジャイアント(これは台湾のメーカー)、ルイガノ、キャノンデール、ビアンキ、トレック、GT、それからマウンテンバイクの祖と言われるゲイリー・フィッシャー(面白そうなオジさんだからHPを見てみて。http://www.fisherjapan.com/)など…。
なんでこう、地域性って出るのかな? 所得の格差とも言えるだろうけど…。
そして、そんな高価な自転車を、ひょいってガードレールにつなげて、置いてっちゃってる。高いものじゃなくても、愛着を持ってるなら僕にはそんなことできなんだけど…。おおらかというか無頓着というか、まだまだ日本って治安がいいってこと? これがフランスあたりだと一瞬で無くなるらしいね。

フランスの話が出たついでに(『ついで』なんて言ったって、見えすいてるけど…)、フランス人てちょっと不思議な(言葉に気をつけないと石原慎太郎と同レベルと思われちゃう)国民性を持ってると思うな…。
ファッションや芸術、食文化など、美についてたいへんこだわりを持っているくせに、通りに縦列駐車する時、他の人の車にぶつけてスペースを空けるらしい(!)し、清掃車が出てるからいいんだ、とばかりにポイ捨てするもんだから、道ばたにゴミがいっぱいだし(これは実際に目撃した)、中世頃は、なんと家の窓から排泄物(ウ●コやシッコ)を外へ投げ捨てる習慣があったそうだ。
香水の文化が発達したのも、風呂に入らなくて臭いから、それをカバーするためだというような話も聞いた覚えがある(誤認?)。

まあフランス人のことはともかく、昨日も今日も、単にクルマや自転車の話ではなくて、地域による意識的な違いというのは(経済的格差も含んで)、文化、政治など、さまざまに反映され、その町のカラーというものを醸成するんじゃないか、ということだと思います。

ク・ラ・ブ。

2006-01-28 10:07:26 | Weblog
ここのところ初体験について書いてるけど、自分でも不思議なことに、性格的に合わないと思われる「クラブ」(おネエちゃん = ホステスがいるところじゃなくて、語尾上がりのほう)には、すでに何度か行ったことがある。
…あ、そういえば語尾下がりのほうのクラブには行ったことがない…。お金ないからねぇ。それに、若い頃はともかく、今の僕は粘着質の夜の遊びってあんまり興味が向かない…。でも、やっぱり一度経験してみなきゃ(笑)。もちろん銀座でね。

もっとも、語尾上がりのほう(そうそう、『カレシ』とかと同じアクセント)のクラブも、10年以上前、洋服屋時代に人に連れていってもらっただけ。
青山界隈の、(確か)『イエロー』とか『ブルー』とか、なぜか色の名前がついたところだったような覚えがある(今もあるのかな?)。
そもそも、僕は踊れないし、音楽にも疎いし、若い時から若者文化(苦笑)にはついていきづらいほうだし、人との交流は苦手だし、どちらかというとコンサバで上品な感じのほう(高級ホテルとか)が好みだし、ましてやナンパの類もできないので、クラブはムリがあるんだな、…というより、僕が行っても意味がないんじゃないかな。
まあそこを開拓するのも一興だけど、今はもう、すでに頭が固まりかけている年齢ということもあるし、自分の好みに対して、無理にムリすることもないんじゃないかと…。

そんな頃、仲良くしてもらってた先輩が(かなりの遊び人)、「『ジュリアナ』が今度閉店するって言うから、それまでに一度行っとこうよ」と言うので(そう、そんな時代)、僕も興味本位でその計画に乗った。
結局、それは果たされずにジュリアナは幕を閉じたけど、何事も経験とはいえ、いま思うと行かなくて良かったんじゃないかと思うよ。
あんな、パンチーを見せながら扇子ふって踊るネーちゃんがいるところなんて、いま考えるとイヤだもの…。ゲテモノだよね。
あれが大流行したんだから、まさに時代のアダ花って感じだ(もちろん個人的な意見です。楽しんだ人は、それはそれでいいと思う。僕だって行ってみようと思ったし…)。
そして、ちょっと驚きなのは、ジュリアナをやってたヤツが、今はシラーッと介護の『コムスン』なんかを経営してるんだから、隔世の感があるっていうより、実業家というか、経済界の人間というか、そういう人は節操がないんだなぁ、と思う(柔軟性がある、って誉めとく?)。
…まあね、福祉や介護の世界がきれいだとは、これっぽちも思っていないことも事実だけどね。

まったく旬を過ぎた、何の脈絡もない唐突な話題だけど、ふと思ったので書いてみました。

初めてリスト

2006-01-27 22:41:18 | Weblog
去年の年末あたりから自分がどれくらい初めてのことを経験したか、ちょっと覚え書きとして残しておこうと思う。
初めて訪れた場所、初めて感じたこと、など…、広義に書き出してみたい。
このあと、今年はどれくらい、初体験ができるかな…?

(時系列とは限りません)

1.ビートルズがただ一度の来日を果たした時に泊まった、キャピトル東急(当時はヒルトン)を見物した。
関係ないけど、近くにあった『黒澤』というソバ屋が独特の佇まいで気になった。

2. 歌舞伎座で歌舞伎鑑賞。不謹慎なんですけど、「くまどり」で見栄を切る役者を見て、ドリフのカトちゃんのコントを思い出してふき出しそうになった。やっぱりとても庶民的なボク…。
先日、このブログで大向こうからのかけ声のことに触れた。鑑賞中にも思ったことだが、あれをいざやろうと思ってもとうてい声が出ないだろうな。NHKの歌舞伎入門かなにかの番組で松崎しげるが挑戦していたけれど、あの松崎しげるでさえ(声を出すことが本職の歌手で、しかもふだんから声のでかい)、なかなか苦労していたもの…。

3. ビートルズがただ一度の来日公演を果たした日本武道館を訪れた。

4. 偶然、皇居が無料で入場できることを知り、入場した。天守閣の跡が見られて感激だった。松の廊下の跡は、なんてことのない場所だったが(建物はすでにないので)、これまた感慨深かった。

5. ホテル好きの僕なのに、先入観から訪問するのをちょっと避けていたホテルニューオータニを訪れ、最上階の『トップ・オブ・ザ・タワー』でビュッフェ形式の食事をとった。じつは僕は通常、ホテルの最上階のレストランやバーに期待していない。景色の良さに依存しているのか、味もサービスも十中八九イマイチだからだ。
でも、ここはまずまず良かった。景色も良かった。

6. けっこう昔から表参道にある洋服店、ポール・スチュワートは、デパートに入ってるポール・スチュワートとは、ニューヨークの同じブランドを扱っていながらまったく別会社であるということを初めて知った。デパートの店はイマイチだが、その店はかなり良いものを揃えている。

7. 無印良品で、スペインのバレンシア地方で作られたという、フラメンコ用のカスタネットを買った。ちなみにイタリア製のオカリナも売っていたが、高くて手が出なかった…。

8. 教会へ行った。文京区にある、東京カテドラルだ。聖マリア大聖堂は丹下健三の設計ということもあって、建築物としても興味があった。しかし、そこは韓国人だけのミサが行われていて、さすがにその中に紛れこむことは遠慮した。人がひいてから中に入ったが、大きな空間の中で小さな一個の人間になり、神様の存在が感じられるような気がした。売店でキリストの十字架を買おうかとも考えたが、信徒でもないのに不謹慎かと思って自制した。

9. 寄席を体験。新宿 末廣亭で。トリは念願の柳家小三治。彼が登場した時には長時間の鑑賞で具合が悪くなっていたが、すばらしい芸に感動。酔っぱらいの噺で、真に迫った演技に同調してしまい、僕も酔っているような気分になった。

10. 幾度となく新宿の伊勢丹には行ってたのに、ちょっと足を伸ばせば新宿御苑があることを初めて知った。酒類は持ちこめないというので、中には入らずに外側に座り、ビールでフレッシュネスバーガーを流しこんだ。

11. 千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れる。100円を支払ってそなえつけの菊を献花。白と黄があったけど、白にした。僕のほかには人がひとりだけ…。

12. 靖國神社に行った。参道の入り口に立った時はそのスペースに圧倒されたが、進むにつれ、テレビなどで見るのとは印象が違うと感じた。もっと静ひつなイメージではないかと思っていた。

13. 正月2日、無料開放の日に、東京国立博物館を見学した。無料でたっぷりと楽しめた。

14. 甘味処で「あわぜんざい」を食べた。美味しかった。みつ豆もたのんだが、食べきれなかった。最近不思議なことに日本の甘味が恋しくなる。以前は僕は甘いものと言えば洋菓子だったのに…。またあわぜんざい食べたいな。

15. 合羽橋の道具屋街を訪れた。期待が大き過ぎたのか、ちょっとガッカリ。探していた南部鉄瓶が見つからなかったからかもしれないけど。

16. スポーツクラブでヨガを体験した。途中で眠りそうになった。ただ、BGMがオリエンタルな感じで、ヨガというより気功という雰囲気だった。

17. 馬刺の「たてがみ」という部位を食べた。

18. ソファを買った。思い起こしてみても、事務用の安物の椅子を除き、自分で椅子を購入した記憶がない…。
「理想か、無か」という極端な思考を持っていた僕としては、ほんとに気に入った上質のものを買えないならなんにもいらない、って感じだったから…。今回のは無印良品で買ったのだけど、プレーンなデザインでけっこう気に入ってる。

19. 弟と居酒屋に行き、サシで飲んだ。

20. ヘンケルスの鼻毛カッターを使ってみたが、いまひとつ良くない。


…あれぇ? 日中仕事してる時はいろいろ頭に浮かぶんだけど、キーボードを前にすると頭の中が真っ白、ってことになるんだよなあ…。なぜだろう? 無理して書いて不完全なものになるより、今日はこのくらいにしときます。

初体験三昧 その1

2006-01-26 02:11:42 | Weblog

今日は”ヤボ用”があって、わざわざバイトを休んで都心に出かけて行った。
時間はさほどかからない用事だし、なりゆきしだいでは本当にヤボなだけで終わってしまう…。
せっかく都心まで出て行くんだから、この機会を少しは有意義に使いたいじゃないか。

予定どおり、ヤボ用はお昼過ぎには済んだ。
そして、そのあとの僕は、「生まれて初めて」ってことをたて続けに経験することになる。

まずは、日本武道館を見物。
先日書いたキャピトル東急に続き、”40年前のビートルズ来日の足跡をたどるシリーズ”だ。
当時はもちろん東京ドームもなく、武道館だってコンサート会場として使われてはいなかったようで、「神聖な武道の殿堂をなんとこころえるか!」といったような批判があり、もめたという話です。
話に聞く屋根の上のタマネギが光ってたよ。晴れてて良かった!
できれば中も見れないかなあ、と、ウロウロしてみたが、全部鍵がかかっていて、残念…。

次は、靖國神社への訪問。
何かと話題にのぼる神社だが、参拝しているすぐそばに警察官が見張っている神社というのも、そうはないだろう。

そして、靖國と対比してとりあげられることの多い、千鳥ヶ淵戦没者墓苑へ。
靖國は平日にかかわらずある程度参拝客がいたが、ここは場所柄もあろうけどひっそりしてる。
考えてみれば、靖國は「神社」で、戦没者は神様として祀られているけれど、千鳥ヶ淵は言ってみればお墓だもの。ちょっと気軽には行きづらいのかも…。気のせいか、敷地に入って歩を進めるにつれて、肩が重くなるような気がした。

そこからまた武道館へ戻り、北の丸公園を抜けて、さらに大手町方面へ向かおうとしたら、皇居にぶつかった。
僕はつねづね、「江戸城跡を見たいなあ」「『忠臣蔵』で有名な、松の廊下跡ってどんなのだろう」と思っていたのだけど、皇居は天皇のお住まいだから、一般人には見られる機会はないんだろうと、頭から決めてかかってた…。
ところが、入り口の看板を読んでみたら、入場できると書いてあるじゃないか!
月曜と金曜を除いて、皇室の行事に支障がなければ、無料で入ることができるそうだ。知ってた?
念願の天守閣跡と、松の廊下跡を見物してきたよ。(おまけに近道もできたし)うれしい!
歩いていると、どこからともなく雅楽の調べが聴こえてきた。宮内庁雅楽部かなあ? 東儀秀樹もここで演奏していたんだろうか?

そのあと、これは初めてではないんだけど、ハワイアンバーガーを食す。
以前、別れた妻とイクスピアリで食べたことがある(同じチェーン店)。それまであまり好きじゃなかったアボカド(アボ”ガ”ドではないと思うよ、たぶん。よくそう表記してあるけど)がけっこう旨くて、僕にとって新しい味覚を開拓できたのだ。
でも今日はそんなに「うまい!」って感じじゃなかった。やっぱりひとりで外食するのってつまんないな…。

(その2につづく)