気ままにぶらり旅日記

山や森のレポート&日々の雑記

2015.12 温泉と奇跡の安達太良山(2日目)

2016-03-15 | 東北
<2日目:12月26日(土)>

 朝、目が覚めると、階下から小屋番さんの活動する音が聞こえてきました。
 ダルマストーブにコークスを入れる音、朝ごはんの準備をする音。
 山の朝のはじまりです。

 朝食は6時30分。
 温泉卵、牛肉とこんにゃくの煮物?、味噌汁など。
 煮物がとってもおいしかったです。
 

 朝食後、山頂を目指して出発。
 風は弱め。
 昨日雪が降ったおかげで、昨日と違ってふわふわの雪!
 トレース無しの真っ白な道☆
 曇り空だけどテンションが上がります
 

 峰の辻方面
 

 しかし、だんだん辺りは真っ白に。。。
 山頂まで行けるのだろうか?
 

 峰の辻から牛の背経由で山頂を目指すことにしたものの、視界不良で道を間違える・・・。
 正しい道に戻っているところ。
 

 分岐到着
 稜線に出たら強風でした。。。
 さすが強風がよく吹くという安達太良山
 道標に立派なエビのしっぽが付いていました。
 

 牛の背方面
 ホワイトアウトで先が見えないので、ここで撤退することにしました。
 残念ですが安全第一。
 

 来た道を戻ります
 

 せっかくなので景色を楽しみながら下山
 

 歩いてきた道
 

 峰の辻に着くと、小屋で一緒だった男性がいました。
 直登コースで山頂に行き、下山してきたところだそう。
 直登コースは道が分かりやすく、稜線に出るまで風がほとんど無いので歩きやすいそう。
 こちらなら大丈夫そうということで、再度直登コースで山頂を目指すことにしました。


 そして・・・奇跡が起きたのです!

 歩きはじめて数分後、突如光がさしこんできました
 

 空を見上げると、雲の間から太陽が現れていました。
 数分のうちに雲はどんどん取れていき、空は青空に。
 

 今までのホワイトアウトの世界はなんだったの⁈
 あまりの変わりように言葉がでてきません。
 青空の下、太陽の光を浴びて輝く雪。
 奇跡の光景が広がっていました。
 山の神様、ありあまるクリスマスプレゼント
 ありがとうございました
 

 

 嬉しくなって足取りは軽くなります。
 登山道の状況によっては、スキー場のリフト側に下山も考えていましたが、
 トレースが期待できないことと、稜線の風を考慮して、下山は来た道を戻ることにしました。
 と、いうわけで、風が避けられそうな場所にザックをデポ。
 空身で山頂へ向かいます。
 

 右側のピークが山頂と思っていたら、左側のピークでした
 

 写真を撮る人、撮られる人。
 

 安達太良山頂
 3度目の山頂。また逢えて嬉しい
 

 本当の山頂も登りました。
 山頂にある祠。
 安全登山をお祈りしてしました。
 これからもみんなと安全に楽しく登山できますように。
 

 

 ふわふわの新雪。
 寝転ぶのも気持ちいい~
 本当の空は少しだけ見えました。
 

 名残惜しいけれど、そろそろ下山。
 峰の辻はすぐそこに見えます。
 

 

 以前開山祭の時に道を間違えたのは、あのピークの辺りと思われます…
 勢至平まで無事に下山できてほっとしたっけ。。。
 (あの時はkimさんと隊長のスピードが速くて、私小走りでしたね
 

 峰の辻より山頂を望む
 

 名残惜しい~
 

 下界も見えます。
 
 
 景色を見ながら下山は楽しい
 

 

 くろがね小屋で少し休憩。
 休憩していると、だんだん曇ってきました。
 晴れ間は、私たちが峰の辻から山頂まで往復して小屋に着くまでの間。
 本当に奇跡の時間でした。

 くろがね小屋から駐車場へ。
 雪が積もり、前日よりも歩きやすい道でした。
 土もアイスバーンも気にせず歩けました。
 

 

 雪道楽しい
 

 昨日は土の道でした。
 

 

 

 このあたりも前日は雪の無い道でした。
 1日で様変わり!
 

 スキー場も前日とは様変わり!
 

 下山後は駐車場横の温泉へ。
 こちらは乳白色ではなく透明のお湯でした

 温泉と雪山を満喫した2日間でした。
 奇跡と仲間に感謝
 山の神様、小屋番さん、メンバーのみなさま、ありがとうございました!

 おまけ
 くろがね小屋のメッセージボードにちょこっとイラストを。下手ですみませぬ。。。
 (字はmont-dendenさんなのであしからず
 

 


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