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Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

にほんばしからはじめます。

2017-09-22 | 子どもと学び
おはようございます。桑原です。

郵便、銀行、魚市場、江戸歌舞伎、人力車・・・
日本橋発祥といわれているものたち
日本の道路のはじまりも日本橋です。

そんな、【はじまりのまち】日本橋
新しい一歩を踏み出すことにいたしました。


にほんばし こども哲学のアトリエ
を10月よりはじめます!!

3〜6歳のお子さまを対象とした
「素朴な疑問をみんなで考え深める対話の時間」です。

「目の前の世界」
「共に生きる仲間との時間」
「自分なりに考え表現すること」
を楽しむ場を目指しております。

プレ開催は、10月29日と12月17日になります。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

概 要 
絵の鑑賞、絵本の朗読など年齢に合わせた活動
を通じて哲学対話を行います。
絵を描くことなどによる表現も取り入れます。

持ち物
飲み物、脱ぎ着できる汚れてもよい服装

日 時 
初 回:2017年10月29日(日) 10:00〜11:30
第2回:2017年12月17日(日) 10:00〜11:30
   ※1月以降定期開催を予定しております。

対 象
3〜6歳のお子様 各回8名程度

会 場 
チルドリンカフェ本部 @日本橋室町

費 用 
1,000円/回(教材費含む)

下記フォームよりお申込みください。
※ 定員に達しましたら、
 参加をお断りする場合がございます。
 ご了承くださいませ。
【お申込みフォーム】

 

日本橋から、
子どもたちとの新たな取組みを
はじめて参ります。




未就学児と哲学対話をするということ

2017-09-18 | 子どもと学び
おはようございます。 桑原です。
この1週間で、複数の哲学対話に参加しました。

その中で、
未就学児との対話に強く魅せられた理由
について気づきがあったので、
まとめようと思います。


ちなみに、参加したのは下記です。
●未就学児たちとのこども哲学教室(進行役)
●哲学対話初心者が多い大人のプチ体験会
●最近常連になったゆる〜い哲学酒場


哲学対話ではないけれど
小学生のプログラミング教室での対話も
私の思考にたくさんの刺激を与えてくれました。



未就学児と向き合うようになって
言葉の奥にある
言いたいことの本質

を考えることが増えました。



知識も、経験も浅い未就学児は
目の前の世界を全身で感じて生きています。

信頼できる大人やお友だちと
その感動を共有しているときに
子どもたちは安心して
目をキラキラ輝かせながら楽しみます。

でも、
自分の中にある言葉だけで表現することには
大人以上に難しそうです。

だから、
絵を描くとか、創作活動などを通じた
プロセスを楽しむスタイル
を重視するようになりました。



ファシリテーターとして
子どもたちとのチームワークを感じられたのは、
「哲学対話をする」ことは意識せず
「その瞬間を共に楽しむこと」だけに
集中できたときでした。

この感覚こそが、
商品開発やマーケティングのお仕事の醍醐味
と感じてきたこととの共通点だと思います。

「その瞬間に全力投球」の未就学児との対話は
新商品に関わる全てのチームメンバーとの
プロセスを楽しむこと
に全力投球した商品が
結果として期待を上回るプチヒットをした

という経験に通じると感じたのです。



ゆる〜い哲学酒場で、
そんな感覚を思い出しました。

これは未就学児とだけではない感覚だな…
でも、
日々子どもたちに刺激をもらっているからか
感度が高くなっている気がする…

そう思いました。



未就学児との対話を軸としながら
多様な社会を楽しみたいと思いました。

子どもの力で社会を変える
ワクワクする話です!





プログラミングもシンプルイズベスト

2017-09-15 | 子どもと学び
こんばんは 桑原です。

起業塾仲間のはにコードさんが主催する
コンピュータを使わないプログラミング教室
〜入門編〜

のお手伝いをしてきました。



仲間のデビュー戦、全3回の初回は
とても素敵な時間でした。



対象は小学校高学年の子どもたちです。

プログラミングというと、
いち早くコンピュータを使わせたい‼︎
と思うのが親心かもしれません。

でも、プログラミング思考になることを
とても大切にしていて
あえてコンピュータを使わない
のです。



どんなことが巻き起こるのかしら?
私がワクワクしてこの日を迎えました!



元気な4年生6名との50分間…

二進数の手遊びを取り入れたり

私がコンピュータになって
子どもたちにプログラミングされたり…

それはもう、楽しい時間で
あっという間に終わりました。




シンプルで分かりやすい指示が嬉しいし
小難しいと私はフリーズします。


その度に、
「えっ⁉︎これじゃダメかぁー
じゃあこうしたらどうかな?」

諦めず、次から次へと指示が飛んできたことに
感動しました。



面白かったのは、
プログラミングの知識量による指示の違い
です。

プログラミングの知識が少しある子ほど
テクニックに走って複雑な指示を出してきます。
私の関節はその角度には曲がりません…
ということもしばしばでした。

一方で、初めての子は
ゆっくりでも真剣に
「どうしたら伝わるか」
を考えて、シンプルな表現をしてくれるので
生きるコンピュータである私は
バグらず簡単に指示に従えたのです。



プログラミングも、根底にあるのは
テクニックではなく思いやりなのかも…
そんなことを感じました。



プログラミングされるという立場に立つと
他人にどんな言葉で伝えたらよいか
深く考えさせられます。

次回以降、
子どもたち同士でプログラミングし合う
という時間も予定されています。

子どもたちが
「伝え方」について考えるきっかけになるように
精一杯応援して参ります。




可能性は対話から

2017-09-10 | 子どもと学び
おはようございます。桑原です。
レッジョ・エミリアと語り合う
こどもとまちの未来

というシンポジウムに参加してきました!

北イタリアの小都市レッジョ・エミリア市
で形作られた教育について
レッジョ市立園の中でも著名な
「ディアーナ幼児学校」教師を経て
ドキュメンテーションセンター長になられた
マリーナ・カスタネッティ女史
からお話を伺いました。



子どもは文化や社会を変える力がある



その力を守り育むために
レッジョ・エミリアが大切にしていることは
オープンであり、対話的で、接続的であること
だといいます。

子どもたちは発見や探求をする研究者です。
大人は、そういった子どもたちをよく観察し
常に意味を考えて研究する必要があります。


その活動で大切にされているのが
【ドキュメンタッツィオーネ】
【プロジェクタッツィオーネ】です。

ドキュメンタッツィオーネとは…
子どもたちの様子を道徳的に表現するツール
何が起こったのかを記録するものです。

プロジェクタッツィオーネとは…
何が起こるのかを予想し、
観察したプロセスを深めることです。

プロセスによって具体的に知識が生まれ
ドキュメンタッツィオーネで見える化されます。



大人として意識しなければならないのは
目的にこだわらないことです。
子どもたちが到達すべきと思う方向に導かず
子どもたちがどの方向に私たち大人をを導くのか
を考えて寄り添うのです。



その根底には
子どもも大人も研究者であるべき
という考え方があります。

子どもたちが表現できる場を与えるために
大人の役割は、その可能性を見出すことです。

子どもだけでなく、大人も、街の人も、
対話をすることで
コミュニケーションが始まります。






とても素晴らしいと感じたのは、
「レッジョ・エミリアアプローチによって
子どもたちがどんな大人になるのですか?」

という質問の回答でした。



表現できる環境を提供することが大切なので
子どもたちがどんな大人になるかは考えていない
と断言されたのです。

子どもたちは、
自分に合った表現活動を望んでいます。
とても大切な時期に色々な可能性を提供すること
こそが重視されるべきことなのです。

結果重視になりがちな大人の視点に対する
問題提起だと感じました。



すべての可能性は対話から始まります。



私のやろうとしていることは
こういったアプローチだと改めて感じました。



レッジョ・エミリアアプローチの創始者
ローリス・マラグッツィ氏は
モンテッソーリ教育の
「子どもを観察して科学的にアプローチする」
ということを高く評価していたといいます。

やはり、すべては繋がっています。




こども哲学 新たなステージへの挑戦

2017-09-08 | 子どもと学び
こんにちは 桑原です。

今週末、逗子のこども哲学教室があります。
6月まではインターンとしてでしたが、今月から
運営スタッフとして活動させていただきます。



夏休みがあったので
子どもたちは2ヶ月ぶり…

私は7月の海遊びイベントに行けなかったので
3ヶ月ぶりになります。



下期からは、体験活動を軸に展開する予定で
子どもたちの主体性を最大限尊重する
新たな挑戦の始まりです。

こどもファシリテーター育成も始まります。



今月は、7月の海遊びイベントを振り返り
今後の探求テーマを考える会です。




参加できなかった私は
写真を見ながらみんなに様子を教えてもらおう
と思っています。

そして、気になる写真がこちら…

何なのでしょう?



しいたけの煮物にも見えるし

こんなパン見たことあるような…

硬いの?柔らかいの?


前回の
「りんごかもしれない」
に匹敵する、魅惑の物体の登場です!





海遊びの思い出から、
子どもたちの気持ちや心について問いあったり

魅惑の物体が何なのか
「かもしれない」を広げていってもよいし…

どんな展開になるかは子どもたち次第‼︎
どきどき わくわくです。