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Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

「りんごかもしれない」最強説

2017-10-28 | 子どもと学び
おはようございます。桑原です。

いよいよ明日から
にほんばしこども哲学のアトリエが始まります。

さて、何をしよう…

色々考え、行ったり来たりしながら
6月のこども哲学教室で使った絵本
ヨシタケシンスケ著「りんごかもしれない」
と、もう一度向き合ってみようと決めました。


テーブルの上にあったりんごを見つけた少年が
「これはもしかしたら、
りんごじゃないかもしれない」

と考えることから始まる魅惑の世界です。

もしかしたら、何かの卵なのかもしれない…
心があるのかもしれない…
宇宙から落ちてきた小さな星なのかもしれない…



無限に広がる「かもしれない」の世界は
楽しみ方も無限に広がる気配です。



いかに自由に発想できる環境を整えられるか…



この「りんごかもしれない」は
視点を変えて、何度も使いたい素材です。



どんな世界を子どもたちと作り出せるか
子どもたちとの時間が、今から楽しみです♪





おばけが怖かったのか?〜モンテッソーリからの考察〜

2017-10-25 | 子どもと学び
こんばんは 桑原です。

今日も昨日の続きで
3歳になった姪っ子 りーさんが
今最も気になる存在おばけについての考察です。



よく分からないもののことをおばけ
と表現しているようにも感じますが…

こども哲学で向き合った子どもたち同様
怖さと興味が入り混じった対象のようです。



そんな彼女の3歳のお誕生日に起きた出来事

大好きなキティに会いに
長蛇の列のキティのお城に行きました。

そこに居たのは
ハロウィンおばけキティ👻
数分前に
特別なおばけキティタイム
に変わったのです。
白い布を被ってちょっと悪い目をしていました。


前にいた年長さんくらいのお姉ちゃんは
かわいーと喜んで
りーさんに目線で共感を求めてきました。

が…


前に来た時のように
憧れのプリンセスキティにハグしてもらえる

と思ってはりきって並んでいた彼女は
怖いー嫌だーとギャン泣きし、
大騒ぎで接触を拒絶‼︎


おばけキティを落ち込ませました…



そんなにおばけキティが怖かったのかな…?



でも、彼女とゆっくり話をしていると
どうもただ怖かった訳でもないようなのです。



想定していたキティと違うものが
「ハロウィンだけの特別なキティだよー」
と出てきたことが許せなかったようで…




これは、モンテッソーリ教育でいう
秩序の敏感期
の現れなのではないかと思いました。



秩序の敏感期とは…
子どもが示す外界の環境の秩序に対する要求で
1〜3歳くらいに顕著に現れます。

「ママがいつも座っている椅子に
遊びに来たおばあちゃんが座ると激怒する」
など、大人は見過ごしてしまうような
ちょっとした秩序の変化に敏感になることは
分かりやすい秩序の敏感期です。

モノゴトの秩序とは
環境におけるモノの位置を知っていること、
それらの場所を把握することだといえます。

自分の位置を知り、
実生活で歩み続けていく道を求めて
前進するための最初のレッスンを
秩序の敏感期に課すのだと
モンテッソーリ女史は言いました。



3歳になった彼女は、多くの経験をして
目の前の世界がどんどん広がっています。
彼女たちの実生活が楽しく歩み続けられるように
大人である私たちは何をすべきでしょうか。



子どもたちの力を信じて、想いに心を傾けつつ
自分自身が社会を変える主体だと自覚して
行動を諦めないことが
未来に繋がることを信じて
動きを止めずに進もう!

そんなことを考える出来事でした。




おばけって??

2017-10-23 | 子どもと学び
こんばんは 桑原です。

10月はイベントてんこ盛りで
気づけば3分の2が過ぎていました…

忙しかっただけに
色々な視点で考える月だったので
何回かに分けて残しておこうと思います。



その最初のテーマはおばけ



10月のこども哲学教室では
子どもたちが決めたテーマ
おばけハロウィンで対話をしました。


子どもたちはそれぞれが思うおばけ
に仮装し、薄暗い部屋での対話です。

こちらが薄気味悪い複雑な気持ちになりました…



まずはじめに、自己紹介を兼ねて
どんなおばけになってきたのかを聞きましたが
いつもと違う雰囲気で
ほとんどの子どもが自己紹介をしたがりません。

そこで、話せる子を中心に
おばけって何だろう?
という問いを投げかけてみました。

おばけってね、飛ぶんだよ

(おばけって飛ぶの?)

だって脚とかないから…しっぽしかないよ

(しっぽがあるの?
しっぽがあって飛ぶって言ってる子いるよ。
飛ばないおばけはいるかな?)

おばけは見たことないー

本物のおばけは触ったら分かるんだよ

(えっ?触れるの?)

触って柔らかかったらおばけじゃないよ
おばけってね、硬いんだよ


(おばけって硬いの?
つかめないものかと思ってた…)

おばけって寒がりだから、
寒いから氷みたいに固まるんだよ


(寒がりだとおばけになっちゃうのかな?)

寒がりじゃないもん

僕も寒がりじゃなーい

(じゃあRくんもおばけじゃないんだね
私は寒がりなんだけど、私はおばけ?)

笑笑
おばけはね、ハチに刺されたら死んじゃうんだよ


(!!!おばけって死んじゃうの?
生きていないんだと思っていたよ…)

おばけはね、死んで生きるんだよ!


この日はここで時間切れ…
保護者に寄り添い不安そうにしていた子どもも
少しずつ対話に入り始めたところでした。
死んで生きる
ということについて深めたかったです。

後半はtrick or treatということで
焼きマシュマロパーティをして楽しみました。



おばけは、子どもたちにとって
怖さと興味が入り混じった特別な対象
のように感じました。

その感じ方は人それぞれで
得体の知れない何か
に対する向き合い方に通じるのかな?
なんて考えました。



そういえば、3歳になったばかりの姪っ子も
今おばけに夢中です。

彼女がおばけを怖がる事件が起きたのですが
果たしてそれは本当に怖かったのか?
客観的に考えてみたら
おもしろい気づきがありました。

次回は、そのことについて書こうと思います。









あそびの森

2017-10-03 | 子どもと学び
おはようございます。対話のアトリエ桑原です。
週末、NICE住まいの耐震博覧会in京都の
お手伝いをして参りました。


チルドリンでは、
エースあそびの学校さん、
ナチュラルバックヤードさんと共に
あそびの森を展開しました。

エースあそびの学校さんのコーナー〉
木のサーキットや鉄棒、とび箱で
こどもたちがイキイキ活動する姿を
目の当たりにしました!

ずっと見たかったのですが
やはりライブは格別です‼︎


こどものチカラを気持ちよく引き出してくれる
先生の姿はとても勉強になりました。


楽しすぎたからと
2度も来てくれた女の子のおばあさま

お孫さんが汗だくになってイキイキ活動する姿を
微笑みながら見守っていらした光景が
とても印象的でした。




ナチュラルバックヤードさんのコーナー〉
こちらでは、
木のバッチとキーホルダー作り体験です。

好きな木に機械で名前を掘ってもらい
オリジナルのデコレーションが楽しめて
世界で1つのモノが作れます。

空いた時間に私も作りました!



自然のものに触れること
その出会いを大切に育むこと

未来を担うこどもたちに伝えていきます。






子どもから大人まで楽しめる「手形アート」

2017-09-28 | 子どもと学び
おはようございます。桑原です。
週末、ららぽーと湘南平塚の
親子向けイベントのお手伝いをして参りました!

3つのワークショップを各2回
合計6本を回しました。

今日は、その中の手形アートのお話です。



水溶性の固形マーカー「キットパス」を使って
手足に色を塗り、
水で浮かせて手(足)形をとったら
マスキングテープや色紙を使って、
自由なアート作品に仕上げます。



キットパスを使うと
絵の具のようにあちこち汚れることが少なく
口紅と同じ原料からできているので
小さなお子さまでも安心です。



0〜3歳のお子さんは、保護者が成長の記念に

3歳以上のお子さんだと自由な創作活動として

大人も子どもも楽しめるイベントになりました。




私も、手形をとってみて
もうすぐ3歳になる りおちゃん に見せました!

手形と聞いて、私の手形に手を重ねて一言…

「ちがうねー」

私が手を重ねて見せると
ハッとした顔をして、嬉しそうに
「おなじー」と微笑みました。

そういえば、
最近同じ色や形を重ねることを楽しんでいます。

ペアリングを楽しみ始めていることに
私も嬉しくなりました。





その後…
私の手形を使って、2人で創作活動です。

今、りおちゃんがとても気になっている存在
おばけを作ることにしました。

2人の合作です。




りおちゃん曰く
「いろんなおばけがいるんだよ」
だそうです。




おばけといえば…
来月の逗子こども哲学教室では
「おばけハロウィン」
をテーマに未就学児と向き合います。



手形アートでおばけを表現することから
おばけって何なのか?
について子どもたちと向き合ってみたいな

そんなヒントをもらいました!