以前からやってみたかったことを実行しました。普段、スイッチング方式のACアダプタを使っていますが、これを電池にしたらどれぐらい音が変わるか興味がありました。目的を絞らないと実験の規模が大きくなってしまいますので、一番知りたかった高域のノイズの違いに焦点を絞るつもりで単3電池を用いた小規模な実験を組みました。
近くのジョーシンでこのデザインの電池を発見しました。今でも売っているんだ!? 昔、金田式のプリアンプを作り、毎月電池20個をハンダ付けしていたので、このマンガン電池を買ってしまいますね。早速、試聴しましたが、すぐ電池の容量がなくなることが予想されたので、集中して聴きました。電池の音は別次元でした。ノイズ感は少なく、音も明解、迫力も凄かったです。使用中のACアダプタより低い音域まで聴こえました。内部抵抗や容量の関係で、低域は判断から除外するつもりでしたので驚きました。
しかし、この幸せは一瞬でした。5分もすると音が変わってくるのが分かりました。最初は16本直列で23Vでしたが、約30分の再生で20.2Vまで下がりました。1時間もすると19.6Vにまで下がり明らかに力感がなくなりました。これだと力感についてはACアダプタの方が良いです。5分のための電池代1084円が高いのか安いの分かりませんが、皆さん一度体験されると良いと思います。アンプの電源が12Vであればもっと簡単と思います。今後、アルカリ乾電池、リチウムイオン電池なども試してみたいです。